SSブログ

連立話で意図されるもの [時事問題]

 麻生内閣の支持率急落で「麻生首相では総選挙は戦えない」という見方が自民党内に広がっているようです。麻生政権は、発足から2ヶ月で早くも「選挙の顔」から「解散できない首相」へと変わり果て、失速状態に陥ったというのです。

 ここにきて、小沢民主党代表の「超大連立の選挙管理内閣」の話から、大連立の話が蒸し返されているようにも思いますが、大連立などということはあり得ないのではないでしょうか? 忘れてはいけないのは、小沢代表は、福田前首相との大連立話を進めて一度代表を辞任していることです。大連立は、民主党の意志として否定されたのであり、恥を忍んで復帰した小沢氏が、大連立に走ることは(小沢氏)本人が嫌う論理矛盾となってしまうのですから。

 小沢代表が、一部の自民党政治家と組んで、本籍自民党、現住所民主党的行動にでるのではないかとも言われていますが、小沢氏にとってはマイナスになるだけだと思います。現状で、連立に利のあるのは自民党の政治家たちだけと考えられるので、連立報道は、自民もダメ、民主もダメにもっていく悪意が隠されているように思います。

 自民党の政治家たちが、結束できているのは、政権与党のうまみが接着剤になっているからです。自民党下野のシナリオが現実味を帯びてくるにつれて、浮き足立ってくるのは目に見えています。野党の民主党から動くなどということは愚かなことなのだと思います。

 朝日新聞の『「麻生政権では選挙は戦えない」 政権2ヶ月 失速状態』と題する12月2日の記事では、自民党は、、もうすでに至る所に亀裂の「ミシン目」が走っているというのです。下野が現実味を帯びれば帯びるほど、自らの生き残りをかけて、諸勢力が独自路線を強め、民主党との連携を探るかもしれない。「ミシン目」が「破れ目」になる可能性を否定できないと書いています。

 これから総選挙実施の日まで、与党病におかされた政治家たちは、最後の悪あがきをすることになるのでしょうか? 政治家として、人間として真価が問われることになるのだと思います。

 先の朝日新聞の記事のなかで、「ミシン目」の言動として、次の方たちが紹介されていました。

 渡辺善美元行革担当相「自民も分裂、民主も分裂して政界再編をやるのが理想」
 後藤田正純衆議員「今回選挙が延びたので、(政界再編が)選挙前にあってもいいんじゃないか」
 加藤紘一元幹事長「自分はこの国が困難にあるとき、どの方向にもっていくか、交通整理をやれる人間の一人だ」

 自民党の政治家がなぜダメなのかというと、自分のしたことに対する責任感が全くないことです。いま、予算編成で、小泉構造改革をなし崩しにしながら否定せず、別枠でバラ巻きをやるという滅茶苦茶な論理を振り回しているようです。けじめをつけることを知りませんし、恥を知るということがありません。 自民党の政治家たちは、国を破壊した小泉構造改革の総括をしてけじめをつけ、責任をとることが必要なのだと思います。

 なぜ政権交代が必要なのかの原点に、このけじめをつけること、責任感の回復もあるのです。

 連立や選挙前政界再編など論外です。先ず政権交代ありきでなければなりません。政権交代実現に向けてぶれることがあってはなりません。政権交代を、日本再生への第一歩にしなければならないのだと思います。

 朝日新聞 『「麻生首相では総選挙戦えない」 政権2カ月、失速状態』の記事全文

 拙ブログ 自公政権の「目くらまし」に負けないために

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

逃げの麻生首相、支持率急落 [時事問題]


 12月1日発表されたFNN合同世論調査では、九月末調査より17ポイント下がり、27.5%となり、不支持率も6割に迫って58.3%となって、「支持」「不支持」が逆転しました。また、どちらが首相にふさわしいかの調査では、小沢氏(32.5%)が逆転し、麻生首相(31.5%)を1ポイント上回ったそうです。

 支持率の挽回を意識しででしょうか、麻生首相は雇用対策に力を入れはじめたらしいです。第2次補正予算案に雇用対策を盛り込み、民主党の「補正先送り」批判を封ずる狙いもこめられているとか?

 東京新聞によれば、『雇用対策は、給付対象をめぐる迷走で批判が出ている定額給付金に代わる衆院選の目玉政策として公明党内で浮上。2次補正予算案の今国会提出見送りを確認した11月25日の政府・与党の会合で、公明党の北側一雄幹事長が雇用対策の必要性を訴えると、首相は「いいじゃないか」と賛同した。』のだそうです。

 ということで、また公明党の提案に載って、「ええじゃないか!」で麻生政権の重要施策が決まってしまったようです。それも、真に国民のことを考えての政策ではなく、衆院選の目玉政策としての選挙対策のためなのですから、国民をなめているとしか言いようがないです。

