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前時津風親方の恩師 「命の重さ伝えたか」 山本君なぜ [小さなニュース]

 警察に逮捕された山本順一前時津風親方のことを、中学時代の恩師丸木一磨さん(75)は、40年以上たった今も心配している。 1人の命を奪ったかつての教え子の教師として、無関係ではいられないのではないか、「彼の最後の学校生活で、私なりに人の命の重さを伝えられなかっただろうか」 と自問自答されました。その無念の思いをペンに託し、朝日新聞に投稿して、11日朝刊の「声」欄に掲載されたのでした。

 丸木先生のよると、山本順一前時津風親方の中学時代は、素直で明るい生徒であったそうです。順調に出世していく姿を我がごとのように喜んでいた先生にとって、今回の事件は、残念でならない事件であったでしょう。
 
 
あの山本君が、「自分と同じ道を歩んだ若い力士を、なぜ……。」との思いでありましょう。先生は、罪を償い、素直で明るい両国中学時代の人間・山本順一を取り戻して欲しいと願っておられます。

 恩師とはありがたいものです。どん底の落ちた山本順一前時津風親方に「相手の心を理解できる人間になれ、そうすれば人を思いやる気持ちも出てくるのだから」と手を差し伸べておられます。山本順一前時津風親方は、一日もはやく更正をはかり、恩義に報いるべきではなでしょうか。

 それは、山本順一被告として、斉藤俊さんがどんなに無念な気持ちで亡くなられたかに想いをいたすことであり、自らの犯した罪の罪深さを一生背負っていくことでもあります。

 亡くなられた斉藤俊さんには、改めてご冥福を祈らせていただきます。


前時津風親方の恩師 「命の重さ伝えたか」 山本君なぜ(朝日新聞)


「君のサッカーはすごかったよ」。生徒一人一人に声をかける
丸木一磨さん=東京都渋谷区広尾の日本文理学院高等部で

 新聞に載った写真には面影があった。色白の肌にやや開いた眉と目。明るく無邪気な中学生だった「山本順一君」がそこにいた。大相撲の前時津風親方らによる弟子の傷害致死容疑事件。17日で逮捕から10日を迎えた。「自分と同じ道を歩んだ若い力士を、なぜ」。前親方の中学時代の担任だった丸木一磨さん(75)=東京都渋谷区=は「自分に出来ることはなかったか」と自問している。

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浅田真央、四大陸選手権で優勝 [スポーツ]

 フィギュアスケート・四大陸選手権最終日の16日女子フリープログラムが行われ、浅田真央が合計193.25点で初優勝を飾りました。この日の浅田選手は、トリプルアクセルも完璧に着氷し、見事な演技でした。
 今回の浅田選手は、力強さが出てきて、演技に余裕があったように感じました。それで、細部にまで神経が行き届いて芸術性を向上させることができているのだと思います。

【フィギュア】真央、世界女王へ弾み!ブッチギリ初Vに笑顔


笑顔を浮かべながら、クルクル。深紅の衣装に包まれた真央
の軸がぶれない鋭い回転(ロイター)

 フィギュアスケート・四大陸選手権最終日(16日、韓国・高陽)さぁ、世界女王へ! 女子フリーを行い、浅田真央(17)=愛知・中京大中京高=がショートプログラム(SP)に続いてフリーも1位となり、合計193.25点で初優勝。初の世界女王を狙う3月の世界選手権(スウェーデン)に向け、弾みをつけた。SP2位から逆転を狙った世界女王の安藤美姫(20)=トヨタ自動車=は4回転ジャンプに挑み失敗し、3位。日本勢は前日、男子の高橋大輔(21)=関大=が初優勝し、03年以来のアベックVとなった。(SANSPO)

浅田真央四大陸選手権フリー演技


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爆笑問題、橋下知事を一刀両断 いじめ問題 [小さなニュース]

 爆笑問題・太田さんという人を、私はよく知らないのですが。NHKの公開収録を行った京都大学で、橋下大阪知事のことを、「NHKとケンカする気がしれない。本当にアイツはバカだと思う。僕だったら(橋下知事を)訴えます」と毒舌を全開したそうです。橋下知事のことを、「アイツはバカ」と一刀両断にして、痛快です。なかなかこうはものごとをはっきりと言えるものではありません。太田さんには脱帽です。

爆笑問題・太田「橋下知事はバカ」 (デイリースポーツ)


