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市役所の管理職がトイレ掃除 [ニュース]

 兵庫県三木市の市役所では、トイレ掃除の外部委託をやめ、市長をはじめとする管理職が、トイレ掃除をして経費を節減と共に意識改革をめざしているというニュースがありました。

  一般職員でなく、管理職がトイレ掃除するというのですから驚いてしまいます。

  私は、このニュースを読んで、ある雑誌に載っていたインタビュー記事を思い出しました。それは、イエローハットというタイヤ販売の会社を創業した鍵山秀三郎氏が、会社創業時からトイレ掃除をずっと続けていたという話でした。外で頑張っている営業社員が帰ってきたときに、きれいなトイレを使って欲しいという気持ちをこめて続けてきたのだそうです。社長が、社員のためにトイレ掃除をしている姿を想像したら、社員としては頑張らざるをえないでしょうね。トイレ掃除が成功の礎になったというのです。

 三木市も、市長をはじめ管理職がトイレ掃除をしている姿を見れば、一般職員はサボっているわけにはいかないと思います。経費の削減だけでなく、組織の活性化という観点からも効果は大きいわけです。三木市長は、よく管理職の人たちを納得させて、実行できたものだと感心してしまいます。三木市の再建に向けて、全員一丸となって頑張っていく姿が想像できますね。

 管理職のトイレ掃除は、霞ヶ関官庁の人たちにこそ実行して欲しい気がします。霞ヶ関の意識改革にはもってこいではないでしょうか?
 

市役所トイレ、管理職が掃除 提案の市長も 兵庫・三木

 トイレの掃除は市長が率先して担うべし――。兵庫県三木市は4月から、藪本吉秀市長ら85人の管理職が本庁舎にある35カ所のトイレを掃除する。

 市長が「職員の意識改革につなげたい」と発案した。掃除は毎日、勤務時間外の午前と午後の1回ずつ。年間二百数十万円の経費節約との「一石二鳥」をもくろむ。

 一般職員の参加は職員組合との交渉が必要なため管理職に限定した。「汗を流す姿を市民にアピールしたい」という市長。市民や職員に、その思いが届くかどうか。 (朝日新聞)

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