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大阪府知事選、ポピュリズム復活への胎動? [ニュース]

 大阪府知事選は、橋下徹氏が大差で当選しました。マスコミの影響力がいかに強いか見せつけられた選挙となってしまいました。大阪というと土地柄もあるのでしょうが、大衆は有名人にこんなにも弱いものなのでしょうか。また、ポピュリズム(大衆迎合主義)の復活への胎動が始まったのではないかと嫌な感じにさせられました。

 国民には、あの小泉純一郎氏の「劇場型政治」の体験がインプットされています。ポピュリズムを扇動されれば、あの体験がよみがえってくるようになっているわけです。催眠術でいうところの、暗示にかかりやすくなっているのです。自民党が復活することがあるとすれば、このポピュリズム政治を復活させた場合といえるでしょうか? 麻生さんが、総理になって、あの総裁選のブームを再現させれば、自民党は復活する可能性があるのではないかと思わせられました。

 それにしても、テレビは思考の先回りをしてくれる親切なナレーションや効果音などで大衆の思考能力を減退させ、低俗番組の連発で、ポピュリズムの土壌ををせっせと構築しているように見えます。テレビは、思考能力減退菌をばらまく細菌兵器と認識した方がまちがいないと言いたくなります。 今後、天才的なアジテーターでも現れたらどうなってしまうのだろうと不安にさせれた大阪府知事選でありました。

大阪知事に橋下氏 現職最年少38歳 知名度生かす 野党系候補に大差


大阪府知事に初当選し万歳する橋下徹氏
 
  任期満了に伴う大阪府知事選は二十七日投票、即日開票の結果、無所属新人の弁護士でタレント橋下徹氏(38)が、無所属新人の元大阪大大学院教授熊谷貞俊氏(63)=民主、社民、国民新推薦=に約八十三万票の大差をつけ圧勝、初当選を果たした。投票率は48・95%で過去最低だった前回を8・46ポイント上回った。 

 全国知事会によると戦後三十代で知事に初当選するのは、一九五一年に三十八歳で佐賀県知事となった故鍋島直紹氏以来四人目。現職では四十歳の尾崎正直・高知県知事を抜いて最年少となる。(東京新聞)

 大阪府知事選は太田房江知事が「政治とカネ」をめぐって批判を浴び三選出馬を断念。太田知事を支えていた与野党相乗りの枠組みが崩れた。

 橋下氏は自民党府連が推薦し公明党府本部が支持。三十三年ぶりに国政の与野党が実質的に激突した知事選となった。自民、公明両党は昨年十一月の大阪市長選敗北からの巻き返しに成功、次期衆院選に向け追い風となりそうだ。

 橋下氏は「一から大阪府を立て直す」と決意表明。危機的な府の財政立て直しについて「収入の範囲内で予算を組むのがすべての解決だ。志を持った職員と団結し大阪を変える」と述べた。

 子育て支援策の充実などを柱とした橋下氏は、圧倒的な知名度を生かし幅広い支持を獲得。共同通信社が同日実施した出口調査によると自民、公明両党支持層をほぼ固め、無党派層にも浸透した。民主党支持層へも食い込んだ。

 熊谷氏は小沢一郎代表ら民主党幹部が続々と応援に入り、連合大阪を中心に組織戦を展開したが知名度不足をはね返せなかった。

 弁護士の梅田章二氏(57)=共産推薦=と無所属新人の元中学教諭高橋正明氏(65)、保護司杉浦清一氏(59)は支持が集まらなかった。

大阪府知事選開票結果
橋下徹(はしもととおる) 38 <1>

弁護士・タレント▽早大

当1,832,857橋下徹 無新

  999,082熊谷貞俊 無新

 =民社国

  518,563梅田章二 無新

 =共

   22,154高橋正明 無新

   20,161杉浦清一 無新

 全票終了


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