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党大会での麻生首相と小沢代表の発言を比較する [ニュース]

 東京新聞は、18日に同時に開かれた自民党と民主党の党大会を、麻生首相と小沢代表の訴えを中心に比較した記事を載せています。

 麻生首相の訴えは、「経済危機への対応策を示せるのは自民党しかあり得ない。私が先頭に立って全力を挙げて戦っていく」という自負と、「早期に大胆な政策を打ち出したと、自分なりに思っている」という自画自賛でありました。

 一方、小沢民主党代表は、いつものように淡々とした口調であいさつし、「国民は家族だ」と言い、「国民」や「国民生活」という言葉を何回も使いました。目標の一つに『国民の、国民による、国民のための政治』の実現を掲げました。そして、「政権は国民自身が選ぶもので、政府は国民自身がつくるものだ」と指摘して、国民の自覚を促したのです。

  大会の運営の仕方でも両党は違いが顕著でありました。自民党は。『照明が落とされた会場に、サーチライトで照らされ生演奏をバックに登場した首相。好んで使う「日本の底力」をテーマにした映像、音楽や照明を駆使し、例年通りの「元気の出る党大会」(細田博之幹事長)を“演出”できたかもしれない』というように派手な大会になったようです。

 民主党は、派手な演出は一切なく、運営費用を節約して質素な党大会となりました。

 麻生首相の訴えは、自負と自画自賛だけでありました。麻生首相は、「経済危機への対応策を示せるのは自民党しかあり得ない」と言いまして、「自民党しかあり得ない」を連発していますが、政党を評価するのは国民であるはずです。こういう言い回しは、国民の意志を尊重しようという謙虚さがないからでてくるセリフなのだと思います。

 小沢代表は、「国民は家族」と言って、「国民」や「国民生活」という言葉を繰り返し使ったようです。そして、『国民の、国民による、国民のための政治』の実現を目標に掲げて、国民の目線を意識しているように思われます。

 上杉鷹山公は、『為政者は、民の父母のような存在でなければならない』として、自分というものを一切捨てて政治に当たられました。麻生首相と小沢代表のどちらが為政者としてふさわしいかは、一目瞭然ではないでしょうか? 自己中心の麻生首相と国民の目線の小沢代表では相当の開きがあると言えるのだと思います。指導者としての資質の面では、戦う前に勝負ありということではないでしょうか?


党大会 麻生自民 景気対策を自画自賛 小沢民主 国民生活の再建約束(東京新聞)

 政治決戦の衆院選をにらみ、自民、民主両党が18日にそれぞれ開いた党大会は、好対照の趣向だった。麻生太郎首相(自民党総裁)と、小沢一郎民主党代表の訴えを中心に比較してみた。
 首相は演説の結びで「選挙に向けて、景気回復に向けて、不況克服に向けて、先頭に立って戦う覚悟を申し上げる」と力を込めた。各世論調査で内閣支持率は二割を切り、党内には“麻生離れ”が充満する。そんな不安を振り払うように、選挙の顔は自分だとの自負がのぞいた。

 十分の予定だった演説は二十分を超えた。首相が強調したのは「危機はチャンスになる」という楽観主義と、就任以来四カ月の実績だった。

 首相は事業規模で七十五兆円の経済対策や改正新テロ対策特別措置法の成立などを列挙しながら、「早期に大胆な政策を打ち出したと、自分なりに思っている」と自画自賛してみせた。

 しかし、首相が繰り出した政策が、国民から評価を得ていないのは世論調査からも明らか。党大会は新たなメッセージを打ち出す好機でもあったが、これもなかった。

 党内からは「残念ながら、明るい日本に向けた展望を示すまで至っていない」(中堅の閣僚経験者)、「政治が大きく変わるメッセージをもっと強く出してほしかった」(若手議員)との感想も漏れた。

 照明が落とされた会場に、サーチライトで照らされ生演奏をバックに登場した首相。好んで使う「日本の底力」をテーマにした映像、音楽や照明を駆使し、例年通りの「元気の出る党大会」(細田博之幹事長)を“演出”できたかもしれない。

 だが、「立党以来の危機」と叫ぶ苦境を打開する具体策は、党の運動方針からも見当たらない。
 「党利党略による国会戦術」といった民主党批判や、「立党以来、わが国の発展に寄与してきた」といった過去の実績アピールが目につくのは、首相の演説と同じだった。 (清水俊介)

 「自公政権が一日長く続けば、それだけ国民生活の被害は大きくなる。私たちの手で、この国の仕組みを根本的に変え、『新しい生活』、新しい日本をつくり始める時だ」

 いつものように淡々とした口調であいさつした小沢氏は、「国民は家族だ」との表現を使ったり、「国民」や「国民生活」を連呼した。

 本来ならば、衆院選に向けた決起集会になるはずだが、新人候補の出席は免除。政権交代の現実味が増して浮足立つ党内を抑えるかのように、派手な演出は一切なく、運営費用を節約して質素な党大会となった。

