防衛省、組織防衛に走り、ウソの連鎖の泥沼にはまる [ニュース]
「あたご」からは、事故当日9時10分に航海長を載せたヘリが飛びたち、また、清徳丸を救助しようとした際に負傷した乗組員を病院に搬送するヘリがもう一機の合わせて二機飛び立ったのです。防衛省は、このときに「海保の承諾を得ていた」と言っていました。しかし、海保側が26日、「連絡は事後だった」と反論すると、石破防衛相は27日午前の衆院予算委員会で、無断だったことをあっさりと明らかにするのです。防衛省で再度調査したところ、海自横須賀地方総監部の防衛部第4幕僚室長が横須賀海上保安部に「けが人を病院に運ぶ。部隊に報告するため、幹部1人も運ぶ」と連絡したとの説明があったが、海保の担当者が誰だったかは分からず、記憶はあいまいだという話であることが分かったのです。増田次官は「相手(海保)が受けていないと言っており、(防衛省の説明が虚偽だった)可能性はある。もう少し確認して述べるべきだった」として、事実上「虚偽説明」を認めるはめになりました。
航海長の搬送については、実際には別々のヘリで行われていたにもかかわらず、海幕は当初、省内の幹部に対し「東京の医療施設に運ぶけが人の付き添いで航海長が同乗した」と一機で行ったと説明していて、この内容が報道されていました。増田次官は27日の会見で、事故当日の19日午前、横須賀地方総監部から横須賀海上保安部に対し「救助活動で救命艇を下ろす際に負傷した乗組員1人と、部隊連絡のための幹部1人をヘリで搬送する」という連絡を行い、けが人は横須賀市へ、幹部は海幕へ、別のヘリで運んだと説明しました。 ところが、海保では、この連絡自体の確認ができず、19日午後、幹部1人(航海長)を搬送したとする事後説明については、海上保安庁が連絡を受けたことを認めましたが、けが人の報告があったことは否定しているのです。増田次官のけが人の報告もしたというのは虚偽の疑いがあるわけです。 防衛省幹部の一人は「航海長を船から離れさせたことが露呈した当初、海幕は『航海長はけが人の付き添いだった』と正当化しようとした。実際には、けが人と航海長が別々のヘリだったため、報道された『同乗』という説明と矛盾が生じ、会見で増田次官が、けが人を運ぶ連絡もしたと主張せざるをえなかったのではないか」との見方を示しているとあります。つじつま合わせのためだったのでしょうか?
午前中に海幕で事情聴取をした後、正午ごろ大臣室で二度目の聴取が行われましたが、その事情聴取には石破氏が直接乗り出していたのに、当初その事実は伏せられました。防衛相には聴取した内容を、なぜか後で報告したことにしていたのです。 また、増田氏は27日の会見では大臣室での再聴取内容について「正式な議事録は取っていない。どんな内容だったか覚えていない」と平然と述べていましたが、28日の会見では「事務方が記録を取っていた。メモを作成して(19日)夕方には海上保安庁にファクスで送った。(私も)目を通した」と証言を翻しています。まるっきりの嘘を言っていたことになります。
まあ、防衛省の連中が可哀想になるくらいのウソの連鎖であるわけですが。幹部朝日の社説では、『迷走する防衛省の説明を聞いていると、この役所が周到に組織的に情報を隠そうとしているのかどうかは、疑わしい。もっと悪いことに、だれも全体像を把握できず、バラバラに対応しているだけなのではないかと思えてくる。
海上自衛隊の隠蔽(いんぺい)体質への不信感、組織を把握しきれないまま突出する防衛相、そういう防衛相を支えきれない幹部のもろさ――。さまざまな要因が重なり、防衛省はいま混乱の極みにある。』とまで書かれてしまいした。
防衛省は、海幕、内局、防衛大臣がバラバラで、組織的な情報隠しもできないような組織なっているのではないかということですね。ブラックジョークでしょうが、危機管理がまったくできていないということなのです。これでは文民統制が取れているのかも怪しくなってしまいます。