 さっそく12月1日には、『麻生首相はパートの大半を正社員に切り替えるなど、独自の雇用制度を導入した東京・渋谷の大手生活雑貨専門店「ロフト」を視察。雇用対策に取り組む姿勢をアピー』して選挙対策パホーマンスを(ポケットに手を突っ込んで)演じました。

 そして、夜には、官邸で開かれた経済団体幹部との懇談で「政府は雇用と家計の防衛に全力を挙げる。産業界も雇用の安定と賃上げにぜひ努力していただきたい」と求めたようですが、これまでの最長の好景気でも、賃金を上げなかった経営者たちが、景気がどんどん悪くなっているときに、賃上げなどするはずがありません。これも、麻生首相の国民向けのジェスチャーにすぎないと言わざるを得ません。

 麻生首相は、「100年に一度の金融災害に見舞われているから政局より政策だと発言して、解散を先送りしましたが、それにしては麻生首相は、のんきにことを構えすぎているように思われます。今年度末までにも、日本経済は急速に悪化していく情勢にあるのではないでしょうか? これは、小池議員が言っていた(中身については語っていませんでしたが)、「文明の転換」が起きている可能性がありますし、すくなくとも価値観の転換(物への執着が薄れ、精神性を求めるとか)は確実に見えてきていて、元に戻るということはあり得ないように思えます。

 このような変革の時に、国民の信託のない政権が、「いいじゃないか!」と選挙目当ての政策しか実行できないとしたら、麻生政権も自民党も沈没してしまうのは間違いないように思われます。さらにこのままの流れが続けば、日本の国まで道ずれになって座礁してしまうのではないかと気を揉むのであります。 ともあれ現状では、麻生自公政権の政治家の人たちは、公より私を優先しないでほしい、目を覚ましてほしいと祈るほかないように思われます。

 東京新聞 「指示、視察、要請でアピール 首相、雇用対策に躍起」の記事全文

nice!(7)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

自民もダメ、民主もダメ論と植草さんのブログ [時事問題]

 いまや、ほとんどの人たちが、自民党は国民のことより、自民党、議員自身の生き残りを最優先して、解散から逃げまくっているのを見抜いているのではないかと思います。

 細田幹事長を始め、自民党の幹部連中は、負戦さはしないことを決めたようです。これから、9月の衆議院議員の任期切れまで、国民の目をくらましたり、あざむいたりすることに必死になるのでしょう。

 思い起こせば安倍元首相は、参議院選挙で、5000万件の宙に浮いた年金は年度末までに処理し、1円までお支払いしますと連呼しましたが、後になって、名寄せだけの努力目標だといったり、選挙の時は話を端折って言ってしまうなどといって、公約を空手形にしております。自民党は、嘘八百を平気で並べることのできる人たちであることを忘れてはなりません。

 これから、伊吹氏がいみじくも言ったように、自民党による国民への目くらまし、偽りの公約が語られるのでしょう? 日本の国民は、お人好しですから、多くの人たちが懐柔されるかもしれません。政権交代は、言われるほど容易ではないと覚悟しなければなりません。

 それにもかかわらず、自民党もダメだが、民主党も政局優先で、ねじれ国会でダメだとか、民主党になっても政策的に変わらないから、政権交代にたいした意味はないのではないかとか、小沢氏の国連中心主義では、すぐに自衛隊を出し戦争を始めるのではないかなど、まだ民主党が政権をとっていない前から、民主党を自民党レベルにおとしめて批判する言説が目立ちますが、早計というものです。

 10月28日の党首討論においても、2次補正を出す出さない、解散の話ばかりでレベルが低いという批判が多くありましたが、討論というのは相手のある話であり、相手のレベルが低ければ、どうしてもレベルが低くなってしまうのは仕方のないことではないでしょうか? これでもって両方とも悪いとするのは、自公政権を利する側に立つ者の論理といわねばなりません。

 たとえば、毎日新聞の風知草に山田孝男専門編集委員が「しーんとさせる力」と題して述べているなかで、党首討論における野次の多さを嘆いて、

 【小沢は「日本改造計画」(93年、講談社)で、学ぶべき政治家の筆頭に大久保を挙げた。この本を書いたころの小沢は革命児のオーラを放ち、周囲をシーンとさせる力があった。今も革命家のおもかげを残すが、陰謀家と見下される面もあり、その分、ヤジが増えた。

 麻生は大久保の孫(吉田茂の夫人・雪子)の孫だが、失策と失言が重なり、周囲はシーンとするどころか、騒然としている。政治家は言葉が大事というが、言葉の裏に威信がなければ何事も動かない。現首相と明日の首相の威信の不足が政界の漂流に表れている。(敬称略)】

 と述べていますが、小沢代表を明日の首相にして、政権交代を規定路線のごとく設定して、麻生首相と小沢代表を同列にして、双方を批判しているといった具合です。

 また、自民党の小池百合子議員は、スポニチの紙面で、「解散よりも、文明転換の議論をすべき」と述べて、党首討論が解散問題に終始したレベルの低さを批判していますが、麻生首相ダメ、小沢代表ダメ論の方にもっていっているのです。

