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イージス艦衝突事件、吉清さん親子の救出を祈る [ニュース]

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」(基準排水量7750トン、全長165メートル)とマグロはえ縄漁船清徳丸(7トン、同12メートル)が、南房総沖約40キロの太平洋上で衝突してしまいました。清徳丸は真っ二つに折れ、乗組員のの吉清(きちせい)治夫(58)さんと長男の哲大(てつひろ23)さんは行方不明となっています。仲間の漁船などが全力で捜索していますが、依然として見つかっていません。

 最新鋭のイージス艦がなぜ漁船と衝突してしまったのでしょうか? 「あたご」は、レーダーで確認していなかったのでしょうか。五人以上が海上を目視していたはずだといわれております。なぜ回避行動が取れなかったのか疑問はつきません。いずれにしましても、絶対におきてはいけない悲劇的な事件が起きてしまいました。吉清さん親子が一刻も早く救出されることを祈りたいと思います。

 吉清治夫さんは、漁師歴30年のベテランです。自分の船が持てなくて、長い間他の人の船に乗って苦労を重ねながら、やっと自分の船を持てたようです。その吉清さんの船が、真っ二つになってしまった姿を見るとなんともやるせない気持ちになります。

 また、長男の哲大さんは、「仲の良い親子で、息子さんは家族思いの優しい子。無事に戻ってきてほしい」と近所の人が語っているように、優しい性格の素直な息子さんであったようです。

 路上生活者支援グループ「赤銀杏(ぎんなん)会」(荒川区)の石崎克雄会長(61)によると、「4年ほど前、グループの活動を知った哲大さんの知人から連絡があり、サバやイワシなどを詰めた30箱をトラックに積んで運んできてくれた。その後も年に2~4回、届けてくれた魚を、フライや煮魚にして路上生活者に配り、喜ばれていた。」のだそうです。哲大さんは思いやりあふれた人であったのではないでしょうか。石崎さんは、、「今どき珍しい、心優しい青年だった。何とか助かってほしい」と祈るように話していたと読売新聞は伝えています。。

 なんともやるせない、悲劇的な事件が起きてしまったものです。もう大変厳しいでしょうが、吉清さん親子が無事に発見されることを祈りたいと思います。


イージス艦と漁船衝突 漁師の父子不明 南房総沖(朝日新聞)

 19日午前4時7分ごろ、千葉県南房総市野島崎の南南西約40キロの太平洋で、海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」(艦長・舩渡(ふなと)健1等海佐、基準排水量7750トン、全長165メートル)が、千葉県勝浦市の新勝浦市漁協所属のマグロはえ縄漁船清徳丸(7トン、同12メートル)と衝突した。清徳丸の船体は二つに折れ、乗り込んでいた同市川津の漁師吉清(きちせい)治夫さん(58)と長男哲大(てつひろ)さん(23)が行方不明になった。第3管区海上保安本部(横浜市)は同日夜、業務上過失往来危険の疑いであたご艦内を家宅捜索した。


漁船清徳丸と衝突した海上自衛隊のイージス護衛艦
「あたご」の艦首部分。海面から上に傷状のものが見
える=千葉県・野島崎沖南南西約40キロで


清徳丸=第3管区海上保安本部提供


イージス護衛艦「あたご」と衝突し、二つに折れた漁船清徳丸
の船首部分=19日午前8時45分、千葉県・野島崎沖南南西
約40キロで


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