二十六日の衆院安全保障委員会で、辻元清美氏に「(防衛省として)統一した意見を言っているのか」と問われた石破防衛相は「話にならないことが多いんです。話にならない」と、防衛省への不満を漏らしたと新聞記事にありました。
話にならないのは、石破防衛大臣自身も同罪だと思います。大臣が大号令をかけて、一糸乱れぬ統率をするのが大臣の務めではないでしょうか。このように混乱しているのは、防衛大臣の責任でもあります。福田首相は、他人事で頼りにならないのでしょうから、石破大臣に事後処理を頑張っていただくしかありません。その後で、きっちりとけじめをつけていただきたいと思います。
イージス艦事故:次官説明、虚偽の疑い強まる(毎日新聞)
参院外交防衛委での質疑を終えた石破茂防衛相=国会内
で2008年2月28日午後4時9分
海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳(せいとく)丸」の衝突事故で、石破茂防衛相らが海保に無断で航海長の聴取をしていた問題で、防衛省の増田好平事務次官は27日の会見で「(事前に了解を得ていたという説明が虚偽だった)可能性は全く排除できるということではない」と述べた。これまでの説明が虚偽だった疑いが強まった。
奪われた命 大切さ感じて/島根でオブジェ展示 [小さなニュース]
事故や事件で突然命を奪われてしまった人たちの遺品や人型のオブジェを眺めさせていただくと、写真で見てのことないのですが、深い悲しみとともに、生きていることの大切さを痛感させられます。いい加減に生きている自分が申し訳なくて。 もっともっと一日一日を大事にして生きていかねばと、深く深く反省させられたのでした。
奪われた命 大切さ感じて/島根県斐川町で展示 (朝日新聞)
亡くなった江角真理子さんの写真(中央のオブジェ)を見つめる母由利子さん
亡くなった石川秀治さんの遺品=いずれも斐川町
直江町の町立図書館で
◆飲酒事故遺族らオブジェ/9月のメッセージ展に先立ち~来月2月まで斐川で展示
事故や事件で命を奪われた人の遺品を、人型のオブジェとともに展示する「生命(いのち)のメッセージ展」が9月、山陰地方では初めて出雲市で開かれる。斐川町立図書館(同町直江町)ではこれに先だって、県内の遺族らが4人のオブジェを来月2日まで展示。亡くした家族の古里での開催を目指す遺族に、思いを聴いた。
町立図書館の中央にある読書コーナー。人の形をした約160センチのオブジェが3体並ぶ。そのうちの1体には、亡くなる2カ月前の99年秋、旅行先のロンドンでほほえむ江角真理子さん(当時20)=斐川町出身=の写真が張られていた。オブジェの足元には愛用していた黒いサンダル、頭に黒い帽子。「2000年を迎えることなく、夢もかなえることができず、救急車の中で家族の誰にもみとられず、亡くなりました」という遺族の言葉が添えられていた。
真理子さんは鳥取大在学中の99年12月26日、大学の友人3人と一緒に車で岡山に出かけた。その帰り、鳥取県内で、対向車線を越えて突っ込んできた飲酒運転の車と衝突。ともに21歳の友人2人とともに亡くなった。
母親の由利子さん(59)ら遺族は2週間後、鳥取県警智頭署で遺品を受け取った。治療のために切り刻まれ、血のついた衣服、事故直前の写真が収められたカメラ、事故の前日までびっしりと書き込まれていた日記……。由利子さんは、真理子さんの名残を記憶にとどめようと、日記を読み続けた。
世界卓球選手権、福原愛涙の大接戦逆転勝利! [スポーツ]
団体戦はおもしろいですね。選手と応援の人たちが一体となって戦っているのです。人間の気の受け渡しがあるようです。愛ちゃんも、弱気になるときがありますが、応援のエネルギーをもらいながら頑張る。その一体感がすばらしいです。決勝トーナメントでも、頑張ってほしいですね。がんばれ愛ちゃん!