 小沢氏のあいさつに込められたのも、目の前に並ぶ国会議員らに奮起を促すというよりも、国民に直接向けられたメッセージが中心。その多くは国民への「約束」だ。

 小沢氏が目標の一つに掲げたのは「『国民の、国民による、国民のための政治』の実現」

 税金の無駄遣いを徹底的になくし、浮かせた財源を国民生活の立て直しに集中的に使うと主張した。
 国民に不評の定額給付金の代替策として、太陽光発電用のパネル普及をはじめとした「環境」と、小中学校や病院の耐震化など「安全・安心」の二分野での「ニューディール」政策を打ち出した。具体的な対案を示すことで、国民への説得力を増そうとしたからだ。

 その上で「民主党が政権を担っても、国民との約束を守らなかった場合、その次の総選挙で政権の座から降ろしてください」と言い切った。

 一方、小沢氏は国民への「注文」も忘れなかった。

 「政権は国民自身が選ぶもので、政府は国民自身がつくるものだ」と指摘。民主党中心の政権を実現するため、国民の「最終判断」に期待を寄せた。 (西川裕二)

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麻生政権で天下り規制後退の懸念 [ニュース]

 官僚の天下りを規制する、昨年末に施行された改正公務員法は、天下りの斡旋を官民人材交流センターに一元化し、渡りを含む省庁斡旋を禁止した。ただし、経過措置として、3年間は、首相の委任を受けた再就職等監視委員会の承認を条件に、各省庁の斡旋を認めることとしました。

 しかし、官民人材交流センター構想に反対する民主党が、監視委員会の同意人事を認めず、監視委が立ち上げられなくなった。政府は苦肉の策で、退職管理に関する政令で、監視委が発足するまでの間は、首相が権限の行使することとしたが、そのなかに、「専門的な知識や経験を持つ国家公務員に限って再就職斡旋を認める」という「渡り」容認の規定をもぐり込ませたのだ。

 東京新聞は、『首相は八日の衆院予算委員会で、渡りのあっせんについて「原則廃止の方向だ」と強調した。それが一転、九日の予算委では、企業などから「国際機関での勤務経験が極めて豊富」などの条件で引き合いがあった場合は、例外的に承認することも「あり得る」との認識を示した。

 野党は、例外規定の削除を要求。首相は公布したばかりの政令の改正に踏み切れず、逆に官僚の振り付け通り「必要不可欠の場合」の具体例を説明。かえって改革に後ろ向きな印象を与えてしまった』と報じています。

 霞ヶ関官僚の神輿に乗っている麻生首相は、公務員の天下り規制に熱心ではないようです。公務員改革に独自のポリシーがあれば、官僚の振り付け通りに答弁するなどということはなかったはずです。

 日本経済新聞は社説で、『「渡り」容認の規定は、霞が関がこの機に乗じて盛り込ませたものだ。自民党の公務員制度改革委は重要な政令を党にはからずに閣議決定した手続きも問題視している。「渡り」の規定の是非を政府内で真剣に検討した形跡がないのは深刻な事態である。首相の求心力が低下し、霞が関にあなどられているようにみえる。』と政府の対応を批判しています。

 麻生政権は、霞ヶ関官僚に依存した自民党旧来の政権であるということが露呈していると言えるのだと思います。麻生首相は、霞ヶ関擁護ありきであり、官僚の無駄遣いを改めることはできないでしょうし、やるつもりもないのだと思います。

 麻生政権は、言わばタライの穴をそのままにして、水を増やそう(消費税増)としているようなものですから、、国民の支持を得ることはとてもできないと思われますが、麻生首相は頑迷のようです。

 日本経済新聞の社説は、『次期衆院選で民主党は天下りの禁止を掲げる方針で、公務員制度改革は大きな争点になる。首相は2011年度からの消費税の増税を訴える考えだが、その前提として行財政改革の徹底は不可欠だ。公務員制度改革への強い決意を示す必要がある。』と結んでおります。

  日本経済新聞社説 「麻生首相は公務員改革を後退させるな」
  東京新聞 「首相一転腰砕け 公務員改革『渡り』例外容認」の記事


党大会:自民、民主が開催 衆院選にらみ対決姿勢鮮明に(毎日新聞

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自民党大会で万歳三唱の音頭をとる麻生太郎首相(中央)
=東京都内のホテルで2009年1月18日午前11時58分


 自民党と民主党は18日、東京都内のホテルで定期党大会をそれぞれ開き、次期衆院選をにらみ対決姿勢を鮮明にした。麻生太郎首相(党総裁)は「経済危機への対応策を示せるのは自民党しかあり得ない。私が先頭に立って全力を挙げて戦っていく」と強調。これに対し、小沢一郎代表は「経済危機の今こそ大転換を成し遂げる好機だ。国の総予算を組み替え、税金の無駄遣いをなくし、国民生活を立て直す」と政権交代に強い意欲を示した。