400人の学生に囲まれ公開収録を行った爆笑
問題=京都大学

 お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(42)と田中裕二(43)が15日、京都市左京区の京都大学吉田キャンパスで、NHK「爆笑問題のニッポンの教養」(3月25日後10・00放送)の公開収録を行った。

 2人は、大阪府の橋下徹知事(38)と同じ芸能事務所に所属。先ごろ橋下知事とNHKの間で、番組出演をめぐりトラブルがあったことについて、太田は「NHKとケンカする気がしれない。本当にアイツはバカだと思う。僕だったら(橋下知事を)訴えます」と、自慢の毒舌を全開。さらに「NHKさん、あいた穴は僕らが埋めます。僕らは30分前にスタジオに入りますから」と、橋下知事の「30分遅刻」まで皮肉った。この日は「独創力」をテーマに、会場に集まった400人の京大生や教授陣と激論を戦わせた。



 朝日新聞地域情報愛媛版に、いじめを受けた子どもの保護者らでつくる「全国いじめ被害者の会」会長の大沢秀明さん(63)が、県内の中学校で講演し、いじめで自殺した息子を持つ親の心情を切々と訴え、生徒たちも涙したという記事が載っていました。

 いじめを苦に子供が自殺してしまった親御さんの心中はいかばかりか、察するに余りあります。いじめをなくすには、いじめる人がいなくなればよいのですが、残念ながらいじめる人は、後を立たないというのが現実です。どうしても弱い立場の、いじめられる側から自衛策を考えねばなりません。それではどうしたらよいのでしょうか? もう開き直りしかないのではないでしょうか。死ぬ勇気があるのであれば、なんでもできると思います。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれだと思います。


「いじめは止められる」  ◇四男亡くした大沢さん講演  「学校は断固対応を」  上島の2中学校 感動、涙流す生徒も(朝日新聞)

 
「いじめは許されないことだと思う人は、手を挙げて」という大沢秀明さん
の問いにこたえる生徒たち=上島町立岩城中学校で
 
  「いじめはなくならない。 しかし止めることはできる」――。 いじめを受けた子どもの保護者らでつくる「全国いじめ被害者の会」 会長の大沢秀明さん(63) =大分県佐伯市=が13日、上島町内の中学校で講演し、学校がいじめる生徒に断固とした対応を取ることの大切さを訴えた。 中学生だった息子をいじめによる自殺で失った大沢さんの切実な呼びかけに、涙をぬぐいながら耳を傾ける生徒の姿も。 生徒も教師も「いじめは許さない」 と決意を新たにしていた。

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べりリン映画祭、「母べい」拍手鳴りやまず [ニュース]

 ベルリン映画祭で、山田洋次監督、吉永小百合主演の映画「母べい」が上映されました。見終わった観客は、感激して拍手が鳴り止まなかったようです。その拍手は、寄せては返す波のようにいつまでも続いたと伝えています。

 「母べえ」は、日米開戦直前、治安維持法違反で警察に検挙されたドイツ文学者野上を信じ、片寄せあって生きてきた一家の物語です。映画を見た人の感想では、涙なしでは見られない映画のようです。是非一度見てみたい映画です。



小百合感激「母べえ」拍手鳴りやまず

 ベルリン映画祭コンペティション部門に選出された映画「母べえ」が13日夜(日本時間14日午前)に当地で上映され、山田洋次監督(76)吉永小百合(62)が感激を分かち合った。上映後の拍手が鳴りやまず、2人は作品に込めた思いと願いが伝わった手応えを感じた。各国の映画関係者の評価も高く、この日から欧州をはじめ各国との配給交渉も本格化。国内でヒットを記録中の話題作の感動が世界に広がっていく。

 寄せては返す波のようにいつまでも続く拍手は、作品が世界に向かって歩み始めた足音にも聞こえた。1600人の観客で埋め尽くされたベルリン映画祭メーン劇場。上映を見守った吉永は「感覚的には字幕なしでも気持ちが伝わっているという気がしました」と手応えを感じた。

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宙に浮いた年金記録の統合進まず [ニュース]

 舛添要一厚生労働相は14日の衆院予算委員会で、宙に浮いた年金記録5095万件(06年6月時点)のうち、06年6月~今年1月末に基礎年金番号に結びついて統合された記録は385万件で、全体の7.6%ににとどまることを明らかにしたと報道されています。年金問題を継続的にとり組んでいる長妻昭議員(民主)の質問に答えたものです。

 昨年12月11日までに310万件がすでに統合されていましたので、1月末までの約2ヵ月で75万件が基礎年金番号に結びついて統合されたことになります。

 このペースですとで5095万件が完了するのに、10年以上かかかることになります。06年6月からの数字でも、7,8年はかかります。これは基礎年金番号に付け合せするだけの段階の話なわけです。

 『厚労相によると、統合された385万件のうち、約75万件は、昨年12月に「ねんきん特別便」の送付が始まって以降、持ち主が記録の訂正手続きを取った。』と読売新聞は伝えています。これですと、実際に給付に結びつくまでには、さらに7倍の時間がかかるということになってしまうのでしょうか?

