SSブログ

選挙で自民党に鉄槌をの声 [時事問題]

 11月2日と噂されていた衆議院の解散時期が、どんどんずれ込んで五里霧中の状態たなってしまいました。麻生首相は、解散時期を先延ばしにして、解散権を盾に主導権を握ったようなかたちになっているからです。選挙を先延ばしすることによって、民主党の候補者たちに資金を使わせて、兵糧攻めにする狙いがあるとも言われています。
 
 解散時期がずれ込んでいる根本の原因は何なのか、原点に返って考えてみる必要があるのではないでしょうか。9月1日に、福田首相が辞意を表明したのは、公明党との関係がうまくいかなくなって、新しい首相での事態の打開を意図したものでありました。自民党は、総裁選劇場で盛り上がって、麻生新首相が誕生すれば、麻生人気で内閣支持率も上がるだろうから、その勢いで衆議院選挙に打ってでようと最後の勝負をしたわけです。

 しかし、総裁選は盛り上がらず、麻生内閣の支持率も、福田首相の就任時より低い40パーセント台という散々な結果になってしまいました。自民党による極秘の選挙調査でも、かんばしくない結果になったようです。自民党の描いた戦略は、破綻してしまいました。

 麻生首相は、衆議院の解散に打って出ることができなくなってしまったのです。麻生首相は、「解散より景気対策だ」と言って、解散の先延ばしを図りだしました。そこに、運よくアメリカ発の世界同時株安が重なりましたので、解散先延ばしの絶好の口実になりました。麻生首相は、これから先も、何かと口実をつけては、解散を先延ばしにしていくことになるのではないでしょうか?

 麻生首相は、新総裁の就任挨拶で、「問題を解決する政策を実行できる政党は、自民党以外ない。民主党ではない。断じてありえない」と述べました。以前、自民党が野党になったときの自民党幹部の言動を思い出してみると、傲慢になったと言わざるを得ません。「問題を解決する政策を実行できる政党は、自民党以外ない」と言う麻生首相の言葉は、小泉偽装構造改革によって、国民のセーフティネットがズタズタにされたことなどスルー、無視していなければ出てこないフレーズです。 この言葉は、麻生首相に、自民党の生き残りしか考えていない、私利私欲に拘泥した、無責任な感覚があるからと言わざるを得ません。

 麻生首相は、これからも、自民党の延命しか考えないでしょうから、我々庶民は政治と距離を置いて、政治に振り回されないほうがよいのではないでしょうか? どうせ、国民のことなど二の次で、政治家たちが生き残るための権力闘争が延々と繰りひろげられる可能性が高いのでしょう。もういちいち付き合ってはいられません。

 いずれにしても、衆議院選挙は、来年の九月までは必ず行われます。肝心なことは、選挙の時に、国民が政権交代を実現できる投票行動をとることができるかであります。それまでの過程は、どうでも良いのです。とにかく、選挙で「自民党に鉄槌を」食らわしてやろうではありませんか!

 「自民党に鉄槌を」という言葉をここで使ったのは、長周新聞の9月29日号に「自民党に鉄槌をの声沸騰」の記事を読んだからでした。山口県のほうでは、小泉偽装構造改革の犯罪性に対する怒りが増し、「選挙で自民党に鉄槌を加えよ」の声が沸騰しているそうです。以下その記事をリンクしますので、時間に余裕のある方は読んでみてください。

   日本ぶっ壊した小泉改革破綻(長周新聞より)の記事全文
   「自民党に鉄槌を」の声沸騰 

nice!(4)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。