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「かんぽの宿譲渡問題」に鳩山総務相が異議 [ニュース]

 日本郵政が「かんぽの宿」70施設をオリックスグループに109億円で一括譲渡することに決定したことに対し、鳩山総務相が、納得できないとクレームをつけました。「なぜ今の時期なのか?」「なぜ一括なのか?」「なぜオリックスなのか?」3大疑問ということでした。

 かんぽの宿は、簡易生命保険加入者のための福利厚生目的に保養センターとしてつくられた(天下り先をつくる意味もあった)ようです。民営化に際して、日本郵政の直轄となって「かんぽの宿」という名称になったという経緯があります。

 「かんぽの郷白山尾口」のホームページを見るとなかなか立派な施設のようです。約2万坪の敷地にはロビー・レストラン・大浴場・和室・洋室の客室(43室)などのセンターハウスと別荘風建物のコテージ(10室)などが点在していますと説明書きにあり、そのほかさまざまな娯楽施設が整っているようです。これら70箇所の施設が1ケ所2億円にも満たない金額で売却されるというのでは、あまりにも安すぎるように思われます。

 かんぽの宿は、もともとは国有資産であったものですのに、民営化されたということで日本郵政の西川社長の決済だけで、国に相談もなく決めてしまうというのもおかしいと思います。鳩山総務相の言うとおりであります。西川社長はなぜそんなに売り急ぐのでしょうか?(構造改革派の衰退で、民営化が後退しない前に処分してしまおうしているのではないでしょうか?)

 オリックスグループの宮内義彦最高経営責任者(CEO)は、政府の規制改革・民間開放推進会議の議長として「公的宿泊施設の廃止、または民営化」を決めました。オリックスへの売却は、自分で「かんぽの宿」の払い下げを決めておいて、自ら払い下げを受ける側に回るという、自作自演であり、八百長といわねばなりません。鳩山氏が、『出来レースだ』『こんなときに安売りするのか』と怒るのももっともなのです。

 オリックスの宮内氏は、道路公団でも甘い汁を吸っているのではないかと疑いの目で見られていると思うのですが、それにもかかわらず、「かんぽの宿」の一括払い下げを受けるとは、外見に似合わず相当神経の太い、厚顔無恥なる人なのかもしれません。小泉構造改革で焼け太りした人たちのうちの一人であることは、今回の件で確実となったといえるのではないでしょうか?

 鳩山総務相の言われるように、『李下に冠を正さず』であり、宮内氏は直接タッチした事柄から身を引き、遠くから改革を見守るべであります。法的な問題ではなく倫理の問題があるのです。

 ともかく、週明けには日本郵政から事情聴取するということですから、これまでのいきさつを徹底的に調べて、国民が納得できるような決着が為されるようにしていただきたいと思います。


【かんぽの宿譲渡問題】鳩山総務相、来週にも日本郵政から「事情聴取」(産経新聞)

 衆院予算委員会で民主党の枝野幸男氏の質問を聞く鳩山邦夫総務相=9日午前10時14分、衆院第一委員室(撮影・酒巻俊介) 日本郵政が「かんぽの宿」70施設をオリックスグループに一括譲渡を決めた問題で、鳩山邦夫総務相は9日午前の記者会見で「来週初めにも日本郵政から譲渡のいきさつなど詳しく事情を聴きたい」との考えを示した。一方、民主党はオリックスグループの宮内義彦最高経営責任者(CEO)の参考人招致を求めた。

 鳩山氏は記者会見で、宮内氏が議長を務めた政府の規制改革・民間開放推進会議(現・規制改革会議)が、平成16年8月の中間報告で「公的宿泊施設の廃止、または民営化」を盛り込んでいた事実を指摘。「私は『李下に冠を正さず』と言っている。宮内氏は直接タッチした事柄から身を引き、遠くから改革を見守るべきだ。法的な問題ではなく倫理の問題だ」と述べた。

 「かんぽの宿」問題は、9日午前の衆院予算委員会でも取り上げられた。民主党の枝野幸男衆院議員は鳩山氏の主張に対し、「良識ある発言だ」と賛意を示した上で「オリックスが応札したこと自体が理解不能だ」と述べた。

 国民新党の亀井久興幹事長は「なぜ焦って売るのか」と質問。鳩山氏は「国民は『出来レースだ』『こんなときに安売りするのか』と怒る。日本郵政が目指す会社分割での譲渡には私の認可が必要なのに日本郵政からは一度も相談がない。おかしいものはおかしい」と憤りを露わにした。