 これらは、低レベルの自己保身の逃げに走っている麻生自公政権と小沢民主党を同列に扱うことによって、自民党もダメだが、民主党もダメ論に持ち込もうとする、巧妙なレトリックが仕掛けられているのです。(国民が、自民もダメだ、民主もダメだとあきらめてしまうことを狙っているのです)

 こうした目くらまし、だましに負けないためには、なぜ政権交代が必要なのか、原点に回帰して考えることが重要なのだと思います。この原点回帰を忘れないためには、植草さんのブログ『知られざる真実』を読み続けることが効果的だと思います。植草さんのブログでは、必要と思われる時点で原点回帰しますし、政権交代を最優先にしてぶれることがないからです。

 11月30日では、「評価できる麻生首相の分かりやすさ」という題して、麻生首相は、(根が正直で腹黒ではないと)率直な発言を皮肉をこめて、評価されていますが、政権交代の意義の原点を意識させてくれるからということだと思います。そして、原点に回帰されて次のように述べられています。

(以下一部引用させていただきます)

 【 国民は政治の主権者だが、総選挙で誤った判断を下してしまうと、最長4年間、悪政に苦しむことになる。2005年9月の劇場型郵政民営化選挙で自民党に多数の議席を与えてしまったために、日本社会は根底から改悪されてしまった。自民党の首相が無責任に政権を何度も放り出しても、低次元の発想しかできない首相が国民の幸福実現を目指さずに首相の地位に居座ることだけに執着しても、国民にはなす術(すべ)がない。

 こうした深刻な経験を踏まえて、次期総選挙では誤りのない選択を示さなければならない。政権を選択する基準は政策であり、基本政策に三つの対立軸がある。以下に示す対立軸を改めて確認する必要がある。

  ①弱肉強食奨励VSセーフティーネット重視
  ②官僚利権死守VS官僚利権根絶
  ③対米隷属外交VS自主独立外交

 このことは以下のように置き換えることができる。
  ①は「大資本の利益VS国民の利益」
  ②は「官僚の利益VS国民の利益」
  ③は「外国(資本)の利益VS国民の利益」 】

 そして、最後のところでは、

 【 麻生首相の政治姿勢の最大の問題は、「国民の利益」を重視していないことだ。「国民の利益」=「公」ではなく、「私」の利益が優先されている。不況が深刻化し、追加景気対策が論議されると、国民は目先の景気対策に惑わされて本質を見失いがちになるが、総選挙で正しい判断を示さないと、また苦しみの4年間を迎えてしまうことになる。

 麻生首相を評価できるのは、麻生首相が国民の利益を重視していないことを、言葉の端々に分かりやすく表している点だ。国民の利益をまったく考えていないのに、国民の利益を優先しているかのような言葉の偽装を巧みに演じる過去の首相の方がたちが悪い。麻生首相が今後も、「公よりも私」の基本姿勢を率直に表出し続けてくれれば、次期総選挙で国民が再び判断を誤ることを防止できる。

 政権交代を実現しなければ日本の世直しは進まない。国民は総選挙まで気を緩めずに対応し続けなければならない。 】(引用終わり)

 と結ばれています。自民もダメ、民主もダメ論に負けないためには、なぜ政権交代が必要なのかの原点を忘れないようにしなければなりません。国民の利益を最優先させる政治、独立自尊外交の政治を実現させるためには、まず政権交代を実現することが必要なのだと思います。日本再生は、政権交代なくしては何も始まらないのです。 

nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:blog

APEC会議での麻生首相の満面の笑みにひと言 [時事問題]

 麻生首相が、金融サミットやアジア太平洋経済協力会議(APEC)など一連の外交日程を通じ、定額給付金などをめぐる内政の迷走を外交で挽回しようと懸命になっているようです。

 しかし、世界的な大不況になりそうだとささやかれ、国内経済が既に疲弊している現況下では、外交は二次的で、国内問題が最優先でなければなりません。外交は、国内問題の延長線上にあるべきものと思います。世界各国においても国内問題で手一杯の状態のはずです。外交で内閣の得点を稼ぐなどという発想は本末転倒なのだと思います。

 それで、民主党は、党首会談で第2次補正予算案が提出されれば協力すると申し出たのですが、麻生首相は、小沢代表の言うことは信用できないと先延ばししようとしています。これは国民の生活より政局を優先する姿勢であり、さきの「政局より緊急の景気対策だ」と解散を先送りした時の言動と、論理的に矛盾しています。言っていることとやっていることが違うのです。

 本来であれば、野党に頭をさげてでも法案を通そうとするのが政府の当然の務めのところ、野党のほうから法案を通しましょう言ってきているのに、信用できないから拒否するというのは、国益よりも党利党略優先以外の何ものでもありません。

