島原鉄道の観光トロッコ列車最後の運行 [小さなニュース]
さようなら トロッコ列車
島原鉄道(島原市)の観光トロッコ列車=写真=が30日、最後の定期運行を終え、島原駅でさよならセレモニーがあった。運行開始から10年間で31万693人の乗客を運んだ名物列車だが、来年4月の島鉄南線廃止に伴い姿を消す。
97年4月、雲仙・普賢岳の噴火災害で落ち込んだ観光客を呼び戻そうとスタート。毎年3月末から11月まで、平成新山と火砕流・土石流の跡などを望む島原―深江間の約9キロを往復1時間かけて走った。
車内で噴火災害の語り部を務めた島原市の大川三郎さん(76)は「リピーターが多く、東京の人に名前を覚えてもらったのが最大の思い出」と名残惜しげだった。
島鉄は9日にトロッコ列車の特別運行を計画しているが、予約でいっぱいだという。(asahi.com)
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