 一方、参考人として委員会に出席した日本郵政の西川善文社長は「かんぽの宿は不採算部門で早く売却してしまいたい」と説明した。

 「かんぽの宿」は郵政民営化にあたり、24年9月までに民間譲渡または廃止が法律で決まった。これを受け、日本郵政は昨年4月に一括売却に向け、公募を行い、27社が応札。2度の入札の末、昨年12月にオリックスへの売却が決まった。売却額は109億円だったとされている。
(以上引用)

 かんぽの宿のホームページ
 かんぽの宿『ウィキペディア(Wikipedia)』
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麻生首相の「人間の矜持」はどうなるのでしょう? [ニュース]

 定額給付金について、政府与党は、「所得制限を設けるかどうかの判断を市町村に委ね、所得制限を設ける場合は年間所得千八百万円を下限とする」としていました。

 麻生首相は、自らを含む高額所得者の受給について「僕は受け取る気はありません」「多額の収入をもらっている方が『一万二千円ちょうだい』というのはさもしい。そこは人間の矜持(きょうじ)の問題」と自発的な辞退が望ましいと語ってきました。

 ところが、自民党の細田博之幹事長は6日昼の政府与党連絡会議で、総額2兆円の定額給付金について「給付金は景気対策なので、国会議員も辞退せずに、もらって使うべきだ。政府としても考え方をそろえてほしい」との発言をしたのです。

 河村建夫官房長官は六日午後の記者会見で、総額二兆円の定額給付金の所得制限問題に関し「内需拡大が景気に最大の効果があるというふうに経済情勢が大きく変わった。そういう視点を持たなくてはいけない」と従来の姿勢を転換し、内需拡大の観点から高額所得者にも受給を促す考えを表明しました。

 麻生太郎首相も6日夜、官邸で記者団に、自身が給付金を受け取る可能性について「まだ判断していない。(給付金支給の法案が通った)その時になって考えたい」と政府の姿勢転換にともない自身の対応を軌道修正した。

 麻生首相は、「生活給付金というイメージで最初スタートしたが、時代が大きく変わった。(今は)景気刺激に意義がある」。家計支援から景気刺激策の側面が強まったことを指摘し、「受け取り辞退」の前提が変わったことを示唆したというのです。
(以上東京新聞参照)


 定額給付金が不評で、弁明に苦慮している政府与党は、急遽名目を変えて、生活給付金ではなく景気刺激策ということにして、高額所得者の受給を奨励しはじめました。それには、政治家から範を示せと!

 ですが、日本の高額所得者は、一万二千円をもらったからといって、消費に励むような人たちでしょうか? 甘いように思いますけど! エコノミストの森永卓郎さんは、金持ちは寄付しないって言っていましたが、一万二千円は財布のなかに入ったままで、効果はないのではないでしょうか?

 地域振興圏で実証済のように、景気刺激策としては効果は微々たるものなのでしょう。どうしてもやるというなら、5倍の10兆円ぐらいの規模にするくらい膨らませないと効果は出ないのだと思います。

 それよりも、2009年問題(派遣労働者の失業問題)や、社会報償関係のセーフティネットの整備に振り向けるべきであるように思うのです。今年は、景気よりも何よりも雇用や生活のセーフティネットが重要になるのは目に見えているのではないでしょうか?

 麻生首相は、「僕は受け取る気はありません」「多額の収入をもらっている方が『一万二千円ちょうだい』というのはさもしい。そこは人間の矜持問題」とタンカを切りました。それなら、麻生太郎は死んでもいただきませんというくらいでないと『男太郎』とはいえないと思います。

 麻生首相は、「時代が大きく変わった」とも言われますが、半年も経たない間の出来事を時代が変わったとは、普通いわないでしょう。麻生首相の言葉遣いはどうもおかしいです。

 ともかく、三ヶ月で麻生太郎の矜持は崩れそうになってきました。麻生首相の矜持とはそんなものなのでしょう。発言がぶれるのも、むべなるかなであるように思います。

 東京新聞 「高額所得者にも給付金 政府転換、受給促す」の記事
 
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ハワイ邦人客減少と今年を終えるにあたって [ニュース]

ハワイ邦人客、減少の一途 “あこがれの島”取り戻せ(東京新聞)

 ハワイを訪れる日本人観光客の減少傾向に歯止めがかからず、地元観光業界が苦慮している。書き入れ時の冬休みシーズンを迎えたが、海外旅行先の多様化に加え、燃料高騰に続く景気悪化が重くのしかかっており、業界は“あこがれの島”復活に躍起だ。

 「数年前まで90%以上あった客室の平均占有率が信じられないほど落ちてしまった。マーケットが確実に縮んでいる」。ワイキキビーチが目の前にあるホノルルの「パシフィック・ビーチ・ホテル」(約830室)で、日本人を含めた宿泊客のセールスを担当する綿貫一宏さんは嘆く。