 APEC会議の首脳が並んでの記念撮影での、麻生首相のはちきれんばかりの笑顔は、首相になって得意満面という姿を反映しているのではないでしょうか? 麻生首相には、国民の生活の先行きの厳しさなど実感できない、他人事であることを象徴しているように思えてなりません。



首相、「直球外交」も空回り 内政迷走で成果上がらず(朝日新聞)2008年11月25日

 「政局より政策」を理由に衆院の解散・総選挙を先送りした麻生首相が、金融サミットやアジア太平洋経済協力会議(APEC)など一連の外交日程を通じ、率直に主張をぶつける「直球外交」を展開している。しかし、結果は空回り気味。定額給付金などをめぐる内政の迷走を外交で挽回(ばんかい)するのは容易ではない。

 22日、ロシアのメドベージェフ大統領との初会談。首相は開口一番、領土問題を取り上げ、「国境線の問題も含め画定していないことが不安定な要素になっている」と前進を迫った。大統領は「このような率直な会談が好きだ」と応じたが、年内で合意していたプーチン首相の訪日は来年への先送りが決まった。

 22日の中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席との会談では、金融サミットで表明した国際通貨基金(IMF)への1千億ドル拠出に同調を促したものの、主席は「金融危機にともに努力していきたい」。金融サミット時に続き、具体的な参加表明は今回もなかった。電話会談で自ら呼びかけ、APEC前後で調整したオバマ米次期大統領との会談も「外交スタッフが固まっていないと断られた」(政府筋)。

 そもそも内政基盤が固まらない中、外交で具体的な成果を得るのは難しい。海上自衛隊によるインド洋での給油活動についても、延長法案が解散先送りで民主党の協力が得られず、12月以降に成立がずれ込んだ。ブッシュ米大統領との22日の会談では「1年延長する法案を国会で審議中。活動継続に向けて最大限努力したい」。初の日米首脳会談で実績をアピールできなかった。

 12月に入っても、日中韓首脳会談や東アジアサミットなど首脳外交が続く。ただ、与党からは「税制改正や予算編成など内政で難題を抱え、外交に精力を尽くす余裕があるのか」(幹部)と冷たい視線が向けられ始めている。(リマ=餌取稔也)

nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

首相の論理矛盾は許されない [時事問題]

 毎日新聞によると、『麻生太郎首相は、21日夕、訪問先のリマ市内のホテルで同行記者団に、08年度第2次補正予算案について「(民主党の小沢代表の)話は危ない。信用できない。一年ぐらい前も辞めると言って、辞めなかったりしている」と述べ、党首会談の際に2次補正を今国会に提出すれば審議・採決に応じるとした小沢氏の話は信用できないとして、今国会の提出を見送る考えを明らかにした。』と伝えられています。

 麻生首相は、自民党総裁選当選の挨拶で、「選挙に勝って初めて天命を果たしたということになる」と宣言しました。しかし、首相就任後の内閣支持率の低迷、自民党内での選挙情勢の調査で劣勢が伝えられると、解散を躊躇してしまいました。そこへ、アメリカのリーマンブラザーズの経営破たんが起きると、「百年に一度の経済不況である。解散どころではない、緊急経済対策こそい急がれねばならない。政局より政策だ。」といって解散を先送りしました。

 ところが、麻生首相は、第2次補正予算案を臨時国会に提出することをかたくなに拒んでいます。財務省幹部が、臨時国会に提出することは可能と断言しているにかかわらずです。そして、、『「(民主党の小沢代表の)話は危ない。信用できない』ことを予算案提出拒否の理由にしたのです。

 年を越すための資金繰りに苦労している中小企業は多いはずです。景気の先行きを考えたら、一刻も早く第2次補正予算を通そうと努力するのが政府の務めではないでしょうか? これでは政府は国民をないがしろにしているといわねばなりません。

 麻生首相は、政局より政策だといいましたが、小沢代表が信用できないから拒否するというのでは、国民無視であり、政策より政局を優先していることは明らかとなってしまいました。麻生政権は、論理矛盾に陥っているのです。これは、漢字誤読問題と同じように、一国の首相としては許されることではありません。

 麻生首相は、始めから政策より政局を優先させていたのではないでしょうか? いまや、麻生自公政権は、国民を無視して、政権維持だけが政治目標となってしまったと言わざるを得ません。



「首相として情けない」小沢代表、麻生発言に反撃(朝日新聞)2008年11月22日

 民主党の小沢代表は22日、麻生首相が小沢氏の発言を「信用できなくなった」と語ったことについて、「総理大臣として情けない。あまりにもレベルの低い話で、論評しようもない」と反発した。福島県郡山市で記者団に語った。

