薬害C型肝炎訴訟で和解案の受け入れを拒否 [社会問題]
薬害C型肝炎:「バカにするな」涙の原告、決意新た
薬害C型肝炎訴訟で大阪高裁が13日示した和解骨子案の受け入れを拒否した全国原告・弁護団は、東京・霞が関の弁護士会館で会見し「国が被害者全員の一律救済を決断するまで闘い続ける」と決意を新たにした。原告らは一様に骨子案の内容に落胆し涙をこらえられなかったが、解決を目指し前を向いた。
九州訴訟原告の福田衣里子さん(27)は会見で「国の責任を認めないでおきながら、口止め料のように原告だけに一部を払うから終わりにしてくれというバカにした骨子案。私たちを見くびらないでほしい。これで幕引きは許せない」と批判した。
薬害C型肝炎訴訟の大阪高裁和解案提示を受けた会見で、
記者の質問を聞く九州訴訟原告の福田衣里子さん(手前)。
奥は全国原告団代表の山口美智子さん=東京・霞が関の
弁護士会館
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