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大田経財相「もはや日本は経済一流ではない」 [ニュース]

 大田経済財政相は国会の演説で、「もはや日本は経済一流ではない」と述べたそうです。国会で述べるということは国民に対して言っていることになるわけですが、心ある国民は、そんなこと先刻承知していることだと思うのです。あえて国会で言う必要があるのでしょうか? 太田大臣の発言の意図が、、「もう一度、世界に向けて挑戦していく気概を取り戻す」ためだというのでは精神論の話になってしまいます。経済財政担当大臣は経済の責任者であって、評論家ではないのですから、国会では具体的政策を発表する責務があるはずです。

 日本がもはや経済で一流でないなら、まず第一に経済を預かるものとしての責任を感じなければなりません。そして、政府内で原因を究明して、具体策を練ってから、国会で政策として発表するというのがあるべき姿ではないでしょうか。太田さんは、今回の発言で責任感が欠如していることを露呈してしまいましたね。所詮日本の経済大臣は、評論家気取りでも務まってしまうということなのでしょう。それにしても、日本には、五年先、十年先の経済政策が存在しないということが明らかになってしまいました。このことは、自民党政権がいかにアメリカ追随政策であったかを証明しているようにも思えます。

大田経財相「もはや経済一流ではない」 国会演説で指摘


衆院本会議で、施政方針演説をする大田
経済財政相
 

大田経済財政相は18日の通常国会の経済演説で、「もはや日本は『経済は一流』と呼ばれるような状況ではなくなってしまった」と述べ、日本の経済力の国際的な地位低下を指摘した。その上で、「もう一度、世界に向けて挑戦していく気概を取り戻す」と、成長力の強化に力を入れる考えを強調した。

 大田経財相が根拠としたのは、06年の1人当たりの名目国内総生産(GDP)が、経済協力開発機構(OECD)加盟国(30カ国)中18位に低下したことだ。比較可能な80年以降で最低の水準だ。

 演説では、日本がバブル崩壊後、不良債権など負の遺産の解消に追われている間に、中国やインドなど新興国が急成長したことも指摘。「我が国は、世界経済のダイナミックな変化に取り残され、今後も成長を続けていく枠組みはいまだに出来上がってない」と訴えた。

 大田経財相は演説後の会見で、「日本の10年後を考えると、しっかりと成長力をつけるための改革をしていかなければならない時期にきている。危機感からスタートしたい」と述べた。 (毎日新聞) 


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