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全日本、浅田真央が三連覇と渡辺善美元行革相、造反の深層 [スポーツ]

死力尽くした!真央が3連覇!/フィギュア (サンケイスポーツ)

 全日本選手権最終日(27日、長野・ビッグハット)世界女王の浅田真央(18)=愛知・中京大中京高=が合計182.45点で3連覇を果たした。フリーでは2度挑んだトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)がいずれも回転不足と判定されたが、うまく演技をまとめ、ショートプログラム(SP)2位から逆転した。2位はフリーで1位となった村主章枝(27)=avex。安藤美姫(21)=トヨタ自動車=は練習で村主と激突して右ひざを負傷し、3位に終わった。
(以上引用)

 今年の全日本フィギアは、SP2位の浅田真央さんが逆転で三連覇を達成しました。フリーでは回転不足が目立って、点数が伸びず苦戦しました。しかし、三連覇はやはりすごいことだと思います。

 今年のフリーのプログラムは、タラソワコーチの振り付けで、休むところのないハードな構成になっていますので、体力をかなり消耗したように思います。全日本では疲れが残っていたのかもしれません。

 フィギアスケートの採点は、減点方式になっていて、ある程度の難度のある技を確実にこなしていくほうが有利なようです。トリプルアクセルなどの高難度の技をトライすることは、リスクがあるのです。今回の浅田選手のフリーの演技では、トリプルアクセルが完璧なように見えましたが、ほんの少しの回転不足があっても、大幅な減点対象になってしまうのです。全体的な流れ、芸術性といった点にもっと重点を置いてもよいのではないでしょうか?

 2月には四大陸選手権、3月には世界選手権がありますので、浅田真央さんのさらなる活躍を期待したいと思います。

 サンケイスポーツ 「死力尽くした!真央が3連覇!/フィギュア」の記事全文
 浅田真央 全日本選手権SPの演技
 浅田真央 全日本選手権FRの演技

  ◇  ◇

渡辺善美元行革相、造反の深層(植草さんのブログ紹介)

 東京新聞によると、『衆院は二十四日午後の本会議で、民主党が提出した早期の衆院解散・総選挙を求める決議案を採決した。決議案は与党の反対多数で否決されたが、自民党の渡辺喜美元行政改革担当相が、野党とともに賛成に回った。

 渡辺氏は本会議終了後、国会内で記者会見し、解散決議案に賛成した理由について「今の閉塞(へいそく)状況を打破するには解散・総選挙しかない」と説明した。今後に関しては、党の処分は受けるものの、現時点で自発的に離党したり、野党と連携したりする考えはないことを強調した』と報道しています。

 渡辺善美元行革相は、小泉構造改革推進派に属しており、麻生政権では、パージされている立場です。麻生内閣の支持率低下で、自民党が泥舟化していることが誰の目にもはっきりしてきました。そこで、渡辺氏は、自民党下野を前提にしての行動をとりはじめたということだと思います。

 産経新聞は、『渡辺行革相が7月16日、訪ねてきた米政府元高官に「米住宅抵当金融公社の経営不安を憂慮しています。まず、日本は政府の保有分はもとより、民間に対しても住宅公社関連の債券を売らないように言います」

 うなずく米要人に対し、渡辺氏は続けて、「米政府が必要とすれば日本の外貨準備の一部を公社救済のために米国に提供するべきだと考えている」と語ったと報道しているのです。

 渡辺元行革相は、サブプライム問題が火を吹いているさなかに、アメリカだけでは支えきれないでしょうから、日本の外貨準備金を提供しましょうという、売国的提案をしたのであります。

 これ以来、渡辺氏の言動は信頼できなくなりました。ですから、今回の渡辺氏の行動も、自らの政治的打算に基づいたパホーマンスにしか取れないのです。

 植草さんのブログ『知られざる真実』では、 「渡辺善美氏メディアがヒーロー扱いする深層」と題した投稿で、民主党の解散決議案に賛成した、渡辺氏の行動の深層を、詳しく解説されているので、後半部分を引用させていただきます。

(引用開始)

