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次期米大統領に、民主党のオバマ氏、黒人で初 [ニュース]

 アメリカの大統領選挙は、民主党のオバマ候補が共和党のマケイン候補にダブルスコアで圧勝しました。確かに、アメリカにCNANGE(変革)の風が吹いたようです。アメリカの国民は、変化を渇望し、今まででしたら考えられないことですが、黒人の大統領に救いを求めたのです。

 オバマ次期大統領の前途は、容易ならざるものであることは間違いないでしょう。2009年は、経済は一段と悪化して、最悪の状態になることが予想されます。株価が異常な乱高下していますが、来年の経済動向に恐れおののいているように感じます。それで、経済対策に追われて、格差是正や、社会保障制度の改革などに回せる資金は限られてくると思われます。 短期で結果を出さなければならない立場のオバマ氏にとっては厳しい環境です。

 しかし、アメリカ国民は、希望を手に入れたのではないでしょうか。大統領選と同時に行われた上院、下院議員選挙においても民主党が勝利し、両院で多数を握りました。オバマ次期大統領は、自分の思い通りの政策を実行できる環境が整ったのです。失敗するかもしれませんが、夢に向かってチャレンジすることができるのです。

 植草さんは、ブログで“CHANGE”がキーワードであると言われていますが、共感いたします。既成の秩序がどんどん崩壊する今の時代においては、今までと同じことをやっていてはうまくいかないのは当然であります。自民党の政治家たちも、改革の必要性は感じていたのでしょう。ですが、 “小泉構造改革”という偽装改革、破壊の改革が実行されてしまったことは、日本国民にとって不幸なことでした。

 何が間違ったのかというと、弱肉強食という誤ったマインドを根底にしていたからではないでしょうか? これは政治に限ったことではなく、企業においても、たとえば、トヨタは、下請け企業に毎年コストダウンを強要し、派遣社員や、外国人従業員を大幅に増やして、人件費のピンハネを繰り返し、2兆円という空前の利益を上げました。これも弱肉強食という誤ったマインドを根底にしていた結果だと思います。このようなことがいつまでも続くはずがありません。

 その他、あらゆるところで、“CHANGE”が渇望されているのではないでしょうか。それには、どうしても上が変わらなければどうにもならない部分があります。政治を“CHANGE”する必要があるのだと思います。自民党に“CHANGE”ができるでしょうか? 既得権益を守ることに汲々として、小泉偽装改革を粉塗し、情勢が悪いと見るや民主党の政策までぱくってしまいました。自民党は、カメレオンなのような存在で、矜持がないのだと思います。

 日本においても政権交代が必要なのです。政権交代がなければ、“CHANGE”も始まらないのだと思います。


米大統領にオバマ氏、黒人で初…民主8年ぶりに政権奪回(読売新聞)

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夫人と娘と共に支持者の声援に応えるオバマ氏
(米イリノイ州シカゴで)=清水健司撮影


 【ワシントン=五十嵐文】米大統領選は4日夜(日本時間5日朝)、全米各地で順次、開票が行われ、民主党のバラク・オバマ上院議員(47)が共和党のジョン・マケイン上院議員(72)を破り大勝した。

 オバマ氏は来年1月20日、第44代大統領に就任、米史上初の黒人大統領が誕生する。大統領就任時43歳だったジョン・F・ケネディ、46歳だったビル・クリントン両氏に続き、戦後では3番目に若い大統領となる。副大統領にはジョゼフ・バイデン上院議員(65)が就任する。

 読売新聞記事全文
 http://kijihozon.blog.so-net.ne.jp/2008-11-05

 植草さんのブログ “CHANGE”を求めた米国民によるオバマ大統領選出
 http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-1bf4.html
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