 17日の党首会談で、小沢氏は第2次補正予算案が今国会に提出されれば「常識的な審議をする」と発言。首相側の出席者の一人は会談後、その際に小沢氏が「首をかけてでもやる、と言った」と説明した。これに対し小沢氏は「議員辞職をすると言ったのか」と会見で問われ、「言ってない」と否定していた。

 これについて首相は21日、「辞めると(私や河村官房長官ら)7人の前で言った。この人の話あまり信用できなくなっちゃった」と批判。小沢氏は22日、「議員辞職するとは言ってない。『結果が違ったら党首としての責任をとる』と言った」と説明した。

 また、「信用できなくなった」発言と2次補正の提出先送りが一部で結びつけられて報じられたことに関連し、小沢氏は「僕の話でもって(2次補正を)出すか出さないか決めるって、そんなレベルのことではないと思う。総理大臣としては程度がひどすぎる発言だ」と語った。

 党首会談に同席した鳩山由紀夫幹事長も22日、大分県中津市で記者団に「小沢代表は『代表の責任においてやる。そこを信じてくれ』と言った。麻生さんはあえて曲解している」と主張。「首相の言葉の方が危ない、と国民は思っている。小沢代表は言葉を慎重に選んで話しており、『信用できない』と切り捨てられたらたまらない」と批判した。

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

自民党の依存体質を問う [時事問題]

 元厚生省次官夫妻の殺害という殺伐とした事件が報道されていますが、麻生政権は、解散から相変わらず逃げまくっています。どうしてこんなに追いつめられてしまったのでしょうか?戦後60年以上自民党は、自民王朝といってもいいほど長期政権を続けてきたわけですが、王朝ぼけといいますか、自民党の皆さんは、依存症という病に冒されてしまったのではないでしょうか? アメリカ依存症、霞ヶ関官庁依存症、財界依存症、創価学会を母体とする公明党依存症など、重度の依存症のように思います。

 毎年やって来る「年次改革要望書」の内容が、数年すると皆実現していると報道されています。国会の答弁は、官僚任せで、メモを読むだけ、いろんな会議を立ち上げて、人材は財界人など権力側で方針案を作り、官僚に法律を作ってもらう、選挙では創価学会票をはなからあてにするといった具合です。

 こうして見てみますと、ほとんどがおんぶにだっこで、人任せであり、自立した姿は認められません。独自のアイデンティティーというものが、いつの間にか消失してしまったような気がします。こうした傾向は、小泉元首相の頃からひどくなったのではないでしょうか。小泉政権は無党派層を取り込んだ劇場型選挙で大勝しましたが、これがモルヒネのような効果を発揮して、自分で自分の立ち位置が分からなくなってしまったように感じます。 

 今、世の中の既成の秩序がガタガタと崩れています。最強軍事国家アメリカも崩壊の危機に瀕しているように見えますが、麻生政権は、従米路線に相変わらず依存しています。官僚機構がおかしくなると、一般職員に責めを負わせ、景気が悪くなるのが分かっているのに、消費税増税の方針を掲げて、大企業を喜ばせようとし、公明党の言うことには逆らえないまでになっています。これでは自民党の依存症はいつになったら直るのでしょうか?

 自民党には、独立自尊といった気概があるようには見えません。これは、何と言われようともできないといった矜持もなくなって、自らの権力維持のためには何でもありの、未練がましさだけが目立っています。 

 自民党は、今まで頼ってきたものがどんどん崩れてしまって、どうしていいか分からなくなってしまったのでしょうか? 長年の依存体質で頭の中が空っぽになってしまったのでしょうか? いまは、落選して無職になることを恐れて、自分の生き残りしか考えられないのかもしれません。

 おごる平家は久しからずといいます。人間は、謙虚で、控え目が大切だということが自民党を反面教師にして、実感させられます。何か、いまの自民党や麻生政権は、批判するに値するのだろうか、という疑問さえ感じるまでになってしまいました。


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

首相の独断専行は危ういです [時事問題]

 いまの世界不況の状況は、わたしのimaginationですけど、ゴム飛行機のゴムが目一杯巻きあげられた後、プロペラを回し始めたゴムにたとえられるのではないでしょうか。ゴムは元の状態に戻るまで収縮が止まりません。同じように、世界経済においても、アメリカ経済を中心に信用(借金)を目一杯膨らましてきたものが、限界に達して、急激な信用収縮が起こっているのです。この収縮は元に戻るまで収まらないのだと思います。

 植草さんのブログでは、『 10月13日付記事に記述したように、金融危機の根源である米国の不動産金融不況が、まだ4合目にしか差しかかっていないのである。景気後退が本格化するのはこれからだ。米国の住宅価格は2006年6月のピークから、本年7月までに21%下落したが、恐らく2010年半ばまでに、さらに20-30%は下落するだろう。 』 と予想されています。まだ4合目なのかもしれないのです。来年はもっと経済状況が悪くなることが予想されるわけですが、悪化のスピードは加速されるかもしれません。

