SSブログ

伊吹失言「選挙勝つには目くらましを」 [ニュース]

 更新を2ヶ月ほど休んでしまいました。少し余裕が出来ましたので、書きたい時に書くというスタイルで再開したいと思います。

 最近の新聞、テレビなどのマスメディアの報道を見たり読んだりしていると、素直に受け取れないという気持ちが膨らんできてしまいます。何か巨大な力に影響されているのではないかという疑念がどうしてもぬぐえないのです。マスメディアといっても、所詮商売が前提の民間企業ですから、クライアントである広告主の圧力には抗しきれないのだと思います。

 朝日新聞の社説の論調も今年にはいって変化したように思えます。時の政権と対峙するというより、何か腰のふらついたような時の政権に気兼ねした物言いが増えたのではないでしょうか? 明らかに保守化していると思います。 圧力は経営面にかぎらず、暴力を伴った事例も推定されますので、抗しきれず組織防衛をはかったということなのかもしれません? いずれにしましても、ほとんどのメディアが権力に迎合してしまって、ジャーナリズム精神という言葉は死語になってしまいました。

 それで、ニュース記事には距離を置いて、自分の思うことを自由に書いていくことといたします。ブログのタイトルも「私好みのimagination」に変更することといたしました。

 日本は、戦後民主主義国家といわれてきました。しかし、これからも民主主義の国でいられるのかどうか、私には不安のほうが大きくなってきています。民主主義などもろいものなのではないでしょうか? 政治家が談合すれば、あっという間に独裁国家に変貌してしまうような気がします。

 この頃、封建時代はどのような生活をしていたのだろうかと考えることがあります。封建時代には、年貢という税金で生活していた武士という特権階級が威張っていたのでしょうが、庶民は結構人間味のある生活をしていたのではないかなと想像したりして。

 日本の政治家、官僚、公務員たちは、税金(年貢)で生活しています。それで、彼らは、公僕ということになっています。公僕とは公である国民の僕(しもべ)という意味です。しかし、彼らは僕にしては、ずいぶん偉そうに、でかい顔しているのではないでしょうか。 税金(年貢)で生活している彼らが威張ってしまったら、封建時代の武士と変わらなくなってしまうのではないでしょうか? それに、2世、3世議員を構成して、既に特権階級化しているように思います。税金で生活している政治家や官僚は、国民の僕であるとの精神に即刻立ち返るべきであると思います。(などと言ってみても空しいですね)

 今度の衆議院選挙は、来年の九月までには必ず行われます。自公政権は、現状では過半数も危ないと非常な危機感をもっているものと思われます。自公政治家、霞ヶ関官僚や経団連をはじめとする財界などの権力側は、あらゆる手段、謀略を駆使して権力構造を維持しようとしてくるはずです。マスメディアは、彼らの手先となって働かされることになるでしょう。

 与党の政治家たちは、日本の民主主義などどうでもよいのです。国民の民意を、捻じ曲げてでも自分たちの権力を維持したいというエゴイストに堕してしまっているように見えます。 それを証明するかのような政治家の発言が飛び出しました。どこか「他人事」で「上から目線」の発言が多いことから、福田首相や町村信孝官房長官と並んで「イヤミ3兄弟」と呼ばれる伊吹自民党幹事長は、講演で、消費税について「上げてから選挙をすれば大変なことになる」と述べ、総選挙前に引き上げるべきでないとの考えを強調したそうです。

 総選挙対策についても、「いい意味での目くらましとパフォーマンスを首相にお願いしながら難局を切り抜けていきたい」と述べたというのです。選挙において、国民を目くらませということは、あらゆる謀略を使って国民をごまかして権力を維持せよということであります。それに、目くらましにいい意味も悪い意味もないと思います。伊吹幹事長もずいぶん精神的に追い詰められておられるようで、本音がもろに露出してしまいました。

 この発言に、自民党ベテラン議員は、 「選挙のために消費税上げを封印し、それが終われば消費税を上げるという姑息な手法を取ることを宣言したのも同じことで、何を考えているのか。これから先、政府・与党が打ち出す政策すべてが、選挙目当ての『目くらまし』や『パフォーマンス』と思われてしまう。『国民は簡単にだませる』と見下している伊吹氏の考えが透けてみえる」と憤っているそうですが、語るに落ちたとはこのことでしょう。

 このニュースは、産経新聞以外は報道されなかったようにおもいます。テレビは見ていないのでわかりませんが、何か作為的なものを感じてしまいます。政府与党に不利になるような報道は差し控えてるのではないかと? 


伊吹失言「選挙勝つには目くらましを」国民見下し(ZAKZAK)

t2008071701ibuki.jpg
失言で更迭論が加速しそうな伊吹幹事長

 自民党の伊吹文明幹事長が16日、京都市内で講演し、消費税引き上げは次期総選挙後にすべきとの考えを示したうえで、「選挙に勝とうと思うと一種の『目くらまし』をしなければしょうがない」と述べた。国民をバカにしたこの失言が、内閣や自民党の支持率下落につながることは確実で、福田康夫首相が7月下旬に検討している内閣改造・党役員人事での幹事長交代説もささやかれ始めている。

 どこか「他人事」で「上から目線」の発言が多いことから、福田首相や町村信孝官房長官と並んで「イヤミ3兄弟」と呼ばれる伊吹氏。講演では、消費税について「上げてから選挙をすれば大変なことになる」と述べ、総選挙前に引き上げるべきでないとの考えを強調した。
 その上で「目くらまし」発言が飛び出し、総選挙対策についても「いい意味での目くらましとパフォーマンスを首相にお願いしながら難局を切り抜けていきたい」と述べたのだ。

 この発言に、自民党ベテラン議員はこう憤る。

 「選挙のために消費税上げを封印し、それが終われば消費税を上げるという姑息な手法を取ることを宣言したのも同じことで、何を考えているのか。これから先、政府・与党が打ち出す政策すべてが、選挙目当ての『目くらまし』や『パフォーマンス』と思われてしまう。『国民は簡単にだませる』と見下している伊吹氏の考えが透けてみえる」

 自民党内では福田首相が7月下旬にも内閣改造・党役員人事に踏み切るとの見方が強まっているが、自民党有力筋の1人は「この失言で幹事長交代は濃厚になったのではないか」という。

 実際、伊吹氏については、国会運営をめぐって路線が対立した参院側を中心に交代を求める声が強い。

 ただ、首相が党3役と同格に引き上げた選対委員長の古賀誠氏については、来年9月に衆院議員の任期満了を控えているため、残留説が濃厚だ。このため、伊吹氏ら一部の4役だけを交代させると「更迭」のイメージが強まるだけに、別の党幹部は「4役全員を代えるか、誰も代えないかだ」とも指摘する。

 派閥談合で誕生した福田首相としては、派閥領袖である伊吹氏は交代させづらいうえ、「首相は伊吹氏の能力を買っている」(周辺)とも言われるが、この失言がどう影響するか。
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。