党首討論に一言 [ニュース]
福田首相と小沢代表の党首討論が行われましたが、福田首相は、終始低姿勢で討論になりませんでした。ボクシングでいえば、福田首相は戦闘意欲なしのクリンチばかりで、小沢代表もジャブをお義理で出しているだけという感じでしょうか?
福田首相は、自民党の党是である憲法改正を言いませんし、政治信条というものがあるのでしょうか? 日本の危機的状況を大改革して克服していこうという意志が見えません。腹黒い福田首相は、この自民党の危機を乗り切るために、自民党色をできるだけ消してしまおうとしているように見えます。民主党との差をなくしてしまうのですね。福田政権は、動物が危機を逃れるためにする擬態の状態なのです。
かつて自民党が野党だったとき、森元首相らは社会党の村山さんを低姿勢で口説き落としました。自民党幹部らは、自民党の議員総会で村山元首相に「みなさんの真心が通じました」と言わせたのでした。
いま自民党は権力を維持するためだけの目的で、小沢民主党代表に以前と同じように低姿勢で抱きつき作戦を遂行中です。小沢代表は、同じ釜の飯を食った仲間ですからうまくいくかも知れません。でもこれって、すべて政治家の私利私欲だけの動機で行動しているのではないでしょうか? 日本が危機に直面しても、我が国の政治家は私利私欲から抜けられないとしたら、アメリカにたやすく食い尽くされてしまうことになるでしょう。
党首討論 年金・海外派遣 初対決
福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表による初の党首討論が9日、国会で開かれた。論戦は衆院選をにらみ、宙に浮いた年金問題への取り組みと自衛隊の海外派遣の2テーマにしぼられたが、白熱したやりとりには至らなかった。首相、小沢氏とも自民、民主両党の大連立を協議した昨年の党首会談の話題には一切触れなかった。(産経新聞)
党首討論動画
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1575.html