愛ちゃん最終戦でリベンジ果たし日本を決勝Tへ導く 世界選手権(SANSPO)
1次リーグ、最終戦で韓国を破り笑顔でガッツポーズする福原(中央)と喜ぶ日本チーム=広州
卓球の世界選手権団体戦第3日は26日、広州(中国)で行われ、女子1次リーグD組で前回3位の日本は3-2で韓国を破り4戦全勝とした。D組では日本のほか、3勝1敗の韓国とフランスが決勝トーナメント進出を決めた。
3戦先勝のシングルス5試合制で行われ、福原愛(ANA)平野早矢香(ミキハウス)福岡春菜(中国電力)が出場した日本は1番手の福原がストレート負けするなど1-2とリードされた。だが平野が2勝目を挙げ、最終戦を福原が大接戦の末に制して逆転勝ちした。日本は27日の1次リーグ最終戦でフランスと戦う。(共同)
2008 世界卓球 女子 団体戦 対韓国 日本バンザイ 愛ちゃん最高~
国民の民意を軽んじる福田首相、支持率3割を切る [ニュース]
福田首相は、同行記者団に、海上自衛隊のイージス艦の衝突事故について「防衛省の体質にかかわる問題なら、防衛省のあり方を根本的に変えなければいけない」と指摘。そのうえで、「(石破氏を)うっかり代えてしまうと、(改革は)できなくなる。新しい大臣が一から勉強して、どうしましょうかみたいな話で本当にいいのか。そんな無駄なことはすべきでない」と述べて、石破防衛相は辞める必要はないとの考えを明確にしたそうです。福田首相は、防衛省の体質にかかわる問題だといっていますが、本当に中身を理解していっているのか疑問です。
今回の衝突は、イージス艦「あたご」の乗組員が、たまたまたるんでいたから起こってしまったのでしょうか? そんなことはないと思います。海上自衛隊の艦船は皆、漁船を蹴散らして走っていたのではないでしょうか。自動操縦でそこのけそこのけお馬が通ると。現状の自衛隊は、国民の命を守るという精神をなくしてしまって、おごりが蔓延していたために起こった事故なのではないでしょうか?
そうであるならば、防衛省のトップが国民に謝罪して責任をとって辞めることで、防衛省の体質を変える第一歩としなければならないはずです。トップが無責任な態度をとっていて防衛省の体質が変わるはずがないからです。石破氏は、遺族を訪問した時に、「やめないで問題の処理に当たってほしい」といわれたことを辞任しない理由にあげていましたが、こんなことを辞任回避の理由にするとは信じられません。防衛大臣は国の安全に全責任を負うことが責務であるはずですから、そういう大所高所から判断すべきだと思います。これだけでも、防衛大臣に不適格といえるのではないでしょうか?
福田首相は、まだ大連立に意欲的なようです。大連立の意義については「外国が日本と何かやろうとして、国会が難しいのでなかなか決まらないとなって、日本を信頼してくれるかどうか。これをどうやって突破するか。まさに国益にかかわることだ」と強調しました。
今の国会が難しくてなかなか決まらないのは何が原因なのでしょうか? 自公政権は、先の参議院議員選挙で国民から不信任されたはずです。国民は、民主党に第一党の座を与えたのです。直近の民意は、民主党を中心とした野党にあるはずです。福田首相は、この現実を受け入れられないのではないでしょうか? 福田首相は、レベルの低い国民の民意に面と向きあうことなど馬鹿らしくてできないのでしょう。国民の民意である民主党の政策を受け入れないで、不信任された自公政権の政策を一生懸命実行しようとしているのでから、国会が難しくてなかなか決まらないのは当たり前の話ということです。
福田首相は、自分で原因をつくっておいて、その結果を国益にかかわる問題だといって民主党始めとする野党に巧妙に罪をなすりつけているわけです。また、福田首相のいう国益は、国民の民意とは違うものであることは明らかであると思います。福田首相の国益とは、支配層の利益を代弁するものなのでしょう。
