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パレスチナ自治区ガザへの空爆続く [国際ニュース]

 イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの空爆は2日、開始から7日目迎え、これまでの死者は430人に上ったと朝日新聞が伝えています。今回の攻撃は、イスラエル政府が6ヶ月前から周到に準備していたともいわれていますので、長期戦を覚悟しているのかもしれません。一方、ハマスは、全滅するまで戦うという声明を出すといった情勢で、戦闘が収まる気配がありません。

 停戦へ向けての国連を始めとする各国の動きは鈍いのですが、サルコジ大統領は、フランスを訪問したイスラエル外相に、48時間の停戦を提案しましたが拒否されたようです。地上戦の可能性が、徐々に高まっているようです。

 イスラエル外相は、「ハマスと一般住民を区別している、ガザに人的危機はない」と強弁して、攻撃を続けることを表明しました。しかし、小さな子供を含む多数の民間人が多数犠牲になっていることが報じられているのです。さらに、地上戦が始まれば、市民に甚大な被害が及びます。

 戦争は、国家エゴによる殺人を正当化するものといえないでしょうか? 国家の中で思考しては分かりにくいかもしれませんが、地球レベルで考えれば殺人行為であることに、かわりはないことが分かるのではないでしょうか。戦争は愚かな行為なのだと思います。

 これ以上市民の犠牲を増やさないために、早期の停戦が実現することを願いたいと思います。
 

入院中の9歳少女、父「娘は空爆で口がきけなくなった」(朝日新聞)

 【カイロ=田井中雅人】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの大規模空爆に巻き込まれた負傷者らが、隣国エジプトの病院に次々と運び込まれている。被害者は、身体だけでなく、精神的にも深く傷ついている。

 ガザ境界から400キロ余り離れたカイロ市内の国立ナセル医療施設。毛布にくるまっていたゼナ・ナスララさん(9)は焦点の定まらない目つきで宙を見つめていた。「空爆のショックで口がきけなくなってしまった」と付き添いの父エザトさん(31)。

 胃腸に持病があるゼナさんは、ガザの病院に入院していた。12月27日、イスラエル軍は病院そばのモスクを空爆。爆風で、病室の窓ガラスが吹き飛んだ。「病院にいても巻き込まれる。ガザ住民の人間の尊厳は認められないのか」とエザトさん。

 右腕と左足にギプスをつけてぐったり寝込むアンワル・アイドさん(35)は27日午前、ガザ北部にある勤め先の不動産会社の入り口にいた。イスラエル軍の戦闘機が近くに3発の爆弾を投下。アイドさんは爆風で吹き飛ばされた。一緒にいた同僚2人は即死した。イスラム過激派ハマスの治安施設が隣にあったが、自分はハマスとは何の関係もない。「イスラエルは、なぜ罪のない市民を次々と巻き込むのか。こうしている間にも、次々と殺されている」。妻子をガザに残したままで、不安にさいなまれている。

 イスラエルに境界封鎖されて「逃げ場」のないガザ住民への猛爆は続いている。イスラエルと接していない唯一の境界がエジプトと結ぶラファ検問所。アラブ諸国は「検問所の全面開放を求めているが、エジプトのムバラク大統領は「パレスチナ自治政府のアッバス議長がガザ地区を掌握しない限り、全面開放しない」としている。

 産経新聞 「【ガザ侵攻】イスラエル軍、ガザ侵攻でハマス応酬  戦闘激化」の記事
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mwainfo

稔り多き年、本年もどうぞよろしくお願い致します。
by mwainfo (2009-01-04 12:00) 

ofil425

こちらこそ、よろしくお願いします。
稔り多き年にになることを願いたいですね。
by ofil425 (2009-01-04 14:06) 

yamagatn

いつもご訪問くださりありがとうございます
なんとか庄内に到着いたしました
約10時間の運転でヘロヘロにつき
コメントは差し控えさせて頂きます
広告、ランキングがある場合は
協力クリックさせて頂きます
申し訳ありません 眠すぎです
by yamagatn (2009-01-04 14:49) 

ofil425

無事に帰還されて安心しました。
疲れを癒してください。
by ofil425 (2009-01-04 21:17) 

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