 これまでの政府、自民党の年金に対する公約、説明を冷静に振り返ってみますと、いかにその場かぎりのデタラメで、無責任な対応であったかが歴然としてくるのではないでしょうか。参議院選挙の時、安倍前首相は来年に3月までには宙に浮いた年金五千万件はすべて処理します。最後の一人まで、最後の一円までお支払いしますと絶叫していましたが、口からでまかせであったわけです。去年の12月、政府は来年3月までにはできないと白状しましたが、年金特別便の発送と抱き合わせにして処理が進んでいるかのように装いました。特別便を発送した108万件の内、訂正できた人はまだ約9万件なのです。

 政府、自民党は、年金問題の責任を社保庁にかぶせてしまいましたが、社保庁が責任を取れるわけはありません。そんな能力も力もありません。政府、自民党の監督責任はどこにいってしまったのでしょうか? このままでは、年金問題は誰も責任をとらないまま浮遊していってしまうのでしょうか。まさか、それが狙いだということはないでしょうね?

 政府、自民党は、年金問題はやります、解決しますというからおかしな方向へいってしまったのではないでしょうか。できないのなら政権から降りるべきです。最初から抜本的解決をしようという意思もないのに口からでまかせをいう政府自民党の罪は重いと思います。

 年金問題は時間との勝負でもあります。達成時期を明記した工程表をつくるべきではないでしょうか。このままではいたずらに時間を浪費してゆくだけのような気がします。民主党の長妻議員は、年金問題を徹底して追及していってもらいたいと思います。

 

<年金記録>基礎年金番号に統合は7.6%だけ 舛添厚労相 (毎日新聞)
 
 
 衆院予算委で長妻昭民主党政調会長
 代理の質問に答える舛添要一厚労相
 
 宙に浮いた年金記録について、舛添要一厚生労働相は14日の衆院予算委員会で、06年6月~今年1月末に基礎年金番号に結びついて統合された記録は385万件で、全体の7.6%ににとどまることを明らかにした。

 長妻昭議員(民主)の質問に答えた。基礎年金番号に結びつかず、持ち主の分からない記録は06年6月時点で5095万件あった。昨年12月11日までに310万件が統合されていた。

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沖縄、女子中学生暴行事件で思うこと [社会問題]

 沖縄の在日米軍の海兵隊員による女子中学生暴行事件は、沖縄の人たちの強い怒りを買って、抗議行動が広がりを見せています。95年に、米兵による小学生暴行事件があったことは、まだ記憶にあるところです。この時も、強い怒りをもって米軍の整理縮小を求めたわけですが、問題の根本的解決がなされなかったことに強い憤りを感ぜずにはいられません。

 沖縄は、第二次世界大戦の悲劇的な戦争で、多大な犠牲を強いられました。そして、その後ずっと米軍の支配下に置かれ続けてきたのです。状況は、沖縄返還後も変わっていません。今も在日米軍基地の7割以上が沖縄に集中しているといわれています。

 沖縄の米軍は日本を守るためにあるのでしょうか? とてもそのようには思えません。沖縄の在日米軍は、アメリカの世界的軍事戦略に組み込まれているのは明らではないでしょうか。イラク戦争が起きれば、中東までも出かけていきました。

 米兵が暴行事件をたびたび起こすのは、彼らが沖縄を植民地のように見下しているからであります。どうしてそうなるかというと、在日米軍の目指すものが、先ほど述べたように、日本を守ることが目的ではなく、アメリカの純粋な世界軍事戦略を追求することを目指していて、沖縄のことなど眼中にないからであります。日本を守るように訓練されていれば、米兵が暴行事件など起こすはずがありません。これは構造上の問題であり、米軍がいなくならないかぎりこの種の事件を根絶することは難しいということなのかも知れません。

 それにしても思い出すのは、小泉元首相が、ブッシュ大統領が訪日した時に、場所は京都だったと思いますが、「アメリカは、日本を守ってくれるって言うんですから。他にそんな国ありますか?」と記者に米国との蜜月を得意げに語ったことです。忘れられない発言であります。地球上の国で、タダで他の国を守ろうという国などあるはずがありません。国の指導者は、みんな国益を追求するのが当たり前だと思います。小泉氏のこの発言は、国益放棄、アメリカの属国化宣言のように私には聞こえました。

 小泉氏は、首相になってはいけない人であったと思います。小泉純一郎という人は、長期的に緻密に戦略を立てて考えるのではなくて、タダ目先のことを感覚的に安易に判断してしまう人間であったということです。私の想像ですが、首相在任中の小泉氏は、完全に頭がいかれていて、躁(そう)状態だったのではないでしょうか?

