補給支援法が再議決で成立 [ニュース]
補給支援特別措置法案が衆院で3分の2以上の賛成によって再議決成立しました。この手続きは法律的には問題ないのでしょうが、政治的な意味のおける正当性に欠けているのではないでしょうか。直近の国政選挙である参議院選挙では、与党が惨敗しました。現在の衆議院で与党が保持している三分の二の議席は、小泉政権での2005年の郵政解散選挙のときのものなのです。今選挙をやれば、自民党は過半数を維持できるか厳しい状況にあることは自民党の古賀氏も認めているところです。
このよう状況で三分の二の再議決を強行したのですから、福田首相はすぐに解散総選挙の日程を公示して民意を問う必要があるのではないでしょうか。
補給支援法、衆院での再議決で可決、成立
海上自衛隊のインド洋での給油・給水活動を再開するため、政府が今国会での成立を目指している補給支援特別措置法案が、11日午前の参院本会議で採決され、民主、共産、社民など野党各党の反対多数で否決された。これを受け、午後の衆院本会議で憲法59条に基づく再議決が行われ、与党による3分の2以上の賛成で同法は可決、成立した。参院の否決を受けた再議決は57年ぶり。政府は同法の成立を受け、2月中旬にもインド洋での補給活動を再開させる。(朝日新聞)
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