 「悪徳ペンタゴン(五角形)」(権力側)は総選挙での自民敗北を視野に入れ始めた。自民敗北を前提に次善の目標は、野党単独での衆議院過半数確保阻止である。そのための工作が、「共産党と他の野党との対立促進」と、「偽装CHANGE新党」創設である。

 テレビ朝日は衆議院解散決議案に賛成し、麻生内閣に反旗を翻(ひるがえ)した渡辺喜美元行革相をヒーローに仕立て上げる演出を執拗に繰り返している。渡辺氏が改心、転向して自民党を離脱して民主党に入党するなら、独自の判断で行動すればよい。ただしこの場合、渡辺氏は自身の政治洞察力不足を率直に認め、支持者に謝罪する必要がある。

 しかし、渡辺氏の行動は次期総選挙での自民党敗北予想を踏まえた、政治的打算に基づいた政治行動である可能性が極めて高い。渡辺氏の行動は自民党内「小泉一家」の先兵としての役割を担うものであると考えられる。「小泉一家」の先兵であることは、同時に外国資本の先兵であることを意味する。

 次期総選挙で自民党と民主党がいずれも過半数を獲得しない場合、「偽装CHANGE」新党がキャスティングボートを握る可能性が生まれる。この可能性を念頭に置いていると考えられる。民主党を中心とする野党が過半数を確保する場合も、野党勢力と連立して政権の一端に食い込むことも計算されている。

 「小泉一家」の特徴は、「機を見るに敏」、「変節」、「米国資本の代理人」であり、渡辺喜美氏の行動は、「小泉一家」=「偽装CHANGE勢力」の利害と打算を背景にしたものと考えられる。

 テレビ朝日、テレビ東京を中心に、「偽装CHANGE勢力」を「反麻生」=「改革派」として賞賛する報道姿勢を強めている。狙いは次期総選挙で地すべり現象が予想される「反麻生票」を民主党を中心とする野党にではなく、「偽装CHANGE新党」に振り向けさせることにある。

 もうひとつの工作は、共産党と民主党との対立を促進することである。共産党は反麻生票が民主党に集中する傾向に焦燥感を強めている。野党共闘よりも民主党との違いを際立たせようとする共産党の行動は、次期総選挙での党勢拡大を目指す目的から導かれていると思われる。

 最近のテレビ番組が共産党の党勢拡大を大きく取り上げている背景に、「悪徳ペンタゴン」の計算が働いていると見られる。「共産党」をアピールして、反麻生票が民主党を中心とする共産党以外の野党に集中して流れることを阻止しようとしているのだと考えられる。

 国民は「悪徳ペンタゴン」の意図を正確に読み取らなければならない。「悪徳ペンタゴン」は次期総選挙での野党による単独過半数確保を深刻に恐れているのである。「偽装CHANGE勢力」こそ、いまの日本の「格差問題」、「労働者の生存権危機」、「日本の植民地化」をもたらした元凶なのである。麻生政権は「小泉一家」=「偽装CHANGE勢力」の負の遺産を引き継いだために窮地に追い込まれている。

 「偽装CHANGE勢力」の基本路線は、①市場原理主義、②官僚利権温存、③対米隷属、である。①人間尊重主義、②官僚利権根絶、③自主独立外交を基本路線とする「真正CHANGE勢力」とは、文字通り「水と油」の関係にある。

 共産党がどれだけ党勢を拡大させても、政権交代が実現しなければ日本の現状、構造は変わらない。日本の現状を変革するには「本格的な政権交代」が、まずは何よりも求められる。共産党のアピールが自民党の政治的計算によって利用されることの弊害を熟慮(じゅくりょ)することが求められる。

(引用終わり)

 小泉偽装構造改革を推進した、小泉一派、偽装CNANGE集団は、政界再編や部分的な連立を模索するものと思われます。彼らの動きにに惑わされないようにしなければなりません。政界再編は、彼ら売国勢力が紛れ込むということであり、論外なのです。現在の野党勢力で、政権交代を実現になければ、世直しの第一歩にはならないのだと思います。

   産経新聞 【円ドル人民元】「米住宅公社救済協力へ外貨準備活用案浮上」 の記事全文
   植草一秀の『知られざる真実』 「渡辺喜美氏をメディアがヒーロー扱いする深層」
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