 小泉氏が首相在任時に、在日米軍再編の計画が決定されました。自衛隊は、在日米軍に組み込まれて、アメリカの国益のために働かされることになるのでしょう。その計画が着々と進められたいるのが現状なのだと思います。

 話がそれてしまいましたが、沖縄は、琉球王国以来独自の文化を育んできた土地でありました。自然を神と崇めた独自のすばらしい精神文化があったようです。先の大戦、それから続く在日米軍によって、沖縄の自然もズタズタになっていると聞きます。沖縄の人たちは、戦後ずっと、甘んじて犠牲を引き受けてこられたのです。私たちはこのことを忘れてはいけないと思います。

 今回の暴行事件では、沖縄の人々の気持ちを我が思いとして、抗議してゆきたいと思います。現在の世界情勢を見わたせば、アメリカの覇権も揺らいでいます。いつの日か、沖縄の米軍がいなくなる日が来るのではないでしょうか。その日が来ることを、沖縄の人々と共に祈りたいと思います。
 
 沖縄、広がる抗議決議 米兵少女暴行事件(朝日新聞)


米兵による少女暴行事件に抗議するため、キャンプ瑞慶覧
前に集まった人たち
 

沖縄県の仲村守和教育長や県幹部は12日、キャンプ瑞慶
覧(ずけらん)などを訪れ、事件に抗議。再発防止の徹底を
求めた。

 在沖縄米海兵隊員(38)が中学3年の女子生徒(14)に対する強姦(ごうかん)容疑で逮捕された事件で、那覇市議会は12日、被害者らへの謝罪と基地縮小、日米地位協定の抜本的見直しを求める抗議決議を行った。沖縄県議会や事件現場となった沖縄市、北谷(ちゃたん)町も13、14の両日に同様の決議をする方向といい、動きはさらに広がる見通しだ。県内の平和団体も基地の前で抗議集会を開き、「米軍撤退」を訴えた。

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シマフクロウの話、世界最大の観覧車完成 [小さなニュース]

 北海道東部に住む天然記念物のシマフクロウは、推定120~130羽しかいない絶滅危惧(きぐ)種なのです。大きさが70センチメートルを越えるほどで、カラスぐらいな他のフクロウに較べて大型です。シマフクロウは、生息域が東部に中心に限られているため、近親交配が心配されていました。生息域の拡大が緊急の課題なわけです。

 そんななか、1羽のメスが道東から100キロ以上離れた道北の山林に移りすんだのが確認されたので、施設で保護されていたオスを搬送して「婿入り」させた。その後、2羽は寄り添うように餌場を訪れているという。 お見合いは成功したようです。

  シマフクロウの産卵期は3月で、すでに巣箱も設置したという。ヒナが誕生して巣立ち、新たな生息地をつくれば、道東からの自然飛来や保護鳥の放鳥などでペアリングが可能になり、さらに分布域が拡大するというわけです。 シマフクロウのひなの誕生を期待しましょう。

シマフクロウ 野生メスとお見合い成功 北海道


国の天然記念物シマフクロウ

 北海道東部を中心に生息する国の天然記念物シマフクロウの人為的分散に取り組む環境省が、北海道北部でペアリングに成功した。野生のメスがすむ山林に、保護されていたオスを放鳥。繁殖期は春で、産卵、孵化(ふか)した若鳥が周辺に定着すれば生息域の拡大につながるだけに期待は大きい。(朝日新聞)



 165メートルの観覧車が完成しました。これまでのより5センチ抜いて世界最大だという。東京タワーの半分の高さがあるわけで、考えただけで高所恐怖症気味の私なぞは、身の縮む思いがします。

