いじめられていたのですね岩国市長！

　岩国市の井原勝介市長が２６日、ついに頭を丸刈りにして登庁する事態になりました。岩国市長は、米空母艦載機部隊の移転に反対して、国からの市庁舎建設への補助金約３５億円の交付を見送られていました。さらに、３月以降、移転容認派が多数になってしまった市議会との対立から、補助金を合併特例債に置き換える予算案が計４度否決されるなどしつこいいじめにあっていたのであります。

　「米軍再編の進度に応じて自治体に交付金を配分することなどを盛り込んだ米軍再編特措法」が根拠になって、補助金の交付を見送られたようですが、これは「税金を利用して、米軍再編に反対する自治体に転向を迫る法律」であります。国が税金によるアメとむちで、住民を羊のように従順な存在にしようとする暴力装置としての法律そのものです。自公合体政権は、アメリカの意に添うようにと、こんな悪法も堂々とまかり通る日本にしてしまったのかと暗然たる気持ちにさせれます。

　しかし、井原岩国市長は、「市民を守るために頑張りたい」と述べられています。そのためには不動の心がいるというのです。丸刈りは、この厳しい状況にも負けないで戦っていくという市長の新たな決意表明であったわけです。井原岩国市長、頑張ってください！

 

「市民のために不動の心を」　山口県岩国市長、丸刈りに

　在日米軍再編に伴う岩国基地への空母艦載機移転を巡って混乱が続く山口県岩国市の井原勝介市長が２６日、頭を丸刈りにして登庁し、記者会見で「市民を守るために頑張りたいという思いを示した。何者にも惑わされず、不動の心を持ちたい」と述べた。（朝日新聞）

次期衆院選で小泉チルドレンは使い捨てですか？

　自民党は、前回のめくらまし郵政解散選挙で大量当選した小泉チルドレンを次回は優遇しないようです。小泉前首相が言っていた、「使い捨てあり」が現実になりそうです。さらに、復党組を優遇して前回の恨みを晴らさせるようなことまでするらしい。権力を維持するためなら何でもやる極悪非道の自民党の本性を丸出しにしているような感じがします。

小泉チルドレン：次期衆院選で逆風「我々は使い捨てか」

 
岐阜県財界の懇親会で同席した野田聖子氏（左）
と佐藤ゆかり氏

　衆院解散含みの政局をにらみ自民党が次期衆院選の公認調整を急ぐなか、０５年の前回衆院選で初当選した「小泉チルドレン」の当選１回議員への逆風が強まっている。古賀誠、菅義偉の正副選対委員長コンビが「勝てる候補」を選考基準に掲げ「チルドレンを優遇しない」との方針を打ち出したからだ。（毎日新聞）