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麻生首相の誤読問題 [ニュース]

 麻生首相は、社民党の福島瑞穂党首に対する国会答弁で、「村山談話を踏襲する」と書いてある答弁メモを、「ふしゅう」と誤読したわけですが、その後も改めることなく、誤読を繰り返したようです。  

 麻生首相は、自民党総裁選に当選した際の挨拶で、「政権担当能力のある政党は、自民党しかない。民主党では断じてない。」と言い放った、傲岸不遜な人です。ですが、それにしても、誤りを認めないでそのままにしているというのは、白を黒と言っていることであり、誤りが正しくて、正しいことが誤りであるということになってしまいます。

 そういうことも麻生首相には、許されると言いたいのでしょうか? それでは、麻生首相は、社会の規範の上にある存在ということになってしまいます。麻生首相は、「天上天下唯我独尊」的人物ではないかと疑いたくなります。

 ここで思い起こすのが、「自衛隊のいるところが非戦闘地域だ」と言った小泉純一郎元首相であります。小泉元首相は、「公約違反など大したことじゃない」とも言いました。自分本位であるという点で、麻生首相と小泉元首相は、相関関係があるのではないでしょうか?

 どうも麻生首相も、国民の痛みなどわからない、国民の思いとはかけ離れた政治になってしまうような気がいたします。ともかく、誤読問題は、早急に誤りを認めて、社会の決まり事を首相自ら乱すようなことだけはやめてくださるよう要望したいと思います。



「村山談話をフシュウ?」、首相誤読 議事録は「踏襲」(朝日新聞)

 麻生首相が国会で、戦争責任に関する過去の政府談話を「ふしゅう」する、という答弁を重ねている。参院事務局は「受け継ぐ」という意味の「踏襲(とうしゅう)」のことだと判断して議事録に載せているが、誤読続きに「秘書官が首相に指摘するべきだ」との声も出ている。

 首相は7日の参院本会議で田母神(たもがみ)俊雄・前空幕長の懸賞論文問題に絡んで歴史認識を問われ、アジア諸国へのおわびと反省を表明した95年の村山首相談話を「ふしゅう」すると答弁。10月15日の参院予算委員会でも、慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた93年の河野官房長官談話を「ふしゅう」する、と答えた。

 参院事務局によると、首相は外相だった昨年も、河野談話を「ふしゅう」と答弁。外務省に問い合わせて「踏襲」の意味だと確認したことがあるため、10月15日の答弁は議事録に「踏襲」と載せた。7日の答弁も内閣総務官室に確認すると「踏襲」だと即答があり、10日配布の議事録速報版で「踏襲」と直した。(藤田直央)

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