福田首相は、国民の民意と真剣に向き合うつもりなどないのです。だから、出てくる言葉が他人事のようになってしまうのだと思います。国民、国民と何回連呼しようが人の心に響く言葉にならないわけです。福田首相の低姿勢な態度をとって、国民の声を聞くようなふりをしていますが、衆議院選挙で民意を問うことを避けて先延ばししていことでもわかるとおり、腰をかがめて嵐が過ぎ去るのを待っているのだと思います。ですが、日本の現状は、こんな無策のままでよいはずがありません。
内閣支持率初めて3割切る フジテレビ世論調査
フジテレビ「報道2001」の世論調査(21日調査)で、福田内閣の支持率は27・8%(前回比5・2ポイント減)となり、昨年9月の内閣発足以来、初めて3割台を下回った。
イージス艦の衝突事故と、その後の防衛省の対応の不備や、福田康夫首相が改革に消極的だとみられていることが影響しているようだ。
政党支持率は自民党は前回比1・6ポイント減の20・6%。これに対し、民主党は同5・4ポイント増の30・0%で、10ポイント近く差が開いた。(産経新聞)
福田首相 防衛相は辞任の必要なし、大連立は相手次第(朝日新聞)
福田首相は24日、同行記者団に対し、海上自衛隊のイージス艦と漁船の衝突事故を受け、野党が辞任を求めている石破防衛相について「防衛省の問題点をよく知っている人が、全責任を負って改革の先頭に立つことが必要だ」と述べ、辞める必要はないとの考えを明確にした。内政の安定が外交上も重要だとの観点から、民主党との大連立にはなお意欲的で、「相手次第」と語った。
共産党、志位委員長の労働派遣に関する国会質疑で見えたもの [社会問題]
共産党の志位委員長が、2月8日の国会予算委員会で“労働派遣法を労働保護法へ”と題して、労働派遣の問題を集中的に50分以上質問をしました。この予算委員会の質疑は、ネットで評判になったようです。いわく、さすが労働者の味方だ共産党、二大政党は自民と共産でお願いします、すばらしぞ、感動しましたなどなど、you tube動画には高く評価するコメントが寄せられています。
私も、遅ればせながら、you tube動画を覗いてみたのですが、志位委員長の渾身の質問に引きつけられ最後まで見てしまいました。志位委員長は、ずいぶん派遣労働について調べ上げているようです。劣悪な環境にある派遣労働の実態を、具体例を示しながら明らかにしています。派遣労働者のことを心から考えて、派遣労働者の代弁者として、発言されていたように思います。
派遣労働者は、全国で321万人いて、その中でも雇用の不安定な登録型派遣は234万人にのぼります。その中でも、究極に不安定な日雇い派遣の不当性を追求しています。日雇い派遣は、拘束時間が長く、日給6000~7000円で、月平均18日の労働で、月13万円から15万円の低賃金であり、明日の保証もないわけです。労働環境は、劣悪で、その日限りであるから目いっぱい働かされる、体でも壊そうものならネットカフェ難民になってしまう、とにかく非人間的な制度であると力説されました。志位委員長は、日雇い派遣の禁止を提案しましたが、福田首相から日雇い派遣は好ましくないとの答弁を引き出しました。
労働派遣法は、偽装請負や、二重派遣など違法行為があっても企業側は、行政処分が科せらるだけで、一番恩恵をこうむっている派遣先企業は名前も公表されない。。一方労働者は、正社員になった者はゼロであり、解雇など一方的に犠牲になっている実態を明らかにしました。労働派遣法は、派遣先企業保護法になっているというのです。
