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自民党の依存体質を問う [時事問題]

 元厚生省次官夫妻の殺害という殺伐とした事件が報道されていますが、麻生政権は、解散から相変わらず逃げまくっています。どうしてこんなに追いつめられてしまったのでしょうか?戦後60年以上自民党は、自民王朝といってもいいほど長期政権を続けてきたわけですが、王朝ぼけといいますか、自民党の皆さんは、依存症という病に冒されてしまったのではないでしょうか? アメリカ依存症、霞ヶ関官庁依存症、財界依存症、創価学会を母体とする公明党依存症など、重度の依存症のように思います。

 毎年やって来る「年次改革要望書」の内容が、数年すると皆実現していると報道されています。国会の答弁は、官僚任せで、メモを読むだけ、いろんな会議を立ち上げて、人材は財界人など権力側で方針案を作り、官僚に法律を作ってもらう、選挙では創価学会票をはなからあてにするといった具合です。

 こうして見てみますと、ほとんどがおんぶにだっこで、人任せであり、自立した姿は認められません。独自のアイデンティティーというものが、いつの間にか消失してしまったような気がします。こうした傾向は、小泉元首相の頃からひどくなったのではないでしょうか。小泉政権は無党派層を取り込んだ劇場型選挙で大勝しましたが、これがモルヒネのような効果を発揮して、自分で自分の立ち位置が分からなくなってしまったように感じます。 

 今、世の中の既成の秩序がガタガタと崩れています。最強軍事国家アメリカも崩壊の危機に瀕しているように見えますが、麻生政権は、従米路線に相変わらず依存しています。官僚機構がおかしくなると、一般職員に責めを負わせ、景気が悪くなるのが分かっているのに、消費税増税の方針を掲げて、大企業を喜ばせようとし、公明党の言うことには逆らえないまでになっています。これでは自民党の依存症はいつになったら直るのでしょうか?

 自民党には、独立自尊といった気概があるようには見えません。これは、何と言われようともできないといった矜持もなくなって、自らの権力維持のためには何でもありの、未練がましさだけが目立っています。 

 自民党は、今まで頼ってきたものがどんどん崩れてしまって、どうしていいか分からなくなってしまったのでしょうか? 長年の依存体質で頭の中が空っぽになってしまったのでしょうか? いまは、落選して無職になることを恐れて、自分の生き残りしか考えられないのかもしれません。

 おごる平家は久しからずといいます。人間は、謙虚で、控え目が大切だということが自民党を反面教師にして、実感させられます。何か、いまの自民党や麻生政権は、批判するに値するのだろうか、という疑問さえ感じるまでになってしまいました。


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