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井上康生「精いっぱい戦った」 現役引退へ [スポーツ]

 柔道の全日本選手権準々決勝で敗れ、北京五輪男子100キロ超級代表を逃した井上康生選手=綜合警備保障=が引退する意向であることが29日、明らかになった。

 全日本選手権準々決勝で高井選手に内股透かしを決められそのまま押さえ込まれて敗れた井上選手は、「得意技を返されたのだから仕方ない。自分を出し切った。本当に悔いはない」と万感の表情を浮かべていたそうです。

 井上選手は2000年のシドニー五輪男子100キロ級で金メダルを獲得。全日本選手権を3連覇、世界選手権も1999年から3連覇するなど、日本柔道界をけん引する存在であった。04年のアテネ五輪で敗れ、100キロ超級に転向したが、けがもあって思うような結果を残すことができませんでした。

 井上康生選手の柔道は、コーチで父の明さんが「康生にとっての『強さ』は試合に勝つことでなく、一本を取ること」と語っているように、一本にこだわるスタイルでした。それは、日本柔道の強さ、美しさを体現するものとして海外から賞賛されたのでした。サンケイスポーツ紙は、『個性的な猛者がひしめく日本柔道史にあって、井上もまた特別な存在としてその名を刻むことになるだろう』と書いています。あの絶対的に強かった美しい内股とともに!

 井上康正選手には、東原亜季夫人というすばらしい伴侶がいることは、1月16日付けの東海大学柔道場での結婚会見で紹介済みであります。その亜季夫人が30日付けの自身のブログで、「こんな夢を見せてくれた井上康生さんに私は感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を明かし、「ここまで愛される選手になるまで1番愛情をもって子供の時からずっと支えてきた亡くなったお母さんのかず子さんと、最後まで一緒に戦ってくださったお父さんの明さんに、そして井上康生選手のファンの皆様に感謝の気持ちでいっぱいなのです」と想いを語っているそうです。

 東原亜季さんという女性は、感謝の気持ちと忘れない、すばらしい女性なのだと思います。

 井上康生さんは、今後柔道の指導者の道を歩むそうですので、内助の功を得て、正統派の強い柔道選手を養成してくれることを期待したいと思います。



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観客の声援に応え、手を振り会場を後にする井
上康生=29日午後、東京・日本武道館

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