志位委員長は、労働派遣法が作られるに当たっての原則を確認しています。法律では、人貸し業は禁止されています。常用雇用の正社員を派遣労働者に置き換えてはいけないのであります。派遣労働は、あくまで、一時的、臨時的であって常用雇用の代替にしてはならないのです。それを担保するために3年以上雇用する場合は正社員にするという条項が付け加えられたのであると。政府も、この原則は、変わっていないことを明言しました。
しかし、この原則がいかに踏みにじられているかを、キャノンと日立の内部告発の事例を取り上げ、明らかにしました。日立の事例では、五年も派遣で同じ仕事をしてきましたが、三年たったら、法律に違反するからと、班だけを変えて正規雇用にはしませんでした。給料も手取り10万円だというから驚きます。しかし、行政側はこれを認める対応をとってきたのです。
キャノンは、2006年の内部文書において、現在の派遣社員の割合は三分の一であるが、会社にとって有益であるから、もっとこの比率を上げるようにとの方針を掲げています。もう完全に正社員が派遣社員に置き換わっているわけです。大分や滋賀の工場では、派遣社員は半分にまでなっています。その結果、最高利益を毎年更新し、99年と比べると利益が7倍にもなっているのです。
一連の質疑を聞いていますと、志位委員長が、派遣保護法への改正が緊急の課題だと提言しても、福田首相に熱意は感じられませんでした。研究会を立ち上げると言い訳してましたが、今さら研究している余裕はないと思います。適当にお茶を濁しておこうという意図が透けて見えます。
労働派遣法は、政治家、官僚、財界が結託して、自分たちの利益だけを考えて、自分たちの都合のよいように作った法律であったのではないでしょうか。労働派遣法は、表面は行政側から一様説明のつくように化粧を施されていますが、裏から見れば、企業側にとっては、いくらでも都合のよいように解釈できる抜け穴だらけの法律になっているのです。、労働派遣法の正体は、労働者搾取法であったといえるのではないでしょうか。これまで大企業は、企業努力して、利潤を増やそうとしてきました。しかし、1999年の労働派遣法改正以降、手っ取り早いリストラと人件費抑制に走ってしまったのです。大企業は、社員に家庭を持たせ、子供を育てるという社会的責任を放棄してしまったのです。企業経営人の倫理観は、地に落ちてしまいました。
志位委員長は、ILOの調査報告書を示し、日本は、派遣労働によって短期的には競争力を強化できるであろうが、長期的には、人的資源を構築するのに支障が出ると警告しているといっています。日本経団連の現会長は、キャノングループの会長でもある御手洗富士夫氏であります。自分さえよければ、日本の将来など知ったことでないという人が財界のトップにいるのですから、日本に明るい未来が開けるわけありません。
志位委員長の派遣労働に関する国会質疑を聞いていまして、はっきりしてきたことがあります。日本は、与党政治家、高級官僚、大企業という政、官、財がトライアングルをつくって、表面上は、うまく国民の目をごまかしながら、裏ではお互いがうまい汁を吸いあって、国を支配しているのではないかということです。そうであれば、日本は格差が解消に向かうことはありえない、格差はむしろを拡大していくのではないでしょうか。自公政権は、強者を守り、あらゆる負担を、弱い者、我々庶民に押しつけようとするでしょうから。
今回の志位委員長の質疑は、弱者である派遣労働者の心からの叫びを代弁したものでありました。私は、共産党支持者ではありませんが、そこのところを素直に評価したいと思います。志位委員長の吐く正論に、心のこもらない答弁を続ける福田首相や桝添厚労相がやけに小さく見えてしまったのは、私だけでしょうか?