 ショッピングの名所として知られ、広大な敷地に約300店舗のブティックやギフトショップなどが並ぶ「アラモアナ・センター」に店を構える日系人経営者も「日本人客の落ち込みを肌で感じる」と語った。

 1997年に近年では最高の220万人を記録したが、昨年は129万人。日本人が6割を占める恒例のホノルル・マラソンは今年、日本からの参加者が前年比で約2600人減った。

 ハワイ州旅行局のデービッド・ウチヤマ氏は「日本の企業と手を組み、ハワイでの結婚式を売り込んだり、イベントを開催し『あこがれのハワイ』を取り戻したい」と話している。(ホノルル共同)
(以上引用終わり)


 『あこがれのハワイ』であった頃は、日本がまだ豊かさを求めて経済成長していた時代であったのでしょう。サブプライム危機は、ハワイも例外ではなく、深刻な影響が出ているようです。

 年末の海外旅行の落ち込みはさほどでないとニュースで報じていましたが、そんなことはないでしょう。相当余裕のある人たちでないと、年末年始に海外旅行に出かけないように思うのですが、そう思うのは、貧乏人だけなのでしょうか?

 ハワイが輝きを取り戻すのは、なかなか困難なように思われますが、観光客が増えるような、平穏な世の中になって欲しいものだと思わずにはいられません。

  ◇  ◇

今年を終えるにあたって

 今年も、特段の進歩もなく、平凡な日々を過ごすうちに終わってしまったという気がしています。

 私も年を重ねるしたがい、人生の目標を喪失してゆき、つまらなさばかりが先立ちがちですが、平凡でも一年間生きてこれたというだけで、尊いことと思わねばいけないような気がしております。

 今、『平凡な日々の暮らしのなかにこそ、真実がある』ということに思いをめぐらせています。人生は、平凡な日々の積み重ねそのものであり、そのなかに人生の意義を見出していくものではないか。そう、開き直り気味に考えることにしています。

 「少欲知足」という言葉がありますが、不足をいうのではなく、足りてることに思いを馳せていこうと思います。人は、心の持ち方次第で、不幸にも幸せにもなれるのではないでしょうか? そうであれば、今の瞬間を幸せの心で満たそうと。

 平凡な日々を、これからも積み重ねていくことにしたいと思います。

 拙ブログを読んでくださった方、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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飯島愛さんが往ってしまった [ニュース]

 元タレントの飯島愛さんが急死されました。36歳という若さであり、彼女のこれまでの人生を重ね合わせますと、何ともいえない感情が湧いてくるのを禁じ得ません。

 わたしは、テレビタレントとしての飯島愛さんしか知りませんが、彼女の何もかもさらけ出してしまう、悪くいえば無防備なというのでしょうが、性格に強く引きつけられました。

 彼女の「これまでの人生での思い出の地」を、男性タレントと一緒に車に乗って、訪ねて回るテレビ番組がありました。ハシャメシャなすごい人生を送っていたことが伺い知れて、印象に残っています。

 彼女は、結局、横山やすしさんのような破滅型の人であったように思います。人が好くて、、生きるのに不器用で、最後は刹那的になってしまうといったら言い過ぎでしょうか? 

 飯島愛さんは、目標が持てないことと体調を理由に芸能界を引退されました。若さを使い切ってしまったのでしょうか? よほどからだの調子がおかしかったのでしょうね。そして、いつまでも刹那的に生きていては限界があることを、頭の良い彼女は分かっていたのでしょう。

 以前、マネージャーに1億円持ち逃げされたことをブログで告白していたように思います。これが彼女にはダメージになったのでしょう。本当についていませんでした。それからはいいことがなかったように思います。

 都会の真ん中の、21階建てのマンションの最上階で、ひとりでひっそりと旅立たれました。非常に現代的な世相を反映しているようにも思います。彼女らしい最後といえるのかも知れません。

 飯島愛さんのご冥福を心からお祈りします。


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「核報復を米に要請していた」「トヨタ初の赤字」「なんで自分がホームレスに」 [ニュース]

 東京新聞、「核報復を米に要請 65年当時、佐藤首相」の記事によると、『佐藤栄作首相が一九六五年一月、首相として初訪米した際のマクナマラ国防長官との会談で、中国と戦争になった場合には「米国が直ちに核による報復を行うことを期待している」と、先制使用も含めた核による即時報復を要請していたことが、二十二日付で外務省が公開した外交文書で明らかになった。

 さらに首相は「洋上のもの(核)ならば直ちに発動できるのではないか」と、核の持ち込み黙認とも受け取れる発言もしていた。首相が前日のジョンソン大統領との首脳会談で「核の傘」の保証を求めていたことはすでに明らかになっているが、先制核使用まで念頭に置いていたことが新たに分かった』 と伝えています。

 日本は、太平洋戦争で、広島、長崎と二度の原爆投下を体験いたしました。核兵器の恐ろしさは身に沁みているはずです。二度と核爆弾が投下されることのない世界平和の実現が、日本国民共通の願いであったのではないでしょうか。