世界最大の観覧車完成 165メートル、シンガポール 


シンガポールに完成した、世界最大の観覧車のゴンドラ


2月11日、シンガポールで、世界最大の観覧車「シンガポー
ル・フライヤー」が始めて稼動した。

 ビルの42階に相当する高さ165メートルの巨大観覧車「シンガポール・フライヤー」がシンガポールに完成、11日夕、試運転が報道陣などに公開された。運営会社によると、中国江西省南昌の観覧車(高さ160メートル)を抜く世界最大の観覧車で、3月1日に一般運行を始める。

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知症の妻へ、夫が写真集「愛・燦々」自費刊行 [小さなニュース]

 『認知症 と診断され10年になる妻の1年間を、会社経営者で写真家の里村良一さん(78)=岐阜県神戸町丈六道(じょう・ろく・どう)=が写真集に収め自費刊行した。』というニュースが朝日新聞の地域情報岐阜版に載っていました。写真集の名は「愛・燦々(さん・さん)」。5千部を刷り、非売品だが、介護中の人たちに役立てばと全国の「家族の会」などに贈っているのだという。

 妻の能子さん(77)とは53年に結婚して以来、二人で苦労を共にしながら、3人の子を育て、家業の薬局を「漬物の素」などを生産販売する社員約100人の会社にまで育てあげたのでした。里村さんは、現在は会長を勤められています。

 98年10月、妻の能子さんは、アルツハイマー性痴呆(ち・ほう)症の診断を受けてしまいます。「中度の下。重度に移行する可能性も」と診断された症状は、しだいに進み、聞くに堪えない暴言を吐いたり、夫を自分の亡父と混同したりするようにまでなってしまいました。

 そんなか06年4月未明に、施設に入所していた能子さんが、重度の認知症の症状を示す「事件(詳しくは下記記事にて)」を起こしてしまうのです。この事件がきっかけになって、写真を撮り始めるのですが、その時の心境を、写真集の前書きのなかで、『彼女の写真を一年間撮り続けよう。写真を撮ることによって、彼女と少しでも多くの意志の疎通ができるかも知れない。また、私自身の生きる力の源泉になるかも知れない』と綴られています。

 それ以来、里村さんは、カメラを手に足しげく妻のもとに通うことになります。写真は、グループホームでの日々の生活、豆まきやクリスマス、介護スタッフとの交わり、自宅に戻った時、などの妻の姿を、いとおしさを込めた目でとらえているのです。感動的な写真集は、80ページに及びます。社団法人「認知症の人と家族の会」代表理事の高見國生さんは、一文を寄せています。「周りの愛と支えがあれば人として豊かに生きることができるのだ、と教えられる」と。

 表題にあるように、里村さんは、一年間、深い愛情を注いで、コミュニケーションをとりながらカメラのシャッターを押し続けたのだと思います。一枚、一枚の写真にいとおしさをこめて。その愛こそが人々を感動させる写真集にしているのでしょう。まさに、写真集の表題の『愛燦燦』であります。

認知症の妻へ 「愛・燦々」 自費刊行

認知症 と診断され10年になる妻の1年間を、会社経営者で写真家の里村良一さん(78)=神戸町丈六道(じょう・ろく・どう)=が写真集に収め自費刊行した。妻にカメラを向けたのは、グループホームで起きた「事件」がきっかけだった。写真集「愛・燦々(さん・さん)」は5千部刷り、非売品だが、介護中の人たちに役立てばと全国の「家族の会」などに贈っている。(朝日新聞)

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井原前市長桜散る 冬柴大臣のウソ答弁 [ニュース]

 岩国市長選は、井原前市長が接戦の末敗れるという残念な結果になりました。補助金を盾にした、相手の頬を札束でひっぱたくような暴力的な方法が最後に効果を発揮したということになります。そういう点では悪しき前例を残すことになってしまいました。でも、岩国の人たちを責めることはできません。自民党は、井原前市長を誹謗中傷し、でたらめを言って市民を恫喝する謀略戦を展開したのです。これで判断が鈍らないわけがありません。このような状況の中で、半数近くの人たちが井原前市長を支持したということに、岩国市民の良識が示されていると見るべみだと思います。これで在日米軍の再編は進んでいくことになるのでしょうが、致し方ありません。

岩国市長選 米軍機容認の福田氏初当選 反対の前職破る

 在日米軍の再編に伴う厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県)への空母艦載機部隊移転の是非が争点となった山口県岩国市の出直し市長選が10日投開票され、移転容認派が擁立した前自民党衆院議員の新顔福田良彦氏(37)が接戦の末、移転に反対する前市長、井原勝介氏(57)を破り、初当選した。これで05年秋以降膠着(こうちゃく)していた移転計画が進むのは確実で、当初の国の予定通り14年までに完了する可能性が高まった。当日有権者数は12万1717人、投票率は76.26%(前回65.09%)。(朝日新聞)