2/8 派遣法改正し"労働者保護法"に 志位委員長が質問/衆院予算委員会(全編)
SLばんえつ物語号の運行日程、決定 [小さなニュース]
SLばんえつ物語号は、10年目を向かえる、2008年の運行日程が決まりました。(詳しくはこちら(PDF形式)) 4月5日(土)~5月11日(日)の期間は、牽引機であるC57 180のデフレクタ(除煙板、先頭の両側に立っている)が門鉄デフに変更されます。
〈SLばんえつ物語号〉 2008年の運転日が決定
昨年に引き続き、門鉄デフの姿を見ることができることになった。写真は昨年の〈SL郡山会津路号〉。
今年で運行10年目を迎える〈SLばんえつ物語号〉の2008年の運転日が決定した。4月~11月の土・日・祝日を中心に計81日の運転が予定されている(12月は冬の臨時列車で別途運転予定)。このうち7月~10月の第4土曜日は会津若松→新潟の片道運転、同じく7月~10月の第4日曜日は新潟→会津若松の片道運転となっている。
また4月5日(土)~5月11日(日)の期間は、牽引機であるC57 180のデフレクタ(除煙板)が門鉄デフに変更され、ヘッドマークなしで運転される予定。(鉄道ホビダス)
詳しくはこちら(PDF形式)
JR東日本新潟支社ホームページ
JR東日本ホームページ
石破防衛相、千葉県勝浦市を訪問 [ニュース]
防衛省の事故当時の説明が変わってきています。2分前に初めて確認したといっていたのが、実際には12分前には確認できたと発表しました。これなら十分回避行動が取れたはずです。ところが、回避行動をとったのが1分前で、その間自動操縦のまま、漁船の船団に向かって漫然と突っ込んでしまったのです。なぜ回避行動が遅れたのか、その間何をしていたのか、早急な説明が求められます。
防衛相は、自分の不利になる情報を隠そうとしているように見えてしまいます。海上自衛隊の幹部が、行方不明の親子の親族に「報道陣に何も話さないで」と求めました。この発想はどこから来るのでしょうか? 防衛省が、組織防衛を第一にしているとしたら、文民統制の上からも極めて重大な問題であります。
石破大臣は、千葉県勝浦市の親族や漁業関係者を訪れましたが、「せがれと孫を帰して」と叫ぶ親族の気持ちを真剣に受け止めほしい。訪問が続投への地ならしということであってはならないと思います。国民の目線でどう指導力を発揮できるのか、石破大臣には重い責任が課せられています。出処進退を含め適切に処理していただきたいと思います。
「寒い寒いって2人が…」親族、防衛相に怒りぶつける
外記栄太郎・新勝浦市漁協組合長(右)を訪ねた石破防衛相
=21日午後3時51分、千葉県勝浦市で、
清徳丸の船員、吉清(きちせい)治夫さん(58)と長男哲大(てつひろ)さん(23)が行方不明になって3日目。2人の親族や地元の関係者は、千葉県勝浦市を訪れた石破防衛相に怒りや不信の思いをぶつけた。
同市の新勝浦市漁協川津支所前には、近くに住む人や大勢の報道陣が集まった。治夫さんのおばで支所の向かいに住む板橋よし子さん(78)ら親族は、厳しい表情を浮かべながら、落ち着かない様子だった。
到着を待つ板橋さんは「治夫たち2人は『寒いよ寒いよ』って涙をこぼしている。哲大は手塩にかけて育てた。泣き通しだよ」。支所訪問を終え、公用車に乗り込もうとする石破氏に直接、「せがれと孫を帰してもらいたいですよ。元気な子だったのに」と叫ぶように訴えた。
イージス艦衝突事件、吉清さん親子の救出を祈る [ニュース]
海上自衛隊のイージス艦「あたご」(基準排水量7750トン、全長165メートル)とマグロはえ縄漁船清徳丸(7トン、同12メートル)が、南房総沖約40キロの太平洋上で衝突してしまいました。清徳丸は真っ二つに折れ、乗組員のの吉清(きちせい)治夫(58)さんと長男の哲大(てつひろ23)さんは行方不明となっています。仲間の漁船などが全力で捜索していますが、依然として見つかっていません。
最新鋭のイージス艦がなぜ漁船と衝突してしまったのでしょうか? 「あたご」は、レーダーで確認していなかったのでしょうか。五人以上が海上を目視していたはずだといわれております。なぜ回避行動が取れなかったのか疑問はつきません。いずれにしましても、絶対におきてはいけない悲劇的な事件が起きてしまいました。吉清さん親子が一刻も早く救出されることを祈りたいと思います。