 いかなる状況下にあっても、核使用は正当化されるものではないという見解もあります。あの広島、長崎の原爆投下は必要なかった可能性も指摘されいます。もしそうであるならば、日本は、アメリカに謝罪を求める立場にもなります。

 それにもかかわらず、佐藤栄作首相は、「核の傘」の保証を求めただけでなく、中国と米国が戦争になった場合には、「米国が直ちに核による報復を行うこと」を要請していたというのですから驚かされます。

 このことは、佐藤首相が、戦争における核使用を当然の行為として認めたということですから、米国による広島、長崎への原爆投下も容認したことにもなってしまいます。

 一方で、佐藤首相は、非核三原則などといって、核兵器反対のような態度をとっていました。国内の態度と、対米関係は、既に二重基準(ダブルスタンダード)になっていたことになります。これは、日本国民の心情を裏切る行為であります。

 自民党の歴代首相たちは、米国とどのような密約を交わして、どんな二重基準(ダブルスタンダード)を行使してきたのかを考えると、恐ろしくなってきてしまいます。

 東京新聞 「核報復を米に要請 65年当時、佐藤首相」の記事

  ◇  ◇


 トヨタ自動車が、今期1500億円の営業損失におちいるとがわかりました。つい最近、6000億円の営業利益に減額修正されたばかりであり、つるべ落としに環境が悪化しているということになります。底の見えない状況であり、例年発表される、来年度の生産計画も、計画が立たないということで延期になってしまいました。


  ◇  ◇

 今日も数社の派遣打ち切りのニュースが流れています。年末にかけてまだ増えるのでしょうか? 派遣切りは、「なんで自分がホームレスに」という感じで、普通に働いていた人を、有無を言わせず、突然ホームレスにしてしまう非人道的なものなのだと思います。とても他人事とは思えません。

「なんで自分がホームレスに」 派遣切り、急増の年末 (朝日新聞)

 最低気温が3度台まで下がった11月下旬の週末。買い物客でごった返す名古屋駅前で、大きな荷物を抱えた女性2人が立ちつくしていた。

 自動車部品工場を20日ほど前に解雇され、寮を追われた沖縄県出身の女性(46)と、寮で同室だった鹿児島県出身の友人(48)。

 電球100万個のイルミネーションが2人を照らす。女性は目の前にそびえる高層ビルを見上げている。トヨタ自動車の営業部隊が入る高さ247メートルの「ミッドランドスクエア」。07年春に全面開業した。その年、トヨタの生産台数は世界一に躍り出た。

 あの絶頂期からわずか1年半。世界的な経済危機で、トヨタは赤字の瀬戸際にまで追い込まれた。減産の波は下請け、孫請けへと広がる。市街の炊き出しの列には20~40代の働き盛りが目立ち始めた。

 女性も今夏まで数カ月間、トヨタの工場で請負社員として働いた。内装部品の組み付けは重労働だった。ある日、せきが止まらなくなった。肋骨(ろっこつ)にヒビが入っていたことがわかり、職場を変えた。

 「あのトヨタがこんなに景気が悪くなるなんて」

 風が強くなり、女性はしわが目立ち始めたコートの襟を立てた。「夜、屋根のないところでじっとしてるとね。なんで自分がこんな目にって考えちゃう。悔しいよね」

     ◇

 3年前の秋。女性は那覇市のバスターミナルにいた。人材派遣会社の面接会場だ。夫の暴力で離婚、小さな子どもが2人いた。沖縄では月10万円も稼げない。子どもを施設に預け、出稼ぎに行くと決めた。求人誌は、東海地方の製造現場の仕事で埋まっていた。簡単な面接で採用が決まり、そのまま人材会社から旅費を受け取って愛知に向かった。

 最初の職場はペットボトル工場。1日10時間以上、休日返上で働き、給料は月30万円近くになった。子どもには月3万円、季節の変わり目には洋服を送った。

 3カ月~1年の契約期間ごとに電機や自動車の部品工場を転々とした。会社の都合で解雇されても、別の寮付きの仕事がすぐ見つかった。ただ、待遇は徐々に悪化。トヨタの後、8月から請負で働いていた自動車部品工場では手取り月10万円だった。

 トヨタや三菱自動車の減産で、この3次下請けの工場も人が余ってきた。工場の会議室に呼ばれたのは10月20日過ぎ。「すみませんが、今月いっぱいでお願いします」。まだ契約期間は残っていたが、「この状況では仕事はない」。

 さっそく次の職場を探したが、寮付きの仕事はもう皆無だった。数日後、追い打ちをかける通告があった。「別の人が入るので、31日午後4時までに寮を出ていって」

 元夫が訪ねてくるかもしれないので実家には帰れない。所持金は8万円。駅前のベンチで夜を明かそうとしたが、南国育ちの身に寒さがこたえた。一晩1680円のマンガ喫茶に飛び込んだ。

