この時期の消費税増税論議は、天に唾をするようなもの [時事問題]
増税の道筋、法案でなく付則で 中期プログラム閣議決定(朝日新聞)
政府は24日、消費増税など税制抜本改革の道筋を示す「中期プログラム」を持ち回り閣議で決定した。プログラムに基づく税制改正の運びについては、消費増税などのスケジュールを定めるプログラム法案ではなく、来年の通常国会に提出する税制改正関連法案の付則に盛り込む方針を明記した。
消費増税時期は、麻生首相がこだわった「(3年後の)2011年度」と明記。一方で公明党に配慮し、「3年以内の景気回復に向けた集中的な取り組みにより経済状況を好転させる」ことを増税の前提条件とし、景気回復に力点を置く姿勢を強調した。
プログラムの立法化については「09年度の税制改正に関する法律の付則において、立法上明らかにする」とした。政府内ではプログラム法案の通常国会提出も検討したが、総選挙を控え、消費増税を前面に掲げることに与党内の抵抗感が強く、税制改正関連法案の「付則」に盛り込むことにした。
閣議に先立ち自民、公明両党は同日朝、幹事長、政調会長らが会談してプログラムを正式に了承。その後、自民党の政調審議会と総務会でも了承された。
(以上引用)
消費税の増税時期を「(三年後の)2011年度」と明記した税制関連法案の付則を含む、(消費税増税などの税制抜本改革の道筋を示す)「中期プログラム」を閣議決定したということなのでしょうが、何かオブラートにくるまれているようで、これがどうゆう意味を持つのかぼんやりした感じになっています。
「プログラム法案」を通常国会に提出して、消費税増税の工程表をつくるのが本来のやり方なのですが、選挙前に消費税の増税を前面に掲げることはできなくて、税制関連法案の付則にプログラム法案の予告を入れたということではないでしょうか?
選挙前 選挙後 2011年度
税制関連法案国会提出 → プログラム法案国会提出 → 消費税の増税実施
(付則2011年度消費税アップを明記)
消費税の2011年度増税に向けて、実質的に一歩踏み出したということなのでしょう。消費税の増税を正面切って言わずに、こそこそと既成事実を積み重ねていこうというやり方は姑息だと思います。総選挙で国民に増税を意識させずに、うまくスルーしようという魂胆が見え見えなのです。
今度の衆議院選挙までに、さまざまな情報戦が仕掛けられるでしょうが、 我々は、惑わされることなく、総選挙が「消費税増税の是非を問う選挙」であるということを肝に銘じなければなりません。
〇消費税を増税する前にやることがある
最初に消費税の増税ありきは、まやかしがあるのだと思います。正しくは、官僚の(天下り)利権などのムダをなくすこと先にありきでなければなりません。特別会計の220兆円には、ムダが多いようです。 民主党は、約1割20兆円削れるといっています。埋蔵金は、隠し金といっても良いのでしょうか? 伏魔殿のようでよくわかりませんが、税金が余ってごまかされているように思います。特別会計は、一般会計に繰り入れて、すべてを明らかにしなければなりません。
このムダを削らないと、『底に穴のあいたタライに、水をいっぱいにしようと一生懸命になっている』 のと同じことになってしまうのです。普通は、タライの穴をふさいでから水を入れます。これは常識です! でも、自民党の政治家たちには、通じないのです。穴をそのままにして、水が足らない、水が足らないと言っているのです。国民は、消費税増税だと言われたら、タライの穴をふさげ、ムダを省けと指摘してやればよいのです。だまされないようにしなければなりません。
さらに、来年は景気がさらに悪化して税収が大幅に減少します。民間企業は既に賃金が下がっているのですから、政治家や公務員は給与を削るのが増税より先にあるべきではないでしょうか? 大阪府は、給与カットを既に実施しているのですから、できないことはないはずなのです。そうでなければ、河村議員の言うように、「税金で暮らすものは、極楽!極楽!」ということになってしまうのではないでしょうか。
〇消費税を上げられるような環境にあるのか?
