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麻生氏の第23代自民党総裁選出に一言 [ニュース]

 自民党は22日午後、党本部で両院議員総会を開き、党所属国会議員と各都道府県代表による投票の結果、麻生太郎幹事長(68)を第23代総裁に選出した。(東京新聞)

   自民党総裁選投票結果
     麻生太郎幹事長(68)            351票
     与謝野馨経済財政担当相(70)       66
     小池百合子元防衛相(56)          46
     石原伸晃元政調会長(51)          37
     石破茂前防衛相(51)             25

 麻生太郎氏は、新総裁に選出されると、登壇して当選挨拶をされました。だいぶ緊張されている様子でしたが、国民に対してどんなメッセージを発してくれるか期待して見守りました。しかし、メッセージらしいメッセージはありませんでした。

 以下は麻生太郎氏が新総裁として最初に発した言葉です。
 『これからあと我々自由民主党は、国民政党として国民の負託に応えるべく、お互いに手を携えて頑張っていかねばならぬものだと思っております。』

 『今国民が抱えております数多くの問題、生活の問題、将来への不安、また国家国民を守る安全保障の問題などなど堂々と掲げ、実行に移す力が我々以外の政党にどこにあろうかと強く思っております。その政党は民主党ではない、断じてありえないと思っております。自由民主党がその使命を全うする。』

 『我々はこの選挙に勝って立派にこの国の再生を果たし、改革を成し遂げ、さらなる一歩を進めていかねばならぬと決意を新たにいたしております。』

 これらの言葉が、直接国民の心に響いていくのでしょうか? とてもそうは思われません。 ずいぶんと上からの目線であり、過去の反省、これまで政権を担ってきたものの責任が少しも感じられじられないのです。

 麻生新総裁は、「問題を解決する政策を実行できる政党は、自民党以外ない。民主党ではない。断じてありえない」と高飛車に述べています。政権をになえる政党は、自民党だけだと思い込んでしまっているのか、都合の悪いことは見てみない振りをしているとしか考えられません。思うに、麻生氏はじめ自民党の政治家の頭の中は、「自民党=国」になっているのではないでしょうか? このフィルターを架ければ、国民に対する謝罪の言葉が一向に聞かれないことも分かりますし、自分のしたことに対するけじめ、責任をとるといった行動をとらないのも分かります。その時々に、差し迫った政策を実行すればよいと思っているのでしょう。改革、改革と叫んでいればうまくいくと自らに信じ込ませているのかもしれません。

 本日の自民党総裁選挙と新総裁挨拶は、テレビで大々的に放送されることが分かっていたのですから。国民の心にどう訴えて、国民の心象をよくしようか作戦を練って望むのが当然だと思います。麻生太郎を売り込む一つの重要なシャンスであったのではないでしょうか? しかし、傲慢な麻生氏の演説からは、国民に訴えかけるものは何もなかったように思えます。

 どうして自民党の政治家は、傲慢で国民のことを考えられなくなってしまったのだろうと、考えてみると、小泉元首相の影響は言うに及びませんが、公明党との9年間に及ぶ連立政権が影響しているのではないかと思うのです。自公は今や一心同体といわれるまでになっています。

 公明党は、池田大作名誉会長を頂点としていただく創価学会の出先機関であることは、周知の事実であります。公明党は、民主主義など存在しない、真の独裁体制の党なのです。池田名誉会長が右といえば右、左といえば左を向く政党であり、国民の意志が及ぶところではありません。 こういう創価学会に依拠した公明党に、自民党は全面的に頼っており、且つ侵食されているのが現状なのだと思います。

 公明党の独裁体制に汚染されてしまった自民党は、骨の髄までた腐ってしまったのか、国民感情を敏感に感じる感度を失ってしまったようです。麻生新総裁の挨拶を聞いていると、このような自民党の現状を踏襲していこうとしているように感じられました。このような麻生新首相ですと、進む方向が国民感情とずれてしまっていますので、総選挙で民主党に勝つことは難しいのではないかというimaginationを、いや確信を持ってしまったのでした。


   東京新聞記事と麻生新総裁の挨拶全文
   http://kijihozon.blog.so-net.ne.jp/2008-09-22
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のり君

まだ実績を残していない内閣に対して、あれこれ言うのは、如何なものかと思います。
そう思うのなら、選挙に行き、自分の気持ちを一票に込めればいいわけですし、それが国民の義務です。
かつて小泉氏は、「痛みに耐えて欲しい」と言った。
それを国民は大いに支持しました。私もその内の一人です。
政権を担うものに責任があるのなら、それを選ぶ国民にも責任がある。
この未曾有の国難に、麻生内閣はどう対応するか、国民はしっかりと見極めなければなりません。
話はそれからだと思います。
by のり君 (2008-09-25 23:03) 

ofil425

のり君さん、麻生内閣を見守ることにしましょう。
by ofil425 (2008-09-28 17:04) 

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