 
当選を決め、支持者と共にバンザイして喜ぶ福田良彦氏=10
日午後11時10分、山口県岩国市で

  天木直人ブログ 岩国市長選挙の結果をどう見るか(1)
http://www.amakiblog.com/archives/2008/02/11/#000707

 ◇  ◇

 創価学会員で公明党の冬柴氏は、国土交通大臣になって舞い上がってしまったのではないでしょうか。国交省の高級官僚とねんごろになって、彼らの言いなりになっているようです。

 冬柴氏は国会で、〈救急病院へ行く生活道路の整備〉と題したパネルを持ち出し、道路整備の必要性を得意げにとくとくと説きました。「(暫定税率廃止で)本当に日常生活は大変困るわけでございます。救急病院に行く道路。奈良県十津川村の例ですが……。心停止で3分、呼吸停止で10分、出血停止で30分が亡くなるかどうかの瀬戸際でございますが、こういう(命を救う)こともできなくなる」と言って、救急車とバスがスレ違えず、立ち往生している狭い道路の写真を提示した。『この日の審議はテレビ中継も入っていて、要するに、冬柴は「道路を整備しないと、国民の命を救えない」とテレビカメラの前でぶったのである。』と日刊ゲンダイは、官僚の浅知恵に踊る冬柴大臣を伝えています。

 『国民はコロッとダマされそうだが、この理屈は子供ダマシだ。そんなに狭い道路で困るなら、すぐに拡幅すればいい。ところが、国交省がやろうとしているのは、こうした道路をバイパスや高速道路にすることだ。だったら、病院を増やせばいい。しかも、この写真は92年に撮影されたもので、今も現状は変わっていないことが分かった。年間6兆円もの予算があるのに16年間も“放って”おいて、今になって、暫定税率がないと救急車が通れないという。とんでもない詭弁だ。』と日刊ゲンダイは論破していますが、誰が考えたって至極当然なわけです。

 なんで冬柴大臣は、小学生でも分かるような詭弁を平気で弄するようになってしまったのでしょうか? 私が想像するに、冬柴氏は高級官僚と権力の甘い蜜をなめあっているうちに、頭まで腐ってしまったような気がします。冬柴大臣、正気に戻ってくださいといいたいです。

目に余る冬柴国交相の“大ウソ答弁” (日刊ゲンダイ)

「1874人の首長全員が道路特定財源は維持すべしと署名した」という国会答弁はウソ。道路財源で購入した公用車の数を低く見積もって公表し、新たにマッサージチェア23台の購入も発覚……。このところ、道路財源を巡り冬柴国交相が平謝りの連続だ。

 だが、「心からお詫びする」などとペコペコする姿にダマされてはダメだ。冬柴は暫定税率維持のためなら、なりふり構わず。国会で国民を欺く説明ばかりしている。

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ブルーとレイン「あかつき」、42年余の歴史に幕  [小さなニュース]

 長崎と京都を結ぶJRの寝台特急「あかつき」が3月15日のダイヤ改定で、42年余の歴史に幕を下ろすことになりました。「あかつき」の名は、関西以西の人々にはなじみなのでしょうね。

 「はやぶさ」(熊本―東京)、「富士」(大分―東京)もJR各社が廃止を検討しているということですから、 ブルートレインがどんどん消えていってしまうことになります。
 
 飛行機に負けて、乗客が減り続けている現状ではいたしかたないでしょうね。時代の流れということなのでしょう。

「あかつき」さようなら 42年余の歴史に幕

  長崎と京都を結ぶJRの寝台特急「あかつき」が3月15日のダイヤ改定に伴い、42年余の歴史に幕を下ろす。長崎―東京間をつないだ寝台特急「さくら」が05年3月の改定で廃止されており、長崎からは「ブルートレイン」がすべて消えることになった。全盛期には「走るホテル」とも呼ばれ、庶民のあこがれでもあった。ラストランの前に、その姿を目に焼きつけようとホームに立った。

asahi.comつづきを読む・・・
http://www.asahi.com/komimi/TKY200802010271.html  


出発を待つ寝台特急あかつき=長崎市のJR長崎駅で


走行中の寝台特急あかつき=宇都宮照信さん撮影、JR九州提供


運行を始めた当初のあかつき=宇都宮照信さん撮影、JR九州提供


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