麻生首相は、今回の世界大不況の処方箋を全治三年と書きましたが、何の根拠があっていっているのでしょうか? 麻生氏の直感か、口からのでまかせではないでしょうか? 景気悪化の底は見えていないのです。来年はさらに加速度的に悪化するでしょう。今回のサブプライム不況は単なる循環型の不景気ではないのだと思います。元に戻らないかもしれません。こんな状況で、消費税増税を言い出す麻生首相のセンスを疑わなければなりません。
植草さんの『知られざる真実』 「天下りを死守して消費税大増税しますけど、何か」と題した投稿には、このタイミングで消費税の増税を言い出すことがいかに的外れなことか詳しく解説されていますので読んでいただきたいと思います。今の時期に消費税の増税を言い出すのは天に唾をするようなものだと言わねばなりません。
植草さんのブログ『知られざる真実』 「天下りを死守して消費税大増税しますけど、何か」
政府は24日、消費増税など税制抜本改革の道筋を示す「中期プログラム」を持ち回り閣議で決定した。プログラムに基づく税制改正の運びについては、消費増税などのスケジュールを定めるプログラム法案ではなく、来年の通常国会に提出する税制改正関連法案の付則に盛り込む方針を明記した。
消費増税時期は、麻生首相がこだわった「(3年後の)2011年度」と明記。一方で公明党に配慮し、「3年以内の景気回復に向けた集中的な取り組みにより経済状況を好転させる」ことを増税の前提条件とし、景気回復に力点を置く姿勢を強調した。
プログラムの立法化については「09年度の税制改正に関する法律の付則において、立法上明らかにする」とした。政府内ではプログラム法案の通常国会提出も検討したが、総選挙を控え、消費増税を前面に掲げることに与党内の抵抗感が強く、税制改正関連法案の「付則」に盛り込むことにした。
閣議に先立ち自民、公明両党は同日朝、幹事長、政調会長らが会談してプログラムを正式に了承。その後、自民党の政調審議会と総務会でも了承された。
(以上引用)
消費税の増税時期を「(三年後の)2011年度」と明記した税制関連法案の付則を含む、(消費税増税などの税制抜本改革の道筋を示す)「中期プログラム」を閣議決定したということなのでしょうが、何かオブラートにくるまれているようで、これがどうゆう意味を持つのかぼんやりした感じになっています。
「プログラム法案」を通常国会に提出して、消費税増税の工程表をつくるのが本来のやり方なのですが、選挙前に消費税の増税を前面に掲げることはできなくて、税制関連法案の付則にプログラム法案の予告を入れたということではないでしょうか?
選挙前 選挙後 2011年度
税制関連法案国会提出 → プログラム法案国会提出 → 消費税の増税実施
(付則2011年度消費税アップを明記)
消費税の2011年度増税に向けて、実質的に一歩踏み出したということなのでしょう。消費税の増税を正面切って言わずに、こそこそと既成事実を積み重ねていこうというやり方は姑息だと思います。総選挙で国民に増税を意識させずに、うまくスルーしようという魂胆が見え見えなのです。
今度の衆議院選挙までに、さまざまな情報戦が仕掛けられるでしょうが、 我々は、惑わされることなく、総選挙が「消費税増税の是非を問う選挙」であるということを肝に銘じなければなりません。
〇消費税を増税する前にやることがある
最初に消費税の増税ありきは、まやかしがあるのだと思います。正しくは、官僚の(天下り)利権などのムダをなくすこと先にありきでなければなりません。特別会計の220兆円には、ムダが多いようです。 民主党は、約1割20兆円削れるといっています。埋蔵金は、隠し金といっても良いのでしょうか? 伏魔殿のようでよくわかりませんが、税金が余ってごまかされているように思います。特別会計は、一般会計に繰り入れて、すべてを明らかにしなければなりません。
このムダを削らないと、『底に穴のあいたタライに、水をいっぱいにしようと一生懸命になっている』 のと同じことになってしまうのです。普通は、タライの穴をふさいでから水を入れます。これは常識です! でも、自民党の政治家たちには、通じないのです。穴をそのままにして、水が足らない、水が足らないと言っているのです。国民は、消費税増税だと言われたら、タライの穴をふさげ、ムダを省けと指摘してやればよいのです。だまされないようにしなければなりません。
さらに、来年は景気がさらに悪化して税収が大幅に減少します。民間企業は既に賃金が下がっているのですから、政治家や公務員は給与を削るのが増税より先にあるべきではないでしょうか? 大阪府は、給与カットを既に実施しているのですから、できないことはないはずなのです。そうでなければ、河村議員の言うように、「税金で暮らすものは、極楽!極楽!」ということになってしまうのではないでしょうか。
〇消費税を上げられるような環境にあるのか?
麻生首相は、今回の世界大不況の処方箋を全治三年と書きましたが、何の根拠があっていっているのでしょうか? 麻生氏の直感か、口からのでまかせではないでしょうか? 景気悪化の底は見えていないのです。来年はさらに加速度的に悪化するでしょう。今回のサブプライム不況は単なる循環型の不景気ではないのだと思います。元に戻らないかもしれません。こんな状況で、消費税増税を言い出す麻生首相のセンスを疑わなければなりません。
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でも消費税はあげないとダメなんですよね
年金医療費の現役世代の負担は並ではありませんから
ご訪問くださりありがとうございます
年末で忙しいと思いますが、体調にはお気をつけくださいませ
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by yamagatn (2008-12-28 17:52)
支配者側は、天下りなどの利権をそのまま、無駄を排除せずに消費税アップを当てにしています。
国民がしょうがないと思わせるように、あらゆる情報は流されているのではないでしょうか?
現状での増税は、法人税減税と輸出戻し税で大企業がいい思いするだけのようにも思います。
心づかいありがとうございます。
天気は快方に向かっているでしょうか?
ご旅行楽しんでください!
by ofil425 (2008-12-28 20:06)