吉清治夫さんは、漁師歴30年のベテランです。自分の船が持てなくて、長い間他の人の船に乗って苦労を重ねながら、やっと自分の船を持てたようです。その吉清さんの船が、真っ二つになってしまった姿を見るとなんともやるせない気持ちになります。
また、長男の哲大さんは、「仲の良い親子で、息子さんは家族思いの優しい子。無事に戻ってきてほしい」と近所の人が語っているように、優しい性格の素直な息子さんであったようです。
路上生活者支援グループ「赤銀杏(ぎんなん)会」(荒川区)の石崎克雄会長(61)によると、「4年ほど前、グループの活動を知った哲大さんの知人から連絡があり、サバやイワシなどを詰めた30箱をトラックに積んで運んできてくれた。その後も年に2~4回、届けてくれた魚を、フライや煮魚にして路上生活者に配り、喜ばれていた。」のだそうです。哲大さんは思いやりあふれた人であったのではないでしょうか。石崎さんは、、「今どき珍しい、心優しい青年だった。何とか助かってほしい」と祈るように話していたと読売新聞は伝えています。。
なんともやるせない、悲劇的な事件が起きてしまったものです。もう大変厳しいでしょうが、吉清さん親子が無事に発見されることを祈りたいと思います。
イージス艦と漁船衝突 漁師の父子不明 南房総沖(朝日新聞)
19日午前4時7分ごろ、千葉県南房総市野島崎の南南西約40キロの太平洋で、海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」(艦長・舩渡(ふなと)健1等海佐、基準排水量7750トン、全長165メートル)が、千葉県勝浦市の新勝浦市漁協所属のマグロはえ縄漁船清徳丸(7トン、同12メートル)と衝突した。清徳丸の船体は二つに折れ、乗り込んでいた同市川津の漁師吉清(きちせい)治夫さん(58)と長男哲大(てつひろ)さん(23)が行方不明になった。第3管区海上保安本部(横浜市)は同日夜、業務上過失往来危険の疑いであたご艦内を家宅捜索した。
漁船清徳丸と衝突した海上自衛隊のイージス護衛艦
「あたご」の艦首部分。海面から上に傷状のものが見
える=千葉県・野島崎沖南南西約40キロで
清徳丸=第3管区海上保安本部提供
イージス護衛艦「あたご」と衝突し、二つに折れた漁船清徳丸
の船首部分=19日午前8時45分、千葉県・野島崎沖南南西
約40キロで
東国原知事と民主・菅氏、不毛な議論 [ニュース]
道路特定財源など道路問題をめぐり、民主党の菅直人代表代行と宮崎県の東国原英夫知事らが19日午前、東京都内のホテルで公開討論をしました。これは、菅直人氏のほうから申し入れたのだそうです。
菅直人氏は、国全体を考える立場にありますが、東国原氏は、知事として宮崎県の利害を優先して、国のことは二の次になりやすい立場であると思います。当然、利害が対立する場合があるわけで、それが今回の、道路特定財源の暫定税率廃止問題だと思います。これは、公開討論して溝が埋まるような性質の問題ではないように思います。菅直人氏は、何を意図して公開討論会を申し入れたのか理解に苦しみます。
東国原知事は、案の定「安定した財源確保」、「道路を作れ」の一点張りでありました。こういう問題は、地域エゴが出やすいのですね。予算のバラマキになろうがまず財源確保することが優先されます。自民党の道路族となんら変わらないということになってしまうのです。この程度の東国原知事に、国のことを考えろというほうが無理な話なわけで、何で菅氏がこれほど知事たちに気を使うのかわかりません。勝手に言わせておけばよいと思うのですが。
地方のエゴに付き合っていたら、今何が問題なのか、焦点がぼけてしまいます。まず第一に考えなければならないのは、国民の生活を守るということであり、第二に無駄を省かなければなりません。この観点から、国の方針を決定することがまず先決です。地方の問題は、その後に調整すればよい話ではないでしょうか。暫定税率廃止の問題点の検討、必要な道路と不必要の道路の線引きをどうするかなど、議論は進んでいるのでしょうか? 今後10年で、59兆円の道路を作る必要があるとは到底思えませんん。本当は、無駄を省くために、大なたをふるって改革をしていかなければならないはずだと思うのですが、危機意識がぜんぜん感じられなくなってしまったのはどうしたことでしょうか。
東国原知事は、無党派層の支持で当選した当時の腰の低い謙虚な姿勢どこかへいって、ずいぶん偉そうな感じの印象になりましたね。既得権益擁護の自民党応援団に変身してしまいました。そのうち、「俺は偉いんだ」とでもいい始めるのでしょうか?