 さらに、11月16日の「成果乏しい20ヵ国金融危機サミット」の投稿では、『 米国政府はすでに1兆ドル(100兆円)の公的資金投入方針を提示しているが、金融市場の安定感はまったく確保されていない。ビッグスリーの経営も危機に直面しており、米国経済の混迷の根は極めて深い。
 日経平均株価の下落が進行すると、日本の金融機関の財務状況が劇的に悪化する。国際機関に10兆円もの資金支援する余裕など存在しないのが現状である 』 と麻生首相の見通しの危うさを指摘されています。

 麻生首相は、小泉元首相と同じように、短慮(というか浅知恵)の独断専行の傾向が顕著であります。これは恐いことではないでしょうか? 首相にしがみつくためには、論理矛盾も何のそのということにでもなれば、日本の国の破滅という悪夢もよぎります。事態は予断をゆるさないのかもしれません。それで、日刊ゲンダイの麻生批判もどんどんヒートアップしているようです。


日刊ゲンダイ11月14日記事
今の自民党は国民の敵だ

 麻生首相が、漢字が読めないと笑いものになっている。本人は「単なる読み違い、もしくは勘違い」と居直っているが、国を預かる首相にとって言葉は政策などを伝えるための非常に重要な手段。歴代総理でこれほど浅学な人物はいなかった。内閣への「不支持率」は高まる一方で、景気対策にもならないバラマキ給付金でもダッチロールを続ける。このアタマでは自民党政権の行く末は極めて難しい。政権にしがみついて自分たちの利権を死守するだけが関の山。解散から逃げまくり、デタラメ政治で国民の税金を浪費しているだけの今の自民党は国民の敵だ。

日刊ゲンダイ11月17日記事
麻生「IMF10兆円融資」のデタラメ

 解散・総選挙から逃げている麻生首相は金融サミットに出かけて大盤振る舞いだ。IMFに対して外為特別会計から10兆円も出すと提案。「各国から評価された」「歴史的だったと後世言われる」と自画自賛したが、この10兆円はもとは国民のカネだ。それも為替の安定のために使うカネで、IMF救済に使うのは筋が違う。それも国会審議もなしに、首相のポケットマネーのように浪費することに法的根拠はあるのか。

仕事がない!出稼ぎの日系ブラジル人深刻 景気悪化直撃(朝日新聞記事)
http://kijihozon.blog.so-net.ne.jp/2008-11-17

   植草一秀の『知られざる真実』 11月16日成果乏しい20ヵ国金融危機サミット
nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

政治を変えるのは、政治家ではなく国民である [時事問題]

 浜田防衛大臣の親父さんのハマコーさんは、以前、テレビ番組、たけしのTVタックルであったと思いますが、詳細は忘れましたが、『アメリカには逆らえないんです』、『アメリカのいうことは聞かなくてはならなんです』とアナウンサーの問いかけに答えていたのを忘れることができません。やくざみたいな風貌で、右翼的人物と目されるハマコーさんでさえ「従米主義者」であったのです。これでは、自民党はだめだなと心底思ったものです。

 麻生首相は、ワシントンで開かれた金融サミットで日本が国際通貨基金(IMF)基盤強化のため10兆円の融資を表明してしまいました。国会の了解を取らずに実行したことは、憲法違反の疑いが濃厚であると植草さんはブログで述べられています。IMFはアメリカの息のかかった組織と言われていますから、ブッシュ大統領から要請があったのではないでしょうか? ブッシュ大統領が、麻生首相を歓待している様子がテレビ画面に映し出されていましたが、従米主義自民党の総裁である麻生太郎氏は逆らえなかったのでしょう。

 戦後間もなく、国鉄総裁であった下山氏が謎の死を遂げた下山事件は、GHQの仕業ともいわれましたが、謎で終わってしまいました。類似の事件が、当時頻発したようです。

 これからはimaginationの世界ですが、日本の現状は、あの頃に戻っているのではないかという疑念がどうしても浮かんできてしまうのです。権力側に都合の悪い事例をスクープした新聞記者なども何人か謎の死を遂げたりしております。アメリカCIAは、暴力団山口組とのつながっている可能性がなしとはいえないでしょうし、なにしろ、在日米軍が、常駐しているのですから。

 自民党の有力政治家なども、隠れたところでアメリカの物理的力に押さえつけられている可能性がなきにしもあらずなのではないでしょうか? もしかすると、GHQの占領時代から今日まで、日本という国の実体は属国のままであったのかもしれません。とにかく、占領軍がそのまま居座り続けているわけですから。そして、自民党政権の本質は、アメリカの傀儡政権であったという色メガネで見てみれば、すべてはすっきり合点がいってしまうということではないでしょうか?  

 なぜこんなことを考えたかといいますと、自民党の政治家たちが余りにも従米的でアメリカの言いなりになって、反国民的であるからです。これには、国民には見えないところで大きな力が働いているのではないかと?