 お金が尽きると、ゲームセンターで閉店まで寒さをしのぎ、その後は広い多目的トイレに毛布を敷いて夜明けを待った。

     ◇

 ボランティアの助けで区役所に相談に行き、2人は12月から名古屋市の施設に入ることになった。「やっとお風呂に入れる」。友人は笑みをこぼした。だが、女性は仕事が見つからなければ子どもの健康保険料も払えない。不安げな表情は変わらない。

 輸出増に沸き、人材会社を通じて全国から働き手を吸い寄せた愛知県。雇用者数はこの5年間で20万人以上膨らんだ。それが今、猛烈な勢いで縮んでいる。

 派遣切り、即ホームレス。非正規労働者の解雇は、年末にかけてピークを迎える。(江渕崇、兼田徳幸)

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イラク空自の活動実態、米軍のタクシーだった [ニュース]

 イラクにおける航空自衛隊のこれまでの活動実態を東京新聞が伝えています。今まで活動の詳細について伝えられることが少なかったように思いますので、貴重な記事であるように思います。

 東京新聞、「イラク空自が米軍要請で定期便」の記事によると、陸上自衛隊がイラクから撤収した2006年7月末以降、空自はクウェートを起点に週4、5回、「アリ便」「バグダッド便」「バグダッド経由アルビル便」の3ルートで定期的な運航を実施した。

 そして、新たに、首都バグダッドと南部アリ(旧タリル)とを結ぶC130輸送機の「定期便」を新たにつくり、今年に入って週1回運航していたことが分かった。空自幹部は「バグダッドへの飛行を始めたころからも不定期でアリ-バグダッド間を運航したこともあったが、(07年からの)米軍増派で常態化した」と明かす。

 両地点ともイラク駐留米軍の拠点で、隊員は「多くの武装米兵を運んだ」と証言。空自機は米軍の指揮下で、兵員輸送の一角を担っていた実態があらためて浮き彫りになった。

 アルビル以外の便は「すべて多国籍軍向け」(自衛隊幹部)で、空自機は米軍から「タクシー」と呼ばれていた。隊員は「空自機は米軍のいいように使われ、コマにすぎなかった」と指摘している。

 空自は04年3月からイラクへの空輸を始めた。821回飛行し、延べ4万6500人と物資673トンを運んだ。輸送人員のうち国連職員は約2800人で、陸自隊員を差し引けば3万人を超える米兵を空輸したとみられる。
(以上東京新聞より)

 この東京新聞の記事を読むと、日本の自衛隊は、米軍の指揮下に組み込まれて、米軍の手足。コマとなって兵站の移送をさせられていたことがわかります。しかも、米軍からは、「タクシー」とまで呼ばれていたのです。「タクシー」とは屈辱的な言い回しです。自衛隊を見下していなくては出てこない言葉ではないでしょうか?

 この移送は、空自が米軍の戦闘行為に加担していたこと示していて、名古屋高裁が、憲法違反であるという判断を下しています。小泉元首相は、「自衛隊のいるところが非戦闘地域だ」などとうまいこといって、ブッシュ大統領と密談して、自衛隊を憲法違反の米軍の傭兵化することを暗黙に了解していたことを、この記事は明らかにしているように思います。

 小泉元首相は、imaginationですが、瓢箪(ひょうたん)から駒で、首相になってしまったのだと思います。何の準備もなかったことでしょう。それで、安直に、ブッシュ大統領の虎の威を借りたのです(魂を売り渡すことによって)。そうでなければ、自衛隊を憲法違反の米軍の傭兵化するなど考えられないことです。

 小泉元首相は、ブッシュ大統領の意向にそうために、憲法をねじ曲げ、自衛隊の傭兵化を進める一方、「自衛隊のいるところが非戦闘地域だ」などと詭弁を労して、憲法9条の枠内であるという見解(これでは、ダブルスタンダードです)をとったので、自衛隊の制服組はがんじがらめの状態になってしまったのです。田母神氏は、自衛隊の現状を打開するためにあのような発言をしたのではないでしょうか? もしそうであれば、憲法9条に対する見解は違っても、自衛隊の尊厳を取り戻そうとした心情は理解できるのです。

 このイラク空自の活動実態を明らかにした記事を読んで、小泉政治の売国的性格を改めて感じさせられたのでした。

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 東京新聞 「イラク空自が米軍要請で定期便」の記事

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麻生首相、また問題発言 [ニュース]

首相、何もしない人の分なぜ払う 医療費で発言(東京新聞)2008年11月27日

 麻生太郎首相が20日の経済財政諮問会議で、「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言していたことが26日に公開された議事要旨で分かった。