東国原知事と民主・菅氏、道路めぐり公開討論
公開討論会に臨む(左から)民主党の菅直人代表代行、麻生
渡・福岡県知事、東国原英夫・宮崎県知事
道路特定財源など道路問題をめぐり、民主党の菅直人代表代行と宮崎県の東国原英夫知事らが19日午前、東京都内のホテルで公開討論に臨んだ。
菅氏の申し入れで実現した。両氏のほか、全国知事会長の麻生渡・福岡県知事、元北海道ニセコ町長の逢坂誠二・民主党衆院議員が参加した。
菅氏は「道路特定財源は国交省と道路族が力によって配分していて公平公正なルールがない。地方の道路の必要性は感じている。透明性を持って決めるルールを一緒になって考えたい」。東国原氏は「宮崎は高速道路の空白地帯。県外の企業に来て頂こうとしても『交通のインフラはどうですか』と言われる。交通基盤の整備を平等にやってほしい。地方間競争はそこからだ」と訴えた。
民主党が主張する道路特定財源の一般財源化について、菅氏が「地方分権化のために必要」と主張したが、東国原氏は「まず安定した財源の確保だ。暫定税率が廃止されると予算が組みづらくなる」と訴えた。
3セク鉄道が全線運賃5円 「タイガース・キャブ」一新 [小さなニュース]
福田首相は、忍法霧隠れの術でも使っているのでしょうか。あるゆる手段を使って逃げまくって、すっかり政治が見えにくくなってしまいました。政治を面白くなくして、国民の興味をそらそうとしているかにも見えます。このままでは、国民の政治離れを加速させる恐れがあるのではないでしょうか? 日本をどこへ導くのか、はやく羅針盤を示してもらいたいものです、福田首相の責任は重いといわざるを得ません。そういうことで、今日は小さな話題を二つ取りあげます。
山口県岩国市の錦川沿いを走る錦川清流線という第三セクターが運営する鉄道会社があります。このほど、新車両デビューを記念して、全線33キロのどこまで乗っても運賃5円のキャンペーンを2月23日に実施します。 この会社は、赤字続きなのですが、「清水(きよみず)の舞台から飛び降りる覚悟」で決断したそうです。そう話す社長さんは、名前も清水(しみず)さんだそうで、うまくできています。新しい『ご縁』がいっぱい生まれるといいですね。
どこまで乗っても運賃5円 3セク鉄道が新車両記念
左がひだまり号、右がこもれび号
山口県岩国市の錦川沿いを走る錦川清流線の新車両デビューを記念し、運営する第三セクターが23日、全線33キロのどこまで乗っても運賃5円のキャンペーンをする。
車両5台のうち2台を新調した。春になると沿線に咲く桜をイメージしたピンク色の「ひだまり号」など、外装はより鮮やかに変身した。
過疎化で赤字続きのなか、「清水(きよみず)の舞台から飛び降りる覚悟」と話すのはその名も清水(しみず)晃一社長。「でも、観光客のみなさんと新しい『ご縁』が生まれれば」(asahi.com)
阪神タイガースファンは熱いですね。タクシーにもユニフォームを着せていたとは。このほど、その「タイガース・キャブ」が一新され、甲子園周辺に新車7台配備されるそうです。阪神勝利の夜、「タイガース・キャブ」で帰れば、勝利の余韻はさらに増すことになるでしょう。
新タイガース・キャブ、勝利に酔う乗り心地
7台勢ぞろいのタイガース・キャブ=兵庫県西宮市で
兵庫県の阪神タクシー(同県西宮市鳴尾浜1丁目)の特別仕様タクシー「タイガース・キャブ」が一新され、14日から運行が始まった。新車7台の車体全体に白、黒、黄色の縦じま模様を新たにあしらった。阪神甲子園球場周辺に3台、尼崎、西宮、芦屋、神戸・御影に各1台ずつ配備する。