 自民党の政治家だけとはいいませんが、政治家は、国民に日本という国の本当の姿を隠してきたのではないでしょうか? 日本の現状は相当深刻なのだと、覚悟しなければいけないような気がいたします。

 そして、この局面を変えることができる唯一の手段が、選挙における国民の意思表示なのだと思います。誰が自分の利益を代表してくれる政治家なのかを見きわめる目が必要なのです。国民は目覚めなければなりません。

 民主党代表の小沢一郎氏は、大連立を志向したりと、いまいち信用の置けない政治家に見えてしまいますが(アメリカに弱みを握られているということがあるかも知れません)。それでも、ある日の記者会見で、『国民の一票で政治を変えることができるのです』と力説していた場面を鮮明に記憶しております。

 これは、政治家小沢一郎氏の魂の叫びと捉えるべきではないでしょうか? 「政治を変えるのは政治家ではない、政治を変えるのは国民なのだ。国民の一票による意志表示なのだ。それがアメリカに対抗できる唯一の手段である」と言いたかったのではないでしょうか?

 やはり、国民がいかに目覚めるということにかかっているのだと思います。政治を変える責務は、国民が負わねばならないのです。

  
nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

首相に必要な資質は、誠実さ、正義感… [時事問題]

 地球規模の混迷は深まるばかりのように思われます。このような時節には、誰が政治を担ってもうまくいかないのだと思います。でも、例えダメだったとしても、納得できる政治家像というものはあるのではないでしょうか。

 今の時代の政治家に、一番必要とされる資質は何でしょうか? それは誠実さであり、弱者に味方する正義感といったもの、人間的信頼感ではないでしょうか。こういう資質の人であれば、国民もダメだったかしょうがないと納得できるように思うのです。

 麻生首相は、自民党のこれまでの既得権益守るだけの安定志向しかないように見えます。権力を手放すことを恐れて、、解散を先延ばしにしたことにその傾向が現れていると言えるのでしょう。
  

   自民党の権力維持優先の不当式
           自民党を中心とした権力集団の利益 > 国民の利益

 公より、私を優先する自民党の首相である麻生太郎氏には限界があり、国民との間に、人間的信頼感を醸成することは難しいと思われます。麻生首相自身にも、今の時節の政治家の資質に欠けている面があると感じるのですから、なおさらです。

  ◇  ◇

 植草さんのブログ『知られざる真実』では、10月10日「言葉への信用を失う麻生首相と細田幹事長」の投稿で、麻生首相の無責任な言動を批判し、『政治に求められる資質は信用と信頼である』と指摘されています。深く共感いたしましたので、以下一部引用させいただきます。

 『 麻生首相は自分の言葉に責任を持つべきである。小泉元首相が政権公約を守らなかったことについて、「この程度の約束を守れなかったことは大したことではない」と開き直って以来、日本の政治責任者の言葉は重みを完全に失ってしまった。

 麻生首相は臨時国会冒頭での衆議院解散を実行しなかったことで、出鼻から「有言不実行」の行動様式を示してしまった。「全世帯に」給付すると断言した給付金に、所得制限を設けるかどうかで紛糾している。3年後に消費税増税を実施すると明言した直後に、曖昧な言い回しをし始めた。

 このような言動を繰り返せば、何を発言しても信用されなくなるだろう。政治に求められる最大の資質は信用と信頼だ。参議院の予算委員会で民主党の石井一副代表が麻生首相の言行不一致を糺したが当然の追及である。

 細田自民党幹事長が11月の総選挙実施を示唆する発言を繰り返したのは、野党議員が総選挙への準備態勢に急傾斜することをあおるためであったと考えられる。選挙への準備態勢を整えるには経済的負担を伴う。野党議員の資金を枯渇させるための三文芝居が演じられたのだとすると、その姑息さには論評する言葉もなくなる。

 言葉に対する責任感を失い、国民の幸福ではなく、政権維持という私的な利益だけを追求する政治姿勢を国民は冷静に見極めなければならない。麻生首相が説明した追加景気対策からは、国民生活の詳細を見つめ、真に必要とされる政策をきめ細かく実行しようとする政府の姿勢はまったく感じられない。 』

 私も、『政治に求められる最大の資質は信用と信頼』だと本当に思います。麻生首相の「有言不実行」「朝令暮改」は、政治の信頼を損なうものであります。

   植草一秀の『知られざる真実』 10月10日「言葉への信用を失う麻生首相と細田幹事長」
nice!(9)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

田母神航空幕僚長の政府見解逸脱論文を考える [時事問題]

 田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長が、民間会社が主催する懸賞論文に応募して最優秀賞を獲得しましたが、その内容が、「我が国が侵略国家だったというのは濡れ衣」などと主張するものであったものですから、政府見解を大きく逸脱するものであるとして、政府は即刻更迭する事態となってしまいました。

