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国民の民意を軽んじる福田首相、支持率3割を切る [ニュース]

 フジテレビ「報道2001」の世論調査(21日調査)で、福田内閣の支持率は27・8%(前回比5・2ポイント減)となり、初めて3割を切ったようです。政党支持率も自民党は前回比1・6ポイント減の20・6%。これに対し、民主党は同5・4ポイント増の30・0%で、10ポイント近く差が開きました。福田内閣の支持率は、じりじり下げ続けています。支持率が30パーセントを割るという水準は、内閣の求心力を維持するするには、危険水域に入ったといえると思うのですが、福田首相が記者団に語った話などを聞きいていると、まるで危機意識が感じられません。

 福田首相は、同行記者団に、海上自衛隊のイージス艦の衝突事故について「防衛省の体質にかかわる問題なら、防衛省のあり方を根本的に変えなければいけない」と指摘。そのうえで、「(石破氏を)うっかり代えてしまうと、(改革は)できなくなる。新しい大臣が一から勉強して、どうしましょうかみたいな話で本当にいいのか。そんな無駄なことはすべきでない」と述べて、石破防衛相は辞める必要はないとの考えを明確にしたそうです。福田首相は、防衛省の体質にかかわる問題だといっていますが、本当に中身を理解していっているのか疑問です。 

 今回の衝突は、イージス艦「あたご」の乗組員が、たまたまたるんでいたから起こってしまったのでしょうか? そんなことはないと思います。海上自衛隊の艦船は皆、漁船を蹴散らして走っていたのではないでしょうか。自動操縦でそこのけそこのけお馬が通ると。現状の自衛隊は、国民の命を守るという精神をなくしてしまって、おごりが蔓延していたために起こった事故なのではないでしょうか?

 そうであるならば、防衛省のトップが国民に謝罪して責任をとって辞めることで、防衛省の体質を変える第一歩としなければならないはずです。トップが無責任な態度をとっていて防衛省の体質が変わるはずがないからです。石破氏は、遺族を訪問した時に、「やめないで問題の処理に当たってほしい」といわれたことを辞任しない理由にあげていましたが、こんなことを辞任回避の理由にするとは信じられません。防衛大臣は国の安全に全責任を負うことが責務であるはずですから、そういう大所高所から判断すべきだと思います。これだけでも、防衛大臣に不適格といえるのではないでしょうか?

  福田首相は、まだ大連立に意欲的なようです。大連立の意義については「外国が日本と何かやろうとして、国会が難しいのでなかなか決まらないとなって、日本を信頼してくれるかどうか。これをどうやって突破するか。まさに国益にかかわることだ」と強調しました。

 今の国会が難しくてなかなか決まらないのは何が原因なのでしょうか?  自公政権は、先の参議院議員選挙で国民から不信任されたはずです。国民は、民主党に第一党の座を与えたのです。直近の民意は、民主党を中心とした野党にあるはずです。福田首相は、この現実を受け入れられないのではないでしょうか? 福田首相は、レベルの低い国民の民意に面と向きあうことなど馬鹿らしくてできないのでしょう。国民の民意である民主党の政策を受け入れないで、不信任された自公政権の政策を一生懸命実行しようとしているのでから、国会が難しくてなかなか決まらないのは当たり前の話ということです。

 福田首相は、自分で原因をつくっておいて、その結果を国益にかかわる問題だといって民主党始めとする野党に巧妙に罪をなすりつけているわけです。また、福田首相のいう国益は、国民の民意とは違うものであることは明らかであると思います。福田首相の国益とは、支配層の利益を代弁するものなのでしょう。

 福田首相は、国民の民意と真剣に向き合うつもりなどないのです。だから、出てくる言葉が他人事のようになってしまうのだと思います。国民、国民と何回連呼しようが人の心に響く言葉にならないわけです。福田首相の低姿勢な態度をとって、国民の声を聞くようなふりをしていますが、衆議院選挙で民意を問うことを避けて先延ばししていことでもわかるとおり、腰をかがめて嵐が過ぎ去るのを待っているのだと思います。ですが、日本の現状は、こんな無策のままでよいはずがありません。


内閣支持率初めて3割切る フジテレビ世論調査

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 フジテレビ「報道2001」の世論調査(21日調査)で、福田内閣の支持率は27・8%(前回比5・2ポイント減)となり、昨年9月の内閣発足以来、初めて3割台を下回った。
 イージス艦の衝突事故と、その後の防衛省の対応の不備や、福田康夫首相が改革に消極的だとみられていることが影響しているようだ。
 政党支持率は自民党は前回比1・6ポイント減の20・6%。これに対し、民主党は同5・4ポイント増の30・0%で、10ポイント近く差が開いた。(産経新聞)



福田首相 防衛相は辞任の必要なし、大連立は相手次第(朝日新聞)

 福田首相は24日、同行記者団に対し、海上自衛隊のイージス艦と漁船の衝突事故を受け、野党が辞任を求めている石破防衛相について「防衛省の問題点をよく知っている人が、全責任を負って改革の先頭に立つことが必要だ」と述べ、辞める必要はないとの考えを明確にした。内政の安定が外交上も重要だとの観点から、民主党との大連立にはなお意欲的で、「相手次第」と語った。

 首相はイージス艦の事故について「防衛省の体質にかかわる問題なら、防衛省のあり方を根本的に変えなければいけない」と指摘。そのうえで、「(石破氏を)うっかり代えてしまうと、(改革は)できなくなる。新しい大臣が一から勉強して、どうしましょうかみたいな話で本当にいいのか。そんな無駄なことはすべきでない」と述べた。

 大連立の意義については「外国が日本と何かやろうとして、国会が難しいのでなかなか決まらないとなって、日本を信頼してくれるかどうか。これをどうやって突破するか。まさに国益にかかわることだ」と強調した。

 政府が週明けに国会に提示する予定の日本銀行の新総裁人事については具体的な言及は避けたが、「民主党から提案を受ける筋合いのものではない。あくまでも政府の責任としてやる」と言明。同意人事に衆院の議決の優越や再議決の仕組みがないことを「憲法の不備というか、こういう事態を想定していなかった」と指摘、「どうやれば国会をうまく機能させられるかを考えるのが我々の仕事」と語った。

 一方、予算成立後の4月の内閣改造については「そういうことを考える時期ではない。予算も衆院を通るか通らないかというギリギリの段階で、1カ月以上も先の話をされても困る」と語った。
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