 首相は19日の全国知事会議で「医師は社会的常識がかなり欠落している人が多い」と発言し、陳謝したばかり。病気になるのは本人の不摂生のためとも受け止められる発言で、波紋が広がりそうだ。

 20日の諮問会議では、社会保障制度と税財政の抜本改革などを議論した。首相は同窓会に出席した経験を引き合いに出し「(学生時代は元気だったが)よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる」と指摘した。

 その上で「今になるとこちら(麻生首相)の方がはるかに医療費がかかってない。それは毎朝歩いたり何かしているからだ。私の方が税金は払っている」と述べ、努力して健康を維持している人が払っている税金が、努力しないで病気になった人の医療費に回っているとの見方を示した。

 さらに「努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、そういうインセンティブ(動機づけ)がないといけない」と話した。(共同)


 世の中は、富める者も、貧しき者もお互いが助け合って、共助の精神で成り立っているのではないでしょうか? 麻生首相の今回の問題発言は、この社会の根幹である共助の精神を揺り動かすものであり、今後に悪影響を与えるものになるように思われます。

 麻生首相の「たらたら飲んで、何もしない人の分の金を何で払うんだ」という発言は、強者、富有者の論理であり、小泉純一郎氏の「格差は悪いことではない」発言と、共通性を感じてしまいます。

 政治というものは、弱者にも配慮して、国民の生活を守ることが目的なはずです。麻生首相の発言は、首相の資質うんぬん以前の、政治家として失格しているのように思われます。 若いときから遊び人であたったらしい麻生太郎氏は、何をしようと政治家になったのでしょうか? よく分かりません。

 漫画を愛読する麻生首相は、新聞を読まないと公言されていますが、物事を深く考える習性が無いように感じます。発言が軽いのです。確たる政治理念といったものが無いので、それで発言がぐらぐら揺れてしまっているのではないでしょうか?

 それでいて、天上天下唯我独尊的になっていて、世の中は自分中心で廻っているのです。自分は正しいと思いこんでいるのですから、〇〇につける薬はないというたぐいの話になってしまいます。安倍晋三元首相もそうでしたが、自民党の右よりの保守政治家は、思想的深みに欠けているように感じます。

 いずれにしましても、今回の問題発言は、ひどすぎるように思います。


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麻生首相の誤読問題 [ニュース]

 麻生首相は、社民党の福島瑞穂党首に対する国会答弁で、「村山談話を踏襲する」と書いてある答弁メモを、「ふしゅう」と誤読したわけですが、その後も改めることなく、誤読を繰り返したようです。  

 麻生首相は、自民党総裁選に当選した際の挨拶で、「政権担当能力のある政党は、自民党しかない。民主党では断じてない。」と言い放った、傲岸不遜な人です。ですが、それにしても、誤りを認めないでそのままにしているというのは、白を黒と言っていることであり、誤りが正しくて、正しいことが誤りであるということになってしまいます。

 そういうことも麻生首相には、許されると言いたいのでしょうか? それでは、麻生首相は、社会の規範の上にある存在ということになってしまいます。麻生首相は、「天上天下唯我独尊」的人物ではないかと疑いたくなります。

 ここで思い起こすのが、「自衛隊のいるところが非戦闘地域だ」と言った小泉純一郎元首相であります。小泉元首相は、「公約違反など大したことじゃない」とも言いました。自分本位であるという点で、麻生首相と小泉元首相は、相関関係があるのではないでしょうか?

 どうも麻生首相も、国民の痛みなどわからない、国民の思いとはかけ離れた政治になってしまうような気がいたします。ともかく、誤読問題は、早急に誤りを認めて、社会の決まり事を首相自ら乱すようなことだけはやめてくださるよう要望したいと思います。



「村山談話をフシュウ?」、首相誤読 議事録は「踏襲」(朝日新聞)

 麻生首相が国会で、戦争責任に関する過去の政府談話を「ふしゅう」する、という答弁を重ねている。参院事務局は「受け継ぐ」という意味の「踏襲(とうしゅう)」のことだと判断して議事録に載せているが、誤読続きに「秘書官が首相に指摘するべきだ」との声も出ている。

 首相は7日の参院本会議で田母神(たもがみ)俊雄・前空幕長の懸賞論文問題に絡んで歴史認識を問われ、アジア諸国へのおわびと反省を表明した95年の村山首相談話を「ふしゅう」すると答弁。10月15日の参院予算委員会でも、慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた93年の河野官房長官談話を「ふしゅう」する、と答えた。

 参院事務局によると、首相は外相だった昨年も、河野談話を「ふしゅう」と答弁。外務省に問い合わせて「踏襲」の意味だと確認したことがあるため、10月15日の答弁は議事録に「踏襲」と載せた。7日の答弁も内閣総務官室に確認すると「踏襲」だと即答があり、10日配布の議事録速報版で「踏襲」と直した。(藤田直央)

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