 懸賞論文を主催した民間会社というのは、ホテルチェーンなどを展開するアパグループであります。アパグループといえば、耐震偽装騒で問題になった会社でありますが、アパグールプの会長は、安倍晋三元首相の後援会である安晋会の副会長であったのを思い起こします。この懸賞論文は、第一回目で、課題は「真の近現代史観」となっていました。審査委員長は、皇国史観の渡部昇一氏であったそうです。役者がそろっていて、何か世論誘導の意図があったのではないかと疑ってしまいます。

 田母神論文は日中戦争について「中国政府から『日本の侵略』を執拗(しつよう)に追及されるが、我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」と主張。旧満州、朝鮮半島について日本の植民地支配で「現地の人々は圧政から解放され、生活水準も格段に向上した」としている。
 日本の安全保障政策についても「集団的自衛権も行使できない。武器使用も制約が多く、攻撃的兵器の保有も禁止されている。(東京裁判の)マインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制が完成しない」と、抜本的な転換を求める内容になっているようです。

 小泉政権以降、自公政権は、アメリカのテロとの戦いに協力するとして、憲法を無視して、イラクに自衛隊を派遣しました。さらに、在日米軍の再編によっって、自衛隊は米軍と一体となった軍事訓練なども行われるようになっています。日米安全保障条約は、日本を守ってもらうものから、米軍と自衛隊が一体になって共通の敵と戦うものへと変質していっているように思います。自衛隊の制服組は、日本の防衛ではなく、アメリカの戦争にも参加させられることが現実の問題として認識せざるを得なくなっているのではないでしょうか。

 小泉純一郎元首相は、国民にいっさい説明することなく、日米安保体制を、自衛隊が米軍の一翼を担うことになる憲法違反の体制に変質させてしまったのです。こうした国家体制の転換につながる決定を、国民の意思を無視して行った小泉純一郎氏は、売国政治家といわねばならないでしょう。憲法9条を改正することを先にやらなければならなかったのではないでしょうか? 後を継いだ、安倍晋三元首相が、憲法改正をめざしましたが、参議院選挙で挫折してしまいました。

 国民は、憲法9条の改正を拒否する方向に意志表示したように感じます。今は、憲法改正が政治課題にも挙がらなくなってしまいました。タカ派の麻生首相ですが、村山談話を踏襲(ふしゅうでありません)するとへたっています。自公政権は、現場の自衛隊にやらせていることと、政府の公の見解が違ってしまっているのです。言っていることとやっていることが違う、ダブルスタンダードになっているということです。

 田母神幕僚長は、日米軍事一体化がこれから進んで行く現状を鑑み、解釈改憲でもいいから、早く体制をつくってほしいという本音を述べたに過ぎないのです。防衛庁内部では、正論と受けとめられているのではないでしょうか?

 田母神発言が、文民統制(シビリアンコントロール)を崩壊させるものだといわれていますが、シビリアンコントロールをおかしくしているのは、小泉純一郎元首相以降の自公政権の方であり、与党政治家に一番の責任があるのだと思います。それだから、田母神幕僚長に対して、これまで強いことが言えなかったのではないでしょうか。

 国民は、憲法9条を改正することは望んでいないように思います。将来的にも、憲法改正は難しいのではないでしょうか。そうであれば、憲法改正を前提とした日米軍事一体化の従米路線は、これ以上進めていいはずがありません。いまさら、与党自民党の政治家たちは、従米路線を転換することなどできないでしょうから、これまでの安全保障政策の誤りを認め、政権放棄して、下野すべきであります。

 自公政権の日米軍事一体化の従米路線は破綻しているのです。日本は、憲法9条を基礎として、アメリカに偏らない等距離外交をめざすべきだと思います。新たな政権は、国民の意思として、米政権に、日米軍事一体化路線の解消を迫らなければなりません。それが実現すれば、自衛隊は、憲法9条のもと、専守防衛の軍隊に生まれ変わることができるでしょう。


航空幕僚長:政府見解逸脱論文、麻生政権にさらなる逆風(毎日新聞)

20081101k0000m010154000p_size5.jpg
田母神俊雄航空幕僚長が発表した論文(右)と、アパグルー
プが作成した冊子に載った受賞コメント(左)=防衛省で200
8年10月31日午後11時、丸山博撮影


 過去の戦争をめぐり政府見解を逸脱する論文を書いた田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長の更迭により、世界的金融危機や景気悪化への対応に追われる麻生政権はさらなる逆風にさらされることになりそうだ。インド洋での給油活動を延長する新テロ対策特別措置法改正案の国会審議に影響するだけでなく、政権の歴史認識を問われる事態にもなりかねない。12月に予定される日中韓首脳会談のホスト役である麻生太郎首相にとって冷や水を浴びせられた形だ。

 毎日新聞記事全文
 http://kijihozon.blog.so-net.ne.jp/2008-11-01
nice!(7)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:blog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。