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東武東上線に「JTライナー」6月運行 [小さなニュース]

 東武鉄道としては珍しく車両にお金をかけて、ロングシートとクロスシートをワンタッチで自動変換で切る車両「JTライナー」を、6月から東上線に投入することになりました。これで森林公園などの遠距離通勤者は、300円の着席整理券を購入すれば、クロスシートでくつろいで帰宅することがでるようになりそうです。

東武東上線の新型車両は2in1 夜は特別

 朝は通勤車両として窓に背を向けるロングシートが、夜になると進行方向を向いた快適なクロスシートに変身。東武東上線に今年6月に登場する新型車両は、このように座席を切り替えられる珍しい車両だ。(アサヒ・コム編集部) 〈写真特集〉はこちら

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東武東上線の最新車両50090型。青い帯が「特別な電車」
の印だ


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夕方から夜になるとクロスシートで運転

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座席が回転してクロスシートからロングシートに変身する
〈写真特集〉回転のシーンを連続写真で



 東武鉄道は、今年6月に東上線のダイヤを改定し、夕方の下り方向に、座席定員制の「TJライナー」の運転を始める。今回の車両は、このライナーのために作られた。

 「TJライナー」は、池袋を出た後、ふじみ野、川越、川越市など、限られた駅のみに停車して小川町、森林公園まで向かう。池袋から乗る場合は、300円の追加料金(着席整理券)が必要となる。東上線で、追加料金が必要な電車が走るのは、昭和20年代の一時期以来となるという。

 21日に、この新型車両「50090型」の報道陣向けの試乗会が開かれた。

 外見は、現在の通勤電車50000型を基本とした作りだが、前面と側面に青いラインが入る。内装は通勤電車とほぼ同じだが、クロスシートでもつかめるよう、つり革が中央に寄っているほか、「快適性向上のため」(広報)、中づり広告のスペースをなくしたという。

 クロスシートからロングシートへは、運転席のタッチパネルを操作すると、自動的に一斉に切り替わる。試乗会でのデモでは、十数秒で切り替わった。

 基本的には、朝と日中はロングシートになり、夕方に森林公園駅近くの車庫で、クロスシートに切り替える。TJライナーのほか、折り返しの一般の電車でも、クロスシートのままで運転される。

 ロングシートにすると、通常の通勤電車とほとんど変わらない。通常はドアとドアの間は7人がけだが、50090型だと6人がけになるのが違う程度だ。

 車端の座席は回転せず、ロングシートのままだが、一席ごとにひじかけがある。従来、ドアの上についていたLEDの案内装置が、車端にもつく。これは、進行方向に向くことで車端に目がいくからだという。

 シートを切り替えられる車両は、近畿日本鉄道が以前導入したことがある。関東では、これが初めてとなる。 (朝日新聞)

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