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世の中の混沌にも意味がある? [精神世界]

 私たちは、科学技術の進歩によって、人類の未来はバラ色になると信じていたのではないでしょうか。確かに、明るい未来を信じて勤勉に努めきたように思います。

 しかし、今の世の中は、既成の秩序がガタガタ崩れ、乱れに乱れた状況にあります。暗い事件が頻発し、将来への不安ばかりが増幅されて、暗澹たる気持ちになりがちです。世の中は、進歩どころか、退歩しているのではないかと感じてしまいます。

 でも、進歩とは、階段を上るような一本調子の上昇ばかりではなく、アップダウンを繰り返しながら、少しずつ上昇していく進歩の仕方もあるのではないでしょうか? わたしは、今の世の中はダウンの局面にあるのだと思って、将来への希望を捨てないようにしております。

 「プレアデス+ かく語りき」というだいぶ前に買っておいた本を、最近読んだのですが、希望を持たせる、おもしろい見方がありました。パンケーキができる要領と同じだというのです。いろいろな食材を調理し、混沌とした集合体にも見える加熱前のパンケーキをつくり、オーブンで焼くとできあがるわけですが、熱が触媒の役割を担っているというのです。

 これと同じように、地球上の混沌も、何らかの触媒によって、何か新しいものが生まれてくるのだというのです。混沌は産みの苦しみであり、進化の軌道からはずれているわけではないようです。気休めかもしれませんけれど?


 以下「プレアデス+ かく語りき」からの抜粋です。

 これはケーキを焼くことに例えることができるでしょう。レシピーの材料それ自体が、それぞれ完璧な全体であり、それぞれが、独自の構造意識を持っています。卵、小麦粉、バター、砂糖です。これらの材料をミックスし始めるとき、まるで大混乱を引き起こしているような状況になります。人によっては、「あなたはすべてを台無しにしているじゃありませんか。卵は壊れてしまったし、砂糖はどこに行ったんですか。重要な要素のすべてを台無しにしているじゃありませんか」 そういう人は、熱がもっている触媒の効果のマジックを理解していないのでしょう。

 現在の地球では、個々の構造がすべて崩壊し、融合して、一見すると混沌としか見えないものが創造されつつありますが、触媒のエネルギーが働いているのです。このなかから何か新しいものが生まれてくることになるでしょう。それはちょうどいくつかの材料をミックスした後に、オーブンに入れてケーキを焼くということを知らなければ、ドロドロしたバターを見て、これは一体なんだと思うかもしれません。地球に住む人のほとんどは、混沌の背後にはより高度な秩序があるということに気付かないでしょう。つまり、ある料理が作られているところで、レシピー通りに進